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平成6年度_予算等審査特別委員会(第3日目) 本文 1994-03-10
平成6年度_予算等審査特別委員会(第3日目) 名簿 1994-03-10

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  1. 八王子市議会 1994-03-10
    平成6年度_予算等審査特別委員会(第3日目) 本文 1994-03-10


    取得元: 八王子市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                    〔午前10時00分開議〕 ◎太田義一委員長 ただいまから予算等審査特別委員会を開会いたします。  この場合、御連絡いたします。  本日は東京都平和の日であります。過日の本委員会の理事会において黙祷を行うことが決定されております。午後1時のチャイムと同時に行う庁内一斉の黙祷に合わせ、本委員会においても黙祷を行います。したがって、午前中の質疑は、進行状況により時間を調整の上、終了しますので、午後1時の開会前にはこの席に着席していただきたいと思います。よろしく御協力お願いします。  それから、本日、欠席の連絡が金子委員から来ております。遅刻は桑原委員から来ております。以上です。  昨日に引き続きまして、総括質疑を続行いたします。  市民連合の質疑を行います。持ち時間は24分であります。  それでは、質疑応答をお願いします。  町田委員。 2 ◎町田貞之委員 それでは、おはようございます。今、委員長から本日は東京都平和の日ということで、さきの大戦等によりまして犠牲者になられました方に対しまして、心から哀悼の意を表します。私の父も、昭和20年6月20日、沖縄で戦争いたしておりまして、平和を望む気持ちは人一倍だというふうに思いますけれども、市長につきましてはそちらの大切な行事を欠席いたしまして、八王子の大変な市政のために残っていただいて、議会の方に参加していただきましたことに対しまして、心から敬意を表しさせていただきたいというふうに思います。  それでは、市財政につきまして順序を追って質問をさせていただきたいというふうに思います。  市財政につきましては、代表質疑あるいは昨日の予特の総括質疑におきまして、それぞれ各委員から質問等がございまして、いろいろと答弁がなされました。私も若干、重複しないように、そしてまた、視点を変えまして、ひとつ質問をさせていただきたいというふうに思うわけでございます。いろいろと経済の状況につきましては、この不況の中で、各市民あるいはいろいろな方々が大変な御苦労をなされているということは御承知のとおりでございますけれども、八王子市の運営に当たりましても、ぜひ、これからもなお一層の効率化を求めていただきたいというふうに要望しておるわけですが、まず1つは総額について質問をさせていただきたいというふうに思います。  平成元年の総額につきましては、御存じのとおり、1,151億円の決算を見たわけでございますけれども、その後、平成5年、そして、平成6年という部分を見ますと、1,653億円が平成5年、そして、今回の予算が1,702億円、こういうことで、平成元年からいたしますと、148%の伸びになっている。人口の伸びはどうかと申しますと、ここ10年で大体17%の伸び、こういう感じになっておるわけでございます。総額がこんなに伸びているのはどうかという指摘ではございませんで、私ども市会議員につきましては、市民の要望等、いろいろとお聞きして、それを市政に反映させる、こういう役目がございまして、市の理事者につきましても、21プランの達成に向けて、また、その21プランは市民の要望の集大成、このことで市民のそれぞれの要望をいかに達成していくか、こういうことで総額が膨らんでいるというふうに思っているわけでございますけれども、こういった伸びについて、まず、市の理事者の方ではどのように認識をしているのかについて、お聞かせを願いたいというふうに思います。 3 ◎後藤助役 確かに全体の人口の伸び等から考えますと、予算の伸び率が大変伸びているということはあろうかと思います。ただ、経済情勢の流れの中で行政需要を反映するということで、平成元年から平成2年に至る段階においてはそれぞれその実現については十分な歳入があったということで予算が大きく伸びたということもあります。ただ、これは人口が伸び、また、開発が進んでいる八王子の実態から考えましても、どうしても行政需要が非常に多い。そういう中でそれに対応していくということが我々にも課せられた課題でございまして、健全財政を保持していながら、市民の要望にこたえていくというのも予算の反映であるというふうにも考えております。ただ、そのままでいいのかということは常に我々も反省いたしておりまして、これからの財政運営につきましても、十分、その結果について反省し、また、新しい予算を組んでいきたい、そういうふうに考えております。 4 ◎町田貞之委員 今、助役から答弁がありましたけれども、ぜひそういった姿勢で今後ともお願いしたいというふうに思います。ただ、市税の収入の部分なんですけれども、比較いたしますと、平成元年には市税の総額として59%が総額の中の対象になっていました。これがだんだん減っておりまして、平成6年度の今回の予算を見させていただきますと、市税の割合が総額の中の50%まで落ち込んでいる。また、平成5年度に出ました実施計画を見ますと、1,925億円という大変大きな予算を計画がなされておりまして、その中では1,000億円を市税で賄おうとしているわけです。ただ、これは今、こういった情勢の中では、このままいったら45%まで市税の枠が下がってきてしまう、こういう予測も立つわけでございます。総額と市税の割合、これはどのくらいがいいかというのはなかなか難しいわけでございますけれども、他市やいろいろなところを見ますと、やはり55%程度、あるいは60%を超えているところもあるやに、調べたところではあるわけでございまして、大変市税が総額に占める割合が少ない、それが結果的に市債になっていく、こういう部分があるわけです。この市税への割合について大体どのくらいを最低めどにすべきだという一つのチェックポイント、こういったものがあるのかどうか、そこら辺のところをお聞かせ願いたいと思います。 5 ◎後藤助役 大変その辺の判断は難しいところでございますけれども、理想的に申し上げれば、自主財源である市税が70%あれば、その市の自主的な運営というのが大変うまくいくというふうに言われておりますけれども、私どものこういう状況の市にありましては、やはり50%を超える部分、そういう意味では、ことし49.9ということは、財政的に申し上げればぎりぎりのところである。ですから、健全なといいますか、自主財源を確保して自主的な事業をやれるということになりますと、50を超えたところでないと財政的には非常に苦しいということになろうかと思っております。 6 ◎町田貞之委員 先ほども市債の話をさせていただきましたけれども、市債につきましては平成6年度について市民1人当たり30万円を若干超えるかな。三多摩の平均を見ますと、大体15万円から20万円というのが実績でございまして、いろいろな面で八王子の財政は大変硬直化していく、こういうふうな危惧をしているわけでございますけれども、平成4年度の経常収支比率を見ましても、78%を超える、79%に近い。試算からすると、私は、平成6年度では80%を超えてしまうのではないかなという危惧をしているわけですけれども、そこら辺の見通しについてわかっていたらお聞かせ願いたいと思います。 7 ◎竹村財務部長 5年度の補正予算をいたしまして、最終的にも85.7%ぐらいを考えております。6年度の予算ベースでございますけれど、おおむね88%台ということで非常に高い状況が見込まれております。 8 ◎町田貞之委員 今お答えいただきましたけれども、いろいろと委員の皆さんは75%が一番理想だというふうな、また、低ければ低いほどいい、こういうことは御存じだというふうに思いますけれども、88%というと、大変硬直した時代を迎える、このように言ってしかるべきだというふうに思います。社会情勢等を踏まえて、理事者の、そしてまた、市職全員の方々がこの実情を踏まえて、6年度の予算運営につきましては、ぜひ、効率をなお一層追求した運営を心からお願いを申し上げまして、この項目については、これ以上、話は水かけ論になる部分がございますので、お願いして、終わりたいというふうに思います。  次に、八王子まつりの関係につきましてお話をさせていただきたいというふうに思います。八王子まつりがマンネリ化している。特に近代パレードがマンネリ化しておるわけでございますけれども、ここら辺の今の市の実情というか、どういうふうなとらえ方をしているかをまずお聞かせ願いたいと思います。
    9 ◎井田生活文化部付主幹 お祭り、マンネリ化という御意見もございます。ただ、これまで大変多くの方々によって形成されてまいりましたお祭りでございますので、一面では歴史ある祭りとして定着しているというふうにも考えております。パレードの関係ですけれども、実行委員会の中でもいろいろ御議論がございまして、検討しているということもございます。以上でございます。 10 ◎町田貞之委員 定着化というお話でございました。今、いろいろな方から硬直化という話もございました。近代パレードは私から見た目でも近年停滞しているのではないか、後退しているのではないかという嫌いがしておるわけですが、何とかグレードアップを図らなきゃいけないと私は常々思っております。それで、ちょっとお聞かせ願いたいんですが、いろいろと招待客をお呼びしている部分があるわけですが、今、どういった方々を招待者として呼んでいるか、お聞かせ願いたいと思います。 11 ◎井田生活文化部付主幹 招待者の関係でございますが、東京都知事山梨県知事、甲府市長、苫小牧、日光の姉妹都市の関係、小田原、寄居、こういったところでございます。 12 ◎町田貞之委員 わかりました。それなりに東京都知事に案内を送っている。ただ、東京都知事に来ていただいたことは今までないと思いますけれども、私は、グレードアップのためにどうしたらいいかということでいろいろ考えておるわけですけれども、私は八王子市はどういうまちかということを考えたときに、やはり宮内庁とのつながりというのは大変強いと思うんですね。来年は35回の記念のお祭りというふうにとらえさせていただきますと、グレードアップのためには八王子市が宮内庁、多摩御陵あるいは武蔵野陵がある中でそれなりの協力というか、きのうも天皇陛下がいらっしゃったというふうに聞いておりますけれども、それなりに市民が協力しているわけですので、グレードアップのためには招待客をきちんと対象をお願いして、それで、例えば皇太子殿下、雅子様に来てもらう、あるいは秋篠宮の御夫婦の皆様に来てもらうとか、そういったことも検討するべき段階に来ているのではないか。そして、そういったことによってマスコミが取り上げる、こういうこともあろうかと思いますが、そういった点、検討したかどうかについて、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 13 ◎井田生活文化部付主幹 皇族関係につきましては、今まで検討したことはございません。警備の関係とか、あるいは日程の問題、こういったところで大変難しいというふうに考えております。 14 ◎町田貞之委員 それと、私はよく各都市でその市をイメージアップした方々、こういったものをパレードをやったり、あるいは市議会とか、県議会とか、都議会で──都議会はわかりませんけれども、それぞれ議会で表彰するということもあると思うんですけれども、私は八王子まつりのときに1年間、八王子のために働いてくれた、あるいはイメージアップしてくれた、例えば実践女子のバレーボール、ああいう方々が全国で優勝した、また、小川直也さんの柔道のこともありますけれども、ああいった方々、あるいは八王子市に有名人が大勢いる、そういった方々をミス八王子の後にパレードとして本人の業績に対して敬意を表する。あるいは、陸上とか、そういったもので頑張っている人のこれからなお一層の奮闘を期待する。そういったことでパレードの中に大勢の方を入れていく、こういうことも考えられるのではないかというふうに思っておりますけれども、そういったパレードの内容について今まで形式的にずっとやっている、そういった中で変更があった部分があるのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 15 ◎井田生活文化部付主幹 特にこれといった新しいものはございませんけれども、過去、特別参加という形で消防庁の音楽隊とか、そういう形で出ていただいたことがございます。それから、パレードではございませんが、昨年は御案内のように、最終日に秋田の竿灯に出演していただきました。 16 ◎町田貞之委員 秋田の竿灯は私も見ましたけれども、大変よかったと思います。  そういうふうにやはり一つ一つきちんと見直しして、確かに実行委員会があって、企画委員会があると思うんですが、事務局案を出してそれを承認してもらうというような感じになりかねないですね。したがって、来年35周年記念ということに銘打てるかどうかわかりませんけれども、そういった宮内庁の方々と相談して、それなりに、例えば5年、10年、15年という節目のときだけ皇室の方に来ていただく、あるいは八王子のイメージのために働いた方々をパレードする、そういうことをぜひ検討していただきたいと思いますが、その考えはいかがでしょうか。 17 ◎井田生活文化部付主幹 御意見は実行委員会の方によく申し伝えまして、実行委員会の中でも検討していただくという形になろうかと思います。 18 ◎町田貞之委員 これからの八王子まつりのなお一層の活性化、そして、八王子のイメージのアップ、そしてまた、いろいろな面でのことがございますので、なお一層の発展を期するようにぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  次に、路線バスでございますけれども、高尾から西八の南口までバスが市の理事者あるいは関係者の方々の御努力で運行したわけですが、この間に対する実績についてちょっとお聞かせ願いたいと思います。乗降客とか、いろいろな赤字になっているかなっていないかとか、そういう意味です。 19 ◎菅原都市計画管理室長 西八から高尾南口のバスの運行でございますが、昨年3月16日からオープンしたわけでございますが、実績ということでございますので、昨年4月から本年1月までの10カ月の間ですが、約7万7,500人が利用されたということを聞いております。1カ月当たりでいきますと、10分の1ですから7,750人ですが、1日当たりが12回運行しておりまして、260人でございますが、1回の乗車人員が11名ということです。これは御承知のように、バスの運行につきましては採算性の問題がございまして、1回当たりの乗車が大体20人前後が一応採算ベースということを言われておりますので、そんなことから判断しますと、現行の中では採算ベースには乗っていないというのが現状でございます。 20 ◎町田貞之委員 赤字路線の場合には3年で撤退するというふうな話もお聞きしているんですが、その件についてはいかがでしょうか。 21 ◎菅原都市計画管理室長 御承知のように、各議員の皆さんを初め、市民からも要望がありまして、あのバスについては5年ほど実現に日時を要しているわけですが、甲州街道とのバス利用者エリアの関係で検討されて実現を見たわけですが、3年間の利用状況を見て判断したいというのはバス事業者でございますが、私の方では御承知のように、総合福祉センター等の関係もございますので、そういった面でこれからも撤退をしないような形で要請をしていきたいという考え方を持っております。 22 ◎町田貞之委員 わかりました。1日11人ということでございましたけれども、地元の人たちに聞きますと、9時から4時までということで大変使いにくい。やはり朝、また夕、もう少し時間延長していただければ、定期を買って夫婦で買い物もできる。そうしますと、大変乗客もふえるのではないか、こういう意見もいただいておりますけれども、あのバスは場合によっては総合福祉センターの利用客が使っているのみ、こういうことも考えられるわけでございますけれども、時間延長については地元からも大変大きな要望があるわけですが、その点の今までの交渉経過、あるいはこれからの考え方についてお聞かせ願いたいと思います。 23 ◎菅原都市計画管理室長 現在、運行は午前9時から午後4時までの12回の運行をしておりますけれども、御質問にもありましたように、朝夕の時間延長というお話でございますが、現在の段階ですと、利用者が微増でございますが、ふえているというのがございます。ただ、運行する場合に乗務員の確保ということになりますと、やはり交代制がございますので、そういった面と、経費の面では、私の方で聞いている中では、もし時間延長をすれば、現在の経費の1.7倍程度かかるということがございますので、今後、バス事業者との関係で、利用状況等を見ながら要請していきたいということを考えております。 24 ◎町田貞之委員 答弁の中でこれからも要請していくというお話でございました。赤字路線というふうなことが先ほど答弁にありましたので、なかなか言いにくいわけでございますけれども、地元の方々は時間延長につきまして強い要望を持っておりますので、今後ともそちらの方に向けて御努力をお願いしたいというふうに思います。  また、バス路線につきましては各地区でバスの路線新設ということのお話があるかと思いますが、特に美山では八王子駅へ行っている部分があるわけですけれども、何とか美山のバス路線を運行してほしいという要望書が出ていると思います。そういった点のとらえ方なんですけれども、精力的にそれぞれのバス路線につきましては、交通事故等も多い中で公共交通機関をふやさなきゃいけないというふうに私は理論を持っておりますので、ぜひ、これからも充実に向けて努力を願いたいというふうに思います。  次に、高尾駅周辺の状況についてちょっとお聞かせ願いたいと思います。高尾駅北口の再開発でございますが、これは平成4年までいろいろと調査をし、あるいは区画整理手法で整備していこう、こういうことであったわけでございますけれども、平成5年、あるいは平成6年の予算書を見ますと、この再開発についての予算が全然のっていないんですが、現状について、そしてまた、今後の取り組みについてお聞かせ願いたいと思います。それなりに今後調整しながら、この再開発の実現に向けて努力しているとは思いますけれども、予算がのっていないという中でお聞かせ願いたいと思います。 25 ◎澤野都市整備部長 高尾駅の北口の再開発事業でございますけど、過去、61年、2年、3年にわたりまして再開発事業を前提といたしまして調査研究したわけでございますが、その中で幾つかの課題がございまして、例えば甲州街道と駅との肉厚がない。あるいは、中央にJRと甲州街道に沿いまして初沢川が走っている。それから、周辺にお土産の商店等があるというようなことで、拠点型の再開発単独の手法では非常に難しいというような結果が出ているわけでございます。私どもとしては高尾駅の駅勢圏等の関係で約6,000平米の駅前広場が必要であろうかということで進めているわけでございます。そんなことで、再開発単独では非常に難しいという結果が出たわけでございますけど、周辺の区画街路等の整備と合わせながら、ほかの手法で研究してまいりたいと思っております。 26 ◎町田貞之委員 ぜひ早期実現に向けて努力をしていただきたいと思います。また、南北自由通路ですけれども、これは地元議員等によりまして、大変強い要望で南北の通行をよくしていただきたいという長い念願の事項でございますけれども、これにつきましてはいろいろと情報の中ではJRと結構話が進んでいる、こういうふうに理解をしておったわけでございますけれども、これも平成6年度に調査費ぐらいついているのかなというふうな期待をしたわけですけれども、そこら辺がのっておりません。現状について、そしてまた、今後についての見通しをお聞かせ願いたいというふうに思います。 27 ◎菅原都市計画管理室長 高尾の南北自由通路でございますが、5年度で予算措置をお願いいたしまして、現在、調査をしております。この調査の関係ですが、当然、駅勢圏の中での流動調査、駅の利用関係でございますが、それから、地質の関係等を検討しておりまして、現在、オーバーパスでやる場合の方法と、それから、アンダーでやる、要するに、地下道設置等の関係を調査しておりまして、3月末には報告書が来ると思います。そんな状況の中で、現在、1日の通過交通と申しますか、南北の状況を見ますと、1日当たり、現在7万6,000人ほど利用されているという状況がございます。そういった中で今後の計画でございますが、当然、報告書をもとにいたしまして、一定のJR側との協議、そういった面を踏まえた中で事業の推進が図られるかどうか検討してまいりたい、こういうふうに考えています。 28 ◎町田貞之委員 今の中で実現に向けて努力している、そしてまた検討している、こういうお答えだというふうに思います。南北自由通路、あるいは駅橋というんでしょうか、そこら辺のところは狭隘部分、そしてまた、南北のコミュニティの向上、こういうこともございますので、ぜひ、これからも御努力を願いたいというふうに思います。  次に、夕やけ小やけ文化農園でございますけれども、これはいろいろあったわけですけれども、1点だけお聞かせ願いたいと思います。文化センターも本当は12月に完成して4月に開館、こういうのが当初予定でございましたけれども、工期が2カ月ずれたことによって、なお10月まで開館が残された。これは市民にとりましても大変残念なことであり、民間では収入を得なきゃいけないという中で考えられないことでございますけれども、夕やけ小やけ文化農園につきましても、昨年の秋、7月ですか、管理棟ができて、私も秋に行ったわけでございますけれども、さくがしてあって中に入れない状態です。若干外から見ますと、駐車場ぐらい来た人に開放してもいいんじゃないか、あるいは管理棟の中を休みどころとして開放してもいいんじゃないか、こんな危惧がされているわけですけれども、開館につきましては全体の完成は平成7年、こういうことでございますけれども、逐次開放していく、こういう考えがないのかどうか、あるいは管理棟が開館できない理由についてお聞かせ願いたいと思います。 29 ◎菊地原経済部長 文化農園につきましては工期及び作業効率の面から全施設が並行して施行されます。農園全体が工事区域となります。また、園路の造園工事が最終となるため、部分開放は非常に難しいというふうに考えます。また、管理棟につきましてはトイレがまだ使えない状況でございますので、その辺も開放が難しい。以上です。 30 ◎町田貞之委員 確かに昨年の7月に建物はできたわけでございますけれども、2年間放っておくということは施設に対してもいろいろな問題がある、こういうこともございますので、トイレが使えないとか、いろいろお話がございましたけれども、早期実現に向けて、こういったものもなお一層、大変でしょうけれども、努力を願いたいというふうに思います。  あと、運営とか、地域活性化、質問させていただくつもりでございましたけれども、開館前に運営もきちんとしなければいけない、こういうこともございますし、地域活性化もそれなりにきちんと対応を図っていただきたい、かように思います。  次に、ホタルの夕べについてお聞かせ願いたいと思います。ホタルの夕べは私も何回か参加させていただきましたけれども、大変すばらしい企画だというふうに思っています。これはやっている理由ですね。大体聞いておりますけれども、種の保全として始めたのかどうか、その点についてお聞かせ願いたいと思います。 31 ◎鈴木清掃部長 これは市ではなく、清掃部の北野清掃事業所の処理水が適切な管理、処理をしているかということで、職員が自発的にきれいな水として河川に放流しているということを実証しようということで、ホタルの飼育に入ったわけでございます。 32 ◎町田貞之委員 そうしますと、自主的にやったということで、制度的には確立されていない、こういうことでよろしいんでしょうか。 33 ◎鈴木清掃部長 全市的にはそういうことでございます。 34 ◎町田貞之委員 ホタルの飼育というのは大変な部分がございまして、我が会派の吉村委員も悪戦苦闘して、今、400匹を飼っているというふうなこともお聞きしておりますけれども、自発的にやった職員が例えば職場がえになった場合にはこのホタルの夕べはどうなるんでしょうか。 35 ◎鈴木清掃部長 ホタルの飼育につきましては、特に水質関係の担当者を中心に行っておりますけど、一部異動に伴うホタルの飼育については特に問題はないというふうに考えております。 36 ◎町田貞之委員 問題がないというよりか、問題があるんじゃないかというふうに私は指摘したかったんですけれども、あれだけの技術というか、研究をしたということは大変評価できると思うんですね。私はすばらしいことだと思うんですよ。これはやはり緑政課の方が種の保全という意味合いからひとつ制度的にきちんとしたものを確立すべきだというふうに私は思うんですが、その点について種の保全の担当の都市整備部長の方はどう考えておりますか。 37 ◎澤野都市整備部長 動植物の保護育成について私ども緑政課の方で所管しておりますので、お答え申し上げます。  ホタルの育成はきれいな水のPRや良好な自然環境の保全という目標には最適と私ども考えているわけでございます。そこで、現在、ホタルは絶滅のおそれのある生物ではございませんけど、ただいま御質問の清掃部の経験や知識を初めといたしまして、民間の有識者の協力を受け、地域からの要望があれば、市も側面から援助して検討してまいりたいと考えております。 38 ◎町田貞之委員 民間の団体というふうなお話がございました。私の知っているところでも、田んぼを借り上げてカワニナを飼育してみようかとか、井戸を掘って水を確保しようとか、いろいろやっている部分があるんですが、大変お金がかかるというふうなことが一つのネックになっているようです。皆さんでいろいろと検討して、そういった部分について種の保全についての制度的な動きの中でそういった団体と一緒になって補助金というとちょっと語弊があるんですが、研究費、そういったものの対応が考えられないのかをお聞かせ願いたいと思います。 39 ◎澤野都市整備部長 地域が行うホタルの育成にも地主、地権者の理解や用地の借り上げ等、経費が必要であるわけでございます。平成6年度の予算には計上してございませんが、助成の内容等、今後検討させていただきたいと思います。 40 ◎町田貞之委員 ホタル、この八王子の自然の中にマッチしたものでございますので、そういったものをぜひお願いしたい。その結果、ホタルの里というふうなものができるかどうかあれですけれども、そういったものの実現に向けて、なお一層の努力を要望しておきたいというふうに思います。  次に、下水道事業でございますけれども、秋川と浅川ができまして、これからの下水道につきましては大きな期待があるわけですが、下水道予算を見た限りでは6年度と5年度、大した予算の増加というのはないわけでございまして、ただ、管路建設改良費ですか、これを見ますと、約8億円ふえている部分がございますね。それなりに管路新設等、努力しているというふうに思うわけでございますけれども、管路新設についての6年度と近年に対する事業の大きさ、そういったものがどのくらい積極的にやっているという数値をちょっとお聞かせ願いたいというふうに思います。 41 ◎島田下水道部長 管路布設に関します事業費で申し上げますと、平成元年度46億4,700万円でございます。平成2年度52億9,400万円、平成3年度57億800万円、平成4年度75億8,100万円、平成5年度、これは91億3,500万円でございますけれども、国の三次補正等も含んだ額でございます。平成6年度87億7,600万円、予定しているところでございます。 42 ◎町田貞之委員 普及率の部分でございますけれども、八王子は平成4年50%ということでございまして、毎年二、三%から4%普及率の伸びがあるわけですけれども、平成6年度の末で普及率がどのくらいになるか。これは大体五十七、八かなと思いますけれども、いかがでしょうか。 43 ◎島田下水道部長 平成6年度、あるいは5年度につきましては現在いろいろと集計中でございますけれども、平成5年度につきましては約53%、平成6年度につきましては約55%を考えているところでございます。 44 ◎町田貞之委員 日野市がここで急激に下水道が伸びました。それで、八王子を抜いてしまったわけでございますけれども、これは団地関係があるかなというふうに思っていますけれども、平成4年度では15%の伸びでした。ここら辺のとらえ方というのはどういうふうに分析しているかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 45 ◎島田下水道部長 確かに日野市は大分普及率がここで伸びてございます。日野市の場合、今御質問者がおっしゃるとおり、団地を取り込んだということで、普及率が一挙に伸びたということで我々も考えております。 46 ◎町田貞之委員 八王子市はそういった団地等のこれからのところで急激に伸びるケースはないんでしょうか。 47 ◎島田下水道部長 団地はまだ幾つかございますけれども、今後につきましては極端に伸びるというようなことはそう考えられないと思います。 48 ◎町田貞之委員 都市計画税が上がったわけでございますけれども、その一つの理由として下水道を積極的にやっていきたい、こういうお話もございました。限られた人員の中で、先ほどの予算の中のようにこれからもだんだんふえていくというふうに思いますけれども、大変な業務量になるかと思いますけれども、ぜひ全員で一致協力していろいろと普及についてお願いを要望して終わります。ありがとうございました。 49 ◎太田義一委員長 市民連合の質問は終わりました。  引き続きまして、八王子市議会公明党の質疑に入ります。質疑時間は42分であります。  上島委員。 50 ◎上島宏委員 それでは、順不同で質問させていただきます。  大変不況の中で、今年度というか、平成6年度の予算編成も大変だったのではないかなというふうに推察をしておりますけれども、市長は予算説明の中で、貴重な自主財源である公共施設の利用料金等について、使用料等の検討会を設置して、その中間答申でありますけれども、その中間答申を受けて公共料金の値上げをする、このように踏み切ったというふうに思っております。また、ある一部の団体の人は、この利用検討会は市民の代表が入っていない、こういうふうにも私どもに手紙を寄せてくれておりますけれども、市側はそういうことについてどう考えているか、お答えをいただきたいと思います。 51 ◎竹村財務部長 私どもといたしましては、市民の代表を十分取り入れたと考えておりますし、また、市民の声も今週ある団体と聴取する、こういう状況になっております。十分考慮していると考えております。 52 ◎上島宏委員 さらに反対する人たちでございますけれども、市の公共的教育文化施設が極端に貧弱であるというふうにも言っておりますけれども、その辺についてはどう考えていますか。 53 ◎後藤助役 それぞれの市において、そういうものについては歴史的なものがあると思います。その施設によっては八王子市の施設が大変進んでいて、十分な施設がある。施設によっては足りない部分もあるというふうに私どもは考えておりまして、それはそれぞれの市の歴史的な経過であるというふうに私は思っております。 54 ◎上島宏委員 当然、考え方の違いでそう感じる人もいるでしょうし、十分だと思う人もいるかもわからないというふうに思いますが、また、利用検討委員会の提言の中で、3年ぐらいで見直しをしたらという、そういうこともありましたけれども、今後3年とか、5年ぐらいの間で見直していくということを考えているのかどうなのか。考えているとするならば、このように検討会みたいなものを設けて、その都度検討していくのかどうなのか、その辺についてお聞かせいただきたいと思います。 55 ◎後藤助役 本来、施設の利用が受益者負担によるものがあるとするならば、やはり景気の動向、あるいは物価の動向によってはランニングコストが変わるわけでございますから、我々としてはやはり検討会の提言のように、利用料についてその都度検討すべきである。もちろん、毎年そのような関係においては、予算の編成時においては検討いたしておりますけれども、それを値上げするとか、あるいは値下げをするとかということが今までされていなかったということについて、私ども非常に反省をいたしております。物によってはそれぞれ値上げしたものもあるんですが、全庁的に考えて、あるいは全施設的に考えてきちっと対応すべきである、そういうふうに思っております。 56 ◎上島宏委員 今回、公共施設の利用料金の値上げとともに消費税の導入が図られるようになった。利用者への急激な負担にならないようにということで、内税ということではありますけれども、たしか国が消費税制度を導入するときに、市長は逆進性が強いということで導入しなかったというふうに記憶しているわけですけれども、今回、市民の中にこの消費税が定着した、あるいは非課税範囲が拡大されるということの中で、逆進性はなくなったと考えているのかどうなのか、その辺について市長はどうでしょうか。 57 ◎波多野市長 税制上からいけば逆進性というものは別にどういった時代でも消えるものではありません。税の生い立ちというものがありますから、全く変わっていない、こんなふうに私は考えます。ただ、市政の中でそういうものをどうしたかというと税の本質とは全く違います。今言ったような時代の変化とともに市民の中にそういったものも御理解していただくということだけであります。 58 ◎上島宏委員 貴重な自主財源ということで図ってきたわけでございますけれども、反対に予算書の中で毎年数多くの負担金とか、補助金という、こういう言葉が目についているわけでございます。この補助金等についても、あるいは負担金等についても、市が実施すべきものを補完的に行っている。あるいは奨励的な性格のものとか、育成的なものというふうに区別されていると思うんですけれども、各種団体に対する補助金の見直しについては毎年行っているのかどうなのか、その辺についてはどうでしょうか。 59 ◎竹村財務部長 補助金の見直しにつきましては、基本的に昭和61年の行財政改革の基本指針の中でも定期的見直しを位置づけておりますし、21プランの中でも補助効果の薄れた補助金の整理統合など、補助金支出の適正に努める、こういう基本的な姿勢を示しております。そういうことを基本にして行っていると考えております。 60 ◎上島宏委員 行っているということでございますので、そうすると、何団体かは数字が変わっているのかどうなのか。見直したけれども、いつも数字が変わっていないというのが実態ではないかなと思うんですが、もし補助金の金額とか、変わっているような団体がありましたら、どのくらい変わっているのか、お知らせいただきたいと思うんです。 61 ◎竹村財務部長 金額につきましては個別で細かくなりますが、件数としては例えば6年度では6事業新たに対象とし、廃止したものが6事業ある、こういうような状況がございます。 62 ◎上島宏委員 過去に一律に10%の補助金の削減をしたことがあったと思います。そのときに育成的な団体は一定の期間補助して、次第に独立させていくんだという、そういうような考え方もあったようでありますけれども、こういう団体についてはどうなんでしょうか。 63 ◎後藤助役 育成的なものということで廃止したものは大変大きなもので、商工会議所がやっておりますファッションセンターの設置事業については大きく減額いたしまして、今までよりも5分の1程度の補助金に変えた、そういう作業をしております。そういう意味で、その団体がそれだけの力を持ってくれば、私どもといたしましてはその育成額を減額していくというのが筋だろう、そういうふうに思っています。 64 ◎上島宏委員 また、いろいろな育成的な団体といいましょうか、奨励的な団体でいろいろなものがふえてきている。そういう中で、私どもにも補助金を少しでもいただけないかとか、そういう団体というのが数多くあるのではないかと思うんですけれども、どのくらいの団体が申請してきていて、申請制度がないからそういうのがないのかどうかわかりませんけれども、幾つかの団体に新しく補助を出したとか、そういうケースがあるのかどうなのか、まず、補助金が欲しいと言ってきた団体があるのかどうなのか、その辺についてどうでしょうか。 65 ◎竹村財務部長 詳細についてはつまびらかでないんですが、後ほど調査して御報告させていただきますが、本年度におきましても、先ほど言いましたとおり、新たなものとして6事業取り入れたということの中では、単年度限りのものもございますが、継続的なものとして3件ばかりございます。 66 ◎上島宏委員 いろいろな新しい事業とかということでなくして、細かい金額で恐縮でございますけれども、ある団体に年間20万円とか、30万円とか、こういう補助金を出しているわけですね。いろいろなところから恐らく補助金が欲しいというものがあるんでしょうけれども、見直されても、その数字が一向に変わっていない。団体が一向に減ってもいない、ふえてもいない。今までもらっていた団体は私たちの既得権であるというような、そういう考え方でいるのではないかな、こういうふうに思うわけなんですね。この辺についていま少ししっかりと見直して、何年かたったらこの団体には補助は打ち切りますよとか、そういうふうにきちっと制度と言うとおかしいんですけれども、そういうものを確立すべきだというふうに思うんですけれども、その辺についてのお考え方はどうでしょうか。 67 ◎竹村財務部長 確かにお話のとおり、補助金の性格が、先ほどから申されているとおりの内容がございますし、事業が継続していますと、補助効果が薄れたかどうか等の判断につきましても非常に難しく、そういう廃止とか、抑制とか、そういうことがなかなか難しい部分である。また、受けている側におきましても、受益を受ける度合いが大きいものですから、期待感が非常に強いものがあろうと思っています。そういう中で今お話のありましたような終了時期の設定とか、補助率の引き下げとか、こういうものをルール化するかどうか、今後、十分検討していきたいと考えております。 68 ◎上島宏委員 ぜひひとつ見直しをしていただいて、新たな任意な団体であっても、育成をしなければいけない団体等、不公平のないようにひとつ検討していただきたいというふうに思っております。  次に、宅地開発と都市計画道路についてお伺いしたいんですが、非常に造成の進んでいる3団地、第一生命、あるいは殖産住宅、国際興業というふうにあるわけですけれども、この3団地の進行状況というんですかね、いつごろから売り出しが始まるのか。館町の団地なんか、相当進んでいるようでございますので、もしわかりましたら教えていただきたいと思っております。 69 ◎澤野都市整備部長 御質問の館町の国際興業団地でございますけど、造成が大分進みまして、現在、本年の秋、9月に分譲を開始する予定になっております。 70 ◎上島宏委員 大変不況の中でどの程度売れるのか、私が心配する必要はないんですけれども、たまたまあの中に都市計画道路が通っておりまして、当然、土地を買って、うちを建てれば交通の問題も出てくるのではないかな、こういうことで3団地とも例えばバスが団地の中まで入ってくるだろうというふうに思うんですが、この辺についてはどうなっているか、教えていただきたいと思います。 71 ◎坂井都市計画管理室主幹 基本的には公共機関としてはバスの利用をすべての団地の中で検討しております。 72 ◎上島宏委員 その辺について開発業者あるいはバス会社等と打ち合わせが行われているのかどうなのか。また、行われているとするならば、どの団地はどの駅を利用させようとしているのか、教えていただきたいと思います。 73 ◎坂井都市計画管理室主幹 館町団地につきましては入居の状況を見て開発者と最終的にはバス事業者とが協議をすることによって、恐らく開設日につきましては秋以降になろうかと考えております。また、駅につきましては、この付近の最寄りの駅は京王めじろ台駅とJR高尾駅になるわけでございますが、駅の周辺の広場の状況、あるいはバスベイ等の需要の中から検討しているところでございますが、恐らくめじろ台駅の方向になろうかと思っております。以上でございます。 74 ◎上島宏委員 国際興業についてはめじろ台になろうかというお話がありました。北野街道と3・4・60号線の団地から出てきた道路に信号機が設置されました。まだカバーがかかっているわけでございますけれども、あの3・4・60号線の団地の中はいつごろ開通する予定になっているのか、教えていただきたいと思います。 75 ◎戸谷建設部長 現在、工事中の3・4・60号線につきましては昭和61年度に事業認可を受けまして、館町の横山第一小学校からグリーンヒル寺田までの延長1,550メートルの区間でございますが、事業計画どおり平成5年度末をもってすべて完了いたします。 76 ◎上島宏委員 そうしますと、北野街道から寺田の方には抜けやすくなるということになると思うんですが、今、バスがめじろ台に入るというお話でございました。今回、3・4・60号線の北側の東浅川からめじろ台四丁目まで、これが事業認可に向けて予算がのっております。ただ、残っております南というんでしょうか、椚田のアルプスから北野街道までがまだ手をつけていない。この団地からバスが出ますと、北野街道を通って、めじろ台のあの交差点は、バスは恐らくカーブできないだろう。そうしますと、小比企の方まで行って、富士森から来る道路まで行って、逆にめじろ台に戻らなければバス路線が使えないのではないか。そうなりますと、逆に、北野街道から町田街道に出て、高尾駅に行く、こういう形になってしまうと思うんですね。私も南側も早くやるべきだというふうには前にも予算委員会で言ったことがあるわけですけれども、今回、北側がのっております。そういう意味では、本来だったら南側から先にやるべきではなかったのかなというふうに思うんですけれども、その辺についてはどうお考えになっているか、お答えいただきたいと思います。 77 ◎戸谷建設部長 3・4・60号線は全長3,030メートルあるわけでございますが、ここで5年度末をもって未整備区間は残り約700メートルになっております。そこで、そのうちのめじろ台から東浅川までの延長約300メートルにつきましては、平成5年度から事業認可を得るため、測量等の準備作業を実施しております。この区間を優先させましたのは、現在の道路が幅員も狭く、見通しも悪いところに交通量が多くて、朝夕の交通渋滞の発生源となっておりますので、これの解決のため、事業化に向けての準備作業に入っているものでございます。そこで、ただいま御指摘を受けました当路線の未整備区間の最後になりました椚田小から横山第一小学校までの延長約400メートルにつきましても、早期事業化の必要性を十分認識しておりますので、引き続き事業化に向けて努力していく考えでございます。 78 ◎上島宏委員 ぜひひとつその実現に向けて最大限の努力をしていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。  続きまして、先日、説明会の行われました八王子南道路についてお伺いしたいと思います。今後のスケジュールがわかりましたら、概略で結構でございますので、お知らせいただきたいと思います。 79 ◎坂井都市計画管理室主幹 先日、2月24日、25日、26日の3日間、4会場で素案の説明会を開催させていただきました。どうもありがとうございました。そういう中で、今後は原案の作成並びにアセス案の作成と進むわけでございますが、そういう中では、現在、原案の作成の検討をしているところでございますので、概略でございますが、都市計画決定に向かうのにはこれから2年はかかろうかと思っています。また、その都市計画決定後の事業化となりますと、相当の時間を要するのではなかろうかと思っております。 80 ◎上島宏委員 都市計画決定まで2年ということでございます。現在、町田街道から館高校の医療センターの南側の道路でございますけども、市が管理しているということになっていると思います。これが都市計画決定されると、こういう道路は国道の位置づけになるのかどうなのか、その辺についてはどうなんでしょうか。 81 ◎坂井都市計画管理室主幹 この道路は国道管理の道路となるわけでございますので、当然、その区域に入る市道等も国道の位置づけとなりますので、その辺の施設につきましても、当然、国の方が管理するということになるわけでございます。 82 ◎上島宏委員 都市計画決定をされた場合、南道路は約10キロあるわけですけれども、八王子市としてはどこからやってもらいたいというふうに考えているのかどうなのか。また、そういう要望をしていこうとしているのかどうなのか、その辺についてどうでしょうか。 83 ◎坂井都市計画管理室主幹 現在、素案の説明会が終了したところでございますので、ここから原案の作成等の手続に入るわけでございますが、まだ、着手には相当の時間を要するのではなかろうかと思います。ただいま質問者からの質問を念頭に置きながら、本市としてもやはり周りの開発の状況、あるいは利用上のまちの発展等も考慮しながら、そういうものを踏まえまして国へ要望してまいりたいと考えております。 84 ◎上島宏委員 南道路周辺の住民は、この道路ができることを望んでいる方も多くいるわけでございます。また、希望として私どもに言われていることは、圏央道の南インターから町田街道でなくして、町田街道から16号に抜ける方を早目に工事するように、ぜひ要望してくれという声も寄せられております。圏央道の進行ぐあいによってインターから町田街道まではできるのではないかなと思うわけでございますけれども、どうかそういうところにひとつとどめていただいて、ぜひ頑張っていただきたいというふうに思っております。  また、特に6年前に館ヶ丘の住民からあの街道──街道というんでしょうか、看護学校と館ヶ丘団地の間のバス停のところ、北館のバス停のところに歩道橋をつくってもらいたい。なぜならば、交通安全のためにガードレールができて、道路が渡れない。そのために遠回りをして信号を通っている。遠回りをするのが大変なものですから、看護学校の学生がスカートのまままたいでいる。それであるならば、ちょうど両方の階段の踊り場が南北で向かい合っているから、ここに歩道橋をつけていただいたらいいのではないか、こういう要望があって、住民の署名とともに市に要望しているわけでございますけれども、国道の位置づけになると国がやらなきゃいけないのかどうなのか。その前に市として積極的に取り組もうという、そういう気があるのかどうか、その辺についてどうでしょうか。 85 ◎坂井都市計画管理室主幹 現在、あの道路は市道でございます。そういう中で将来管理者は国になるわけでございますが、あの区域につきましては特に安全施設が必要であるということは理解しております。また、そういう点で強く線形、あるいは構造等につきましても建設省とよく調整をしているところでございますので、強くこれからも要請していこうかと考えております。 86 ◎上島宏委員 それでは、次に移らせていただきます。  まず、土地取引規制について、要するに、国土法についてですけれども、大変不況で土地が動かないというふうに言われておりますけれども、ここ数年間の土地の取引の国土法の提出というのはどんな推移をしているか、教えていただきたいと思います。 87 ◎藤井地価高騰対策本部長 最近の届け出の件数でございますが、平成3年度は3,517件、平成4年度2,826件、平成5年度2月末現在で2,474件。以上です。 88 ◎上島宏委員 年々下がってきているわけでございます。また、市内の価格の変動率というんでしょうか、下がっている具合が、住宅地あるいは商業地等によって違うと思うんですが、もしわかりましたら教えていただきたいと思います。 89 ◎藤井地価高騰対策本部長 変動率につきましては平成4年、前年対比で住宅地につきましては3.5%の下落でございます。同じく平成5年度11.2%の下落です。商業地につきましては平成4年度2.2%、5年度につきましては16.7%という下落になっております。 90 ◎上島宏委員 5年度に入りますと、住宅地でも11.2%、商業地では16.7%という下落ということで、例えば業者が土地を買った。あるいは商業地、住宅地でもない、更地でどこか開発しようということで買った土地が、開発指導の要綱によっていろいろと整備されて、1年か、あるいは2年かたって、また国土法で出したら、買ったときよりも下がってしまった、こういうケースというのは多々あるのではないかなと思うんですが、その辺についてはどうでしょうか。 91 ◎藤井地価高騰対策本部長 先ほど変動率の数字を申し上げましたが、それに関連いたしまして、購入時から販売時の時点が経過するごとに下落ということになろうかと思います。 92 ◎上島宏委員 ことしの1月から国土法の提出は300平米以上というふうになったと思うんですが、今後の地価の動向の見通しについてはどう読まれているか教えていただきたいと思います。
    93 ◎藤井地価高騰対策本部長 先般の東京都の地価動向調査──これは平成6年の1月1日に行った結果でございますが、東京都の地価につきましては引き続き下落している。今後も短期的に見れば下落幅の縮小を見せておりますけど、引き続き下落傾向にあるであろうと推測されるというふうに考えております。 94 ◎上島宏委員 そういうことでは、私たち──私が買えるわけではございませんけれども、土地は多少は買いやすくなるのかなという気がするわけでございますけれども、そういう中で、例えば開発の指導要綱に基づく負担金、あるいは集合住宅建設による負担金、これが寄附金として予算書にのっていると思うんですが、見ますと、毎年4億円という、いつも同じ金額になっているわけですけれども、この辺の見通しについては大丈夫なんでしょうか、どうでしょうか。 95 ◎澤野都市整備部長 開発指導要綱は、昨年、御案内のように、20年経過しまして、4月に大幅な改正をしたわけでございます。そこで、平成6年度の寄附金については4億円を見込んでいるわけでございますが、昨年の改正は公園の負担金を除きまして、ほとんど廃止したわけでございますが、旧要綱等の関連があるということで、5年度並みの予算を見込んだわけでございます。 96 ◎上島宏委員 今までにこういう中で公園の負担金だけもらっているということでございましたけれども、今、部長からお話がありましたように、買ったときよりも売るときのが安いという、こういう場所もあるとすると、負担金を払わない業者が──払わないというか払えない業者と言ったらいいんですかね、そういう業者もいるのではないかなと思うんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。 97 ◎澤野都市整備部長 確かに一部にはそういう方もいるようでございます。私ども分割納入等もお示しいたしまして、職員が出向いて納付してくださいということでお願いしているところでございます。 98 ◎上島宏委員 指導要綱ですから、罰則というんでしょうか、そういうのがないでしょうから、当然お願いになってしまうわけでございますけれども、二、三年、あるいは四、五年というふうに長期にわたって何とか払ってくださいよというふうなお願いをしているようなところはあるんでしょうか、どうでしょうか。 99 ◎澤野都市整備部長 一、二件ございます。 100 ◎上島宏委員 できれば、こういう負担金を取るようなことでなくして、例えば、正直者がばかを見るような、そういうことでなくして、いっそ見直して負担金は取らない、こういう方向に持っていくように見直してはどうかなというふうに思うんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。 101 ◎澤野都市整備部長 先ほどお話ししましたように、要綱は昭和47年に制定いたしまして、以来20年間、八王子のまちづくりに大きく貢献して、大きな成果があったと私どもは考えているわけでございます。その後、経済状況が変わりまして、建設省の指導等もありまして、昨年4月に大幅な改定をしたわけでございます。公園の協力金につきましては、私ども、21プランの中でも市民1人当たりの公園10平米が大きな目標でございます。そんなことで、昨年の4月にも改正したときにも逆に公園の負担についてはむしろ御負担が大きくなったというようなことで私どもお願いしたところでございますけれども、今後の問題でございますが、他市の状況、あるいは建設省の指導等を踏まえて、検討してまいりたいと思っております。 102 ◎上島宏委員 それでは、次に移らせていただきます。  再開発事業につきましては、前の町田委員からもお話がございました。特に私も南北自由通路というのはこの場でも何回となく取り上げておりますので、ぜひひとつ実現に向けて頑張っていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。  続きまして、学校の施設の整備の充実ということで、市長は予算説明書の中で生涯学習で貴重な位置を占める学校教育の充実でありますと、こういうことの中でいろいろと建設中の学校を買うとか、用地を買うとか、こういうふうにのっております。そして、最後の欄には児童の登下校時の安全を確保するために小学校1校に専用歩道橋を建設するなど、多岐にわたって学校の施設整備の充実を図っております。学校の用地を買ったり、学校を買っただけ。さらに歩道橋を一つつけただけで、学校施設の整備充実が図られたのかというふうに私は言いたいんですけれども、その辺についてどうお考えになっているか、お答えいただきたいと思います。 103 ◎河合学校教育部長 予算説明書は主だった項目について触れておりますので、毎年、学校の設備の内容につきましてはそれぞれ施設整備、あるいは備品整備等については、年々整備を図っているということで私どもは充実を図っているというふうに受けとめております。 104 ◎上島宏委員 私は充実ということであるならば、今までのものよりもこういうものがよくなったとか、そういうものがなければ充実にならないんじゃないか。足りないものを買って補充したとか、壊れたからそのものを補充した、これでは充実にならないんじゃないですか、私はそういうふうに思っているんです。ですから、市長の説明の中で充実を図ったということは、市長としては非常に安易な説明ではなかったかな、こういうふうに私は思うんですけれども、市長はどうお考えでしょうか。 105 ◎波多野市長 その中身の解釈の相違が相当ありますから、私どもは真剣に中身を持って充実している、こういうように積極的に取り組んでおりますので、そういう御理解をひとつ賜りたいと思うわけでありますが、そういう解釈の相違ではないかと思います。 106 ◎上島宏委員 それでは、学校給食についてお伺いします。特に、きのうも萩生田委員から残滓運搬等委託料というのが指摘されましたけれども、運搬等委託料ということで、実際には残滓にかかる費用というのはどのくらいなんでしょうか。 107 ◎河合学校教育部長 この等のうちの残滓の処理費でございますけれども、1,084万6,000円でございます。 108 ◎上島宏委員 きのうの答弁の中では残滓率が8%、平均が10%ということで、八王子はまだいい方だというような答弁がございました。これを焼却しているという話がございましたけれども、私も、長崎市に高速堆肥センターというのがありまして、これを見てまいりました。長崎市は、年間観光客が800万人来るということで、旅館、ホテルから出る、そういうものを原料としているのかなと思いましたら、漁港が近いものですから、魚の加工したかすとか、農家の出荷できないようなものを原料として堆肥をつくり、農協とタイアップしているという、そういうのを視察してきたわけですけれども、学校教育の一環として、1カ所で燃すのではなくして、小さな規模でも結構ですから、堆肥をつくり、学校の花壇とか、そういうところに堆肥を使ったらどうかなと思うんですけれども、そんな考え方ができるのかどうか、お答えいただきたいと思います。 109 ◎河合学校教育部長 現在、多摩の何市かでは各学校に堆肥の処理機といいますか、そういうものを置いて実験的に進めている市もあるようでございますけれども、本市といたしましても、そういう実態については調査研究はしております。ただ、今の機材がまだ未完成と申しますか、においが出るとか、管理運営が非常に難しいとか、あるいは出た堆肥を学校で処理し切れないぐらいの量が出てしまうとか、いろいろな問題がございますので、もう少し他市の例等も研究しながら、検討してみたいと思っております。 110 ◎竹村財務部長 先ほど補助金の関係で保留させていただきました件につきましてですが、財務部までに予算要求があって、査定により計上しなかったものは2件でございます。 111 ◎太田義一委員長 上島委員の質問は終わりました。  秋山委員。 112 ◎秋山進委員 それでは、残りの時間をいただきましたので、質問させていただきますが、通告の順序が変わりますけど、御容赦いただきたいと思います。  まず、消費税についてでございますけれども、消費税について市長は、平成5年度に導入されたときには逆進性があるという税制、今の上島委員の質問に対してもそのような答弁をされましたが、私は政策的な判断で導入しなかったのではなかったか、このように平成5年のときには感じていたわけですけれども、その当時の市長の心境というか、本意というか、それは5年たちましたからわかりませんけれども、政策的な判断で導入しなかった、このような解釈をしているんですけれども、市長はそのような意味合いで導入しなかったのか、お答えいただきたいと思います。 113 ◎波多野市長 消費税の誕生の性質というものは基本的に変わるものではありません。逆進性。大金持ちであろうと、お金がない人であろうと、同じ負担を強いられるということについては逆進性があるという、そういう生まれながらの性質を持っているということであります。そして、もう一つは、今おっしゃるとおり、あの当時、そういう説明をしておると思いますが、市民生活に大変御負担がかかる。非常に重要な税の問題であるから、私は消費税については見送りますというようなことをたしか言っておると思いますので、そういう意味ではそういう御発言者の言葉もあろうかと思います。 114 ◎秋山進委員 そうしますと、昨日も助役が政策的な判断かというような形で他の委員に質問しましたけれども、それは委員の判断というか、そのような趣旨の答弁をされましたけれども、今の市長の答弁をかりて質問させていただきますれば、政策的な判断が今回変更された、こういう形で私は理解するんですけれども、市長についてはどのように考えているのか。あくまでもこの予算説明の中の趣旨で変えた、こういうことであるのかどうか。私は政策的な判断を変えた、変更した、このように理解するんですけれども、その点については市長はどう考えていらっしゃるか、お答えいただきたいと思います。 115 ◎波多野市長 説明で申し上げておりますとおり、消費税というものが既に5年を経過した。そして、平成3年度に消費税の持つ逆進性の中を一部改正した。そういう中で市民生活の中に一応消費税というものが浸透してきた。そういう中ではきちっと法律的な消費税でありますから、市民に御理解していただこう。しかし、それが極端に市民生活を脅かすようなことがあってはこれは大変でありますから、なだらかな課税をしていこうというように、そういう趣旨で私が説明したとおりの趣旨でありますので、御理解いただきたいと思います。 116 ◎秋山進委員 そうしますと、平成3年度に非課税部分がかなりふえたわけですけれども、市長としては最終的に消費税を使用料に導入すると──内税ですけどもね、そういうふうに決められたのはいつごろなんでしょうか。 117 ◎後藤助役 消費税が導入された当時の総務の提案説明、あるいは説明の中では、要するに、今、消費税というものは法律が出て、いろいろ論議がある中で、それを転嫁することは市民に対しては大変影響が大きいだろう。転嫁する時期というのはいつかということは申し上げておりませんけれども、当分の間、転嫁しないで見守りたいというのが基本的な考え方でありまして、ただ、基本的にはやはり転嫁する時期がいつも来るのではないか、転嫁の時期はいつなのかということはそのときに申し上げてありませんけれども、全く転嫁しないということは申し上げていないと思います。そういう意味で、その当時の制度、あるいは市民に対する定着を見きわめて、その情勢を判断して考えていきたいというような御答弁なり、提案の仕方をしているというふうに私どもは考えております。 118 ◎秋山進委員 そうではなくて、今回、導入する──使用料、手数料の中に内税で含まれましたね。この中に入れるということは、いつ政策決定なら政策決定されたのかどうか、それを聞いているのであって、今の答弁じゃなくて、いつ政策決定されたのかどうか。 119 ◎波多野市長 既に下水道にもそういった一つの転嫁もしておりますし、今回、提案する政策会議で決定したわけであります。 120 ◎秋山進委員 この問題だけで時間がなくなってしまうんですけれども、そうしますと、今度は具体論になってくるんですけれども、内税ということでございますので、本来ならば、今、本の場合なんかも本体価格が幾ら、例えば1,500円のうち内税が幾らというふうに記載されていますけれども、今後、例えば市民会館を借りたときに使用許可証兼領収証というのを具体的に発行するわけですね。そうすると、市民の方は内税ですよと言われても、幾ら内税を取られるか、一々計算機を持っていって、検討をする余地がないわけですね。本来ならば、内税という形で、市が条例としては下げた部分もありますし、改定して値上げした部分に内税を絡めていますけれども、領収証等にも内税部分を明記してあげるべきではないか。これは7月から導入されるという予定ですけれども、やっぱり、そこまで親切にしてあげることがいいんではないかというふうに考えているんですけれども、この点については、担当としてはどういうふうに考えていらっしゃるか。 121 ◎波多野市長 それは当然そういう形になろうかと思います。 122 ◎秋山進委員 では、消費税については終わりにいたします。  次、中学校給食について、お伺いいたします。まず、教育委員会にお伺いいたします。中学校給食に関して、今回の平成6年度予算に当たりまして、財務当局にどのような要望を出されたのかどうか、具体的にお答えいただきたいと思います。 123 ◎河合学校教育部長 予算書に登載されております内容で予算要求をしております。 124 ◎秋山進委員 聞くところによると、当初は、中学校給食においては教育委員会から何も予算要望がなかったと仄聞をしているわけですけれども、当初からこの予算書に書かれております中学校給食検討研究会というふうに財務当局に予算要望したのかどうか。仄聞と事実とが違いますから、その点を明確に御報告いただきたいと思います。 125 ◎河合学校教育部長 この件につきましては、1月4日に教育委員会の臨時会を開きまして、教育委員会としての中学校給食に対する意見集約を行いました。それを1月12日に市長の方に教育委員長が要望書としての形でお届けしたわけでございますけれども、それに基づきまして指示を受けたというふうに私どもは受けとめております。 126 ◎秋山進委員 そうすると、本来的には1月4日以降という形ですけれども、いわば教育委員会としての検討段階の中では、最初の下積みからの俎上に乗っかっていなかった、今の答弁ではこのように理解するんですけれども、財務当局に聞きますけれども、事実、そういうような要望が最初からあったのかどうか。いわば、これは市側の中で入れたんじゃないですか。このように私は理解をするんですけれども、その点、明確にしていただきたいと思います。 127 ◎後藤助役 確かに、今、教育委員会の方から話がありましたとおりの日程ですが、私どもといたしましては、教育委員会と市側と大変な議論といいますか、調整がなされておりまして、教育委員会としての一つの結論がなされない中で予算を要求する、あるいは計上するということは非常に問題があるという議論が続いてありまして、そういう意味で、教育委員会もその時点では予算要求ができなかったというのが事実でございます。教育委員会の結論が出た中で、それはひとつこういう考え方で予算計上したらどうかという市長からの要請があったということでございます。 128 ◎秋山進委員 だから、当初からいわば中学校給食に対する教育委員会の考え方が、私の方から言わせてもらえれば、平成6年度においては余り取り組みをしない、こういうふうに理解せざるを得ないんです。その点については、教育長、どうなんでしょうか。 129 ◎田中教育長 中学校給食につきましては、御承知のように、平成2年のときに、教育委員会としては、中学校給食の実施は困難という結論が出ておりました。その結果、請願を出されて、各議会で御承認をいただき、市民の意向調査をした結果、この教育委員会の結論に対しまして、再度、教育委員会の見解を求められたということに、教育委員会としては受けとめたわけでございまして、平成5年度中にその問題について検討を重ねた結果、ことしの1月4日に、最終的に教育委員会としての今回の結論を出したわけでございますので、そういう点では、平成5年度中にはまだ結論が出ていない段階でどうするかというようなことは、教育委員会としてはできないということで御理解をいただきたいと思います。 130 ◎秋山進委員 予算をつけてけちをつけるわけじゃないんですけれども、そういうようなことも仄聞をしたので、やっぱり、きちっとしたものはただしておきたい、こういう意味で御質問を申し上げたので、あしからずという意味じゃなくても、了承していただきたい。  そこで、お聞きしますが、今度は、研究会をつくられて、4月から12月まで研究・調査なされるということでございますが、この報告書は、当然、出されると思うんですけれども、我々議会側に提出していただけるのかどうか。 131 ◎河合学校教育部長 まだ報告書の中身は固まっておりませんけれども、当然、必要があれば提出もいたします。 132 ◎秋山進委員 そして、この報告書が出たらば、教育委員会としてはどのように扱っていくのか、そこまで、いわばトータル的なものを考えた上で調査費をのせたと思うんですけれども、12月に出た段階に、今後のスケジュールとしてどのように報告書を取り扱っていこうとするのか、お聞かせいただきたいと思います。 133 ◎河合学校教育部長 もちろん、報告書の内容によりますけれども、内容を受けとめまして、その時点で、やはり、将来どうするかということは、その時点で教育委員各位と相談をして諮っていきたいと思っております。 134 ◎秋山進委員 それでは、先日の新聞にも出ていましたが、また宇田川委員も言われましたが、立川が8年度から導入、こういうように新聞報道されました。この件について、教育長としてはどのような見解を持っておられるのか、と同時に、市長も、立川が過去に中学校給食をやっていたのをやめた、そして、我々が中学校給食を実施すべきだと言ったときには、当時の教育長は、立川もやめたから、教育的効果がないからやめたんだと言ってきたわけです。ずっと過去に教育長がこういうふうに言ってきているんですね。名前を言っても構いません。過去の教育長はそう言ってきている。それが、今度は、立川が選択方式ですけれども実施するようになった。これについては教育長の見解と、それから、市長はどのような見解を持っていらっしゃるか、両方それぞれお答え願いたいと思います。 135 ◎田中教育長 過日、新聞に出ておりました立川の状況でございますけれども、立川市におきまして検討委員会をつくって、その結果が教育長に対して答申がなされたという段階であの新聞が出まして、状況としては、立川がすぐに平成8年度からやるかのような新聞報道でございました。実態として立川市に確認してみますと、それはあくまでも検討会から教育長に対しての答申だけであって、教育委員会で決定したものでもないというような回答を立川の方からいただいておりまして、現在、立川市ではどうかといいますと、実施の時期、方法などもまだ特定できる段階には至っていないというような状況のようでございますので、まだその辺のところが、立川市としての状況がはっきりしないということで御理解をいただきたいと思います。 136 ◎後藤助役 市長の見解をということでございますが、市長部局としても、教育委員会のこの研究会の結果を十分見守って、私どもの考え方を決めていきたい、そういうように考えております。 137 ◎秋山進委員 中学校給食については、まだ後で私どもの会派の委員が控えていますので、その分はお譲りしたいと思います。  次に、総合保健センターの建設についてお伺いいたしたいと思います。総合保健センターは、ある日突然、東町の総合施設に建設するという政策的な判断でぶち上げられて、またある日突然、この構想が引き下げられました。現在、本当にこの構想はどうなっているのか、打ち上げたままになっているのか、アドバルーンなのか、その点について、現在の進行状況はどうなっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 138 ◎鈴木保健医療部長 その後、福祉計画の中で、保健センターにつきましては、3館構想というものが打ち出されております。これに沿って21プラン、基本計画の見直しの中で検討をすべく、資料を担当部に上げております。 139 ◎秋山進委員 そういう答弁が返ってくるんだろうと思っているわけですけれども、そうすると、21プランの見直しというのは、本来ならば、3月に我々のところに示してくれたっていいわけです。そして、平成6年度予算にどのように反映されているのかということを審議できないわけです。今のこの総合福祉センターだって21プランの見直しでと言ったって、我々、何も、理事会でもらったのは基本的な考え方だけですもの。そうでしょう。そうすると、この基本的な考え方の中に、施設計画策定に当たっての優先事業という形で、政策会議等で事業の方針が決定された事業を優先的に事業をするということですけれども、今の部長の答弁では、見直しの中で資料として出してありますということですから、これ以上質問できなくなっちゃうわけですね。  だから、本来ならば、そういう資料をこういうふうに提出して、そして、こうなったんですよということが審議できないわけですよね。だから、私は、今回、この委員会で通告してあるわけですから、21プランの見直しの中で書いてあると言われたんじゃ、それ以上質問できないわけですよね。その点についてはどうなんですか。今の答弁では、私としては納得いかないんです。もっと具体的に、政策会議で打ち上げてつくりますよと言ったんですよ。それで、政策会議で取り下げちゃった。その後、宙に浮いたままになっちゃっている。  これは、総合福祉センターだって、将来、地域保健法というのが改正になって、今、保育所でやっている3歳児母子健診が、平成9年には市町村に返ってくるわけでしょう、やるような事業になるわけでしょう。だから、そのときに今の平岡の保健センターでできるかというと、今だって、1歳6カ月健診をやっているわけですよね。そうすると、人数的には大したことないというような感じかもしれませんけれども、結局、平成9年には市町村におりてくる。おりてきたときに、ことしの6年には予算にのっかっていませんから、7年、8年、そして、9年から施行されれば間に合わないわけですよね。そうすると、市民サービスの低下につながる。そういうふうに地域保健法が改正になって、市町村に3歳児健診がおりてくるといったときにどうするか。それにはやっぱり、総合的な保健センターの建設をここらで明らかにしてもらわないといけないんではないかという形で私は質問をしているんで、もっと具体的に、例えば、規模はどのぐらいにするのか、建物はどうするかというプランぐらいは、やっぱり、この委員会で示したっていいんじゃないですか。その点についてお答えいただきたいと思います。 140 ◎鈴木保健医療部長 そういうことで、現在、担当部としては、候補地の選定を実務的にしているわけでございますが、幾つかの候補地についていろいろ調査をしております。その中では、帯に短したすきに長しというような、それぞれ他の計画との兼ね合いもありますし、なかなかここという候補地が特定できる段階にきておりません。  一方、地域保健制度の見直しの対応でございますが、これにつきましては、東京都が保健所で行っている業務を市におろしてくるという関係でございます。現在でも、例えば、1・6健診の実施については、南大沢保健相談所を使って保健所との機能を活用させていただいているというようなこともやっております。そういったことから、来るべき地域保健制度の見直しによる市への委譲業務については、保健所の機能等を効率活用させていただくということも一面考えて、今後、対応していきたいというふうに現在のところは考えております。 141 ◎秋山進委員 今、答弁いただきましたけれども、何か全然目に見えない、進んでいない、こういう感じですね。そこで、理事者にお聞きしますけれども、場所を何カ所か候補地として挙げているという形ですけれども、いつまでにこれを具体的にする、21プランで入っているのか、公表できませんと言うかもしれないけれども、そのあれをちょっとお示しいただきたいと思います。 142 ◎後藤助役 21プランのお話がありましたけれども、確かに、平成6年度において新しい5カ年の21プランの見直しをしているわけですが、これは平成元年から続いております10カ年の計画が前期、後期という形でつながれておりまして、平成6年度で、じゃあ、見直しがあったからといって、平成5年度前の事業とのつながりが全く切れるということではございませんで、事業はあくまでも継続されて行われておる。ただ、6年度においては新しい地域福祉計画の策定、あるいは、ごみリサイクルの問題等が条例等にも規定がされましたから、そういう新しい要素を含めながら、この6年度以降の見直しをしているわけでございます。  そういう意味で、総合保健センターにつきましても、ああいう結果、いろいろ紆余屈折がありましたけれども、現在、私どもといたしましては、あの長期計画の計画にあります保健センターの建設について、部長からも御答弁申し上げましたとおり、その適地について一生懸命見つけているということでございます。適地があれば我々の計画を実現させたい。これは当然、見直しの長期プランの中にも含まれているという判断でございます。 143 ◎秋山進委員 時間の関係で、ぜひひとつ努力していただいて、一日も早く具体化していただきたいということを御要望申し上げておきます。  次に、福祉公社についてでございますけれども、この福祉公社については、10年来、私は訴え続けてまいりまして、やっと緒についたなという感じなんですけれども、昨日も質問がありましたので重複を避けますが、市はどのような形で協議会に諮問するのか、全然白紙でするのか、どういう形で諮問をするのか、お答えいただきたいと思います。 144 ◎堀田福祉部長 諮問という形はとれないと思いますので、協議会を設立いたしまして、その中で検討していただくということになると思います。 145 ◎秋山進委員 そして、今後、公社の設立に向けてのスケジュールはどのようになっていらっしゃるか、お答えいただきたいと思います。 146 ◎堀田福祉部長 まず、公社の設立準備事務といたしましては、私ども事務担当としては、6年の4月からおよそ2年ぐらいを目安にやってまいりたいと考えております。推進協議会につきましては、本年10月ごろに設置をいたしまして、1年間、調査・検討をしていただきたい。そして、報告をいただくのが、その後、9月ごろになるのではないかと考えております。そういたしまして、その報告に基づきまして設立時期も検討してまいる。大ざっぱでございますけれども、そのような検討をしております。 147 ◎秋山進委員 そうしますと、各協議会、部会から出た報告書については、我々議会にも提出していただけるんでしょうか。 148 ◎堀田福祉部長 そのようにしたいと思っております。 149 ◎秋山進委員 先のことですけれども、団体としての公社の性格はどのように考えていらっしゃるのか。 150 ◎堀田福祉部長 将来は、近い将来ということになると思いますが、財団化をしたいというふうに考えております。 151 ◎秋山進委員 性格的には財団ということでわかりました。  次に、担い手の謝礼は、将来的に預託制度にしていくのかどうか、アウトラインでもわかれば教えていただきたい。 152 ◎堀田福祉部長 その問題につきましても、設立準備の中で検討していただきたいというふうに考えております。 153 ◎秋山進委員 現在、まごころサービス、家事援助制度を、実際、やっているわけですけれども、これは福祉公社とのかかわりはどのように考えていらっしゃるかどうか、お伺いしたいと思います。 154 ◎堀田福祉部長 現在、活動していらっしゃる団体もございますので、その辺の自主性は保ちながら、それぞれの役割分担を考えていきたいというふうに考えております。 155 ◎秋山進委員 ぜひひとつ早く公社が設立できるように、事務当局も努力をしていただきたい、このように思います。  次に、行政改革についてでございますが、職員定数についてお伺いいたします。現在の職員定数と、現在の職員は何名いらっしゃるか、お答えいただきたい。 156 ◎水越企画政策室長 現在の職員の定数は、総数で4,019人でございます。職員数は3,945人でございます。 157 ◎秋山進委員 平成6年度の職員数の見込みは何人なのか、お答えいただきたいと思います。 158 ◎水越企画政策室長 6年度につきましては、3,978人を予定しております。 159 ◎秋山進委員 それでは、各出向されておりますが、出向職員は何名おられるのか、そして、その方々は職員定数からどうなっているのか、お答えいただきたいと思います。 160 ◎水越企画政策室長 出向派遣等というふうに理解しますが、現在、TAMAらいふへ2名、コミュニティ振興会2名、福祉協議会3名、新都市建設公社1名、住・都公社3名、青年海外派遣隊2名、六市競艇2名、南多摩共済組合、農業共済組合5名、多摩ニュータウンの環境組合が5名で、合計25名でございまして、これらはいずれも定数外の職員ということになっております。 161 ◎秋山進委員 次に、21プランを見直ししながら、施設建設等が、また、学校建設もニュータウンの関係でふえてきているわけですけれども、今後の増員計画についてはどう見込んでいらっしゃるか、お答えいただきたいと思います。 162 ◎水越企画政策室長 7年度以降につきましては、まだ不確定要素が多分にございまして、流動的でございますけれども、8年度以降、箱物は非常に完成をいたします。それから、9年度以降につきましては基盤整備の事業が着手されます。こんな要素を考えますと、流動的でありますが、ふえていくという形になりますけれども、7年度につきましては、大体4,010人前後、8年度が4,100人前後、9年度が4,160人前後、10年度は4,200人前後という形の中で計画をされているところでございます。 163 ◎秋山進委員 そうすると、当然、今、答弁いただきましたように、定数条例の問題が出てくるわけですけれども、その点については、市長はどのように考えていらっしゃるんですか。 164 ◎水越企画政策室長 今の定数が4,019人でございます。それで、6年度につきましては3,978名を予定しております。7年度につきましては、現在の定数の中で大体カバーできるというような形を考えておりますが、8年度以降につきましては、これらにつきまして定数条例の手当をする必要があるだろうというふうに事務的には考えておるところでございます。 165 ◎秋山進委員 それに引き続いて、業務委託については、今後、どのようなものを考えていらっしゃるか、お答えいただきたいと思います。 166 ◎水越企画政策室長 目前に迫っております芸術文化会館につきましては、文化振興財団の設立と、それに派遣をするという形で業務を委託して行う。それから、6年度につきましての関係でございますが、予防接種、三種混合の場合につきましても、これが個別接種に移行されますので、あるいは、結核予防接種の専門家への委託、これらがありますし、さらに、清掃関係におきましては、昨日も申し上げましたが、いろいろな業務につきましての委託化を考えておるところでございますが、特に6年度につきましては、瓶の収集業務につきまして、それの拡大を図っていくというようなことも考えております。また、住宅・都市整備公社を活用しましての市営住宅の駐車場の管理業務の委託、将来的には、住宅管理の一部についても、これを逐次行っていきたいということもございますし、これから予定をされております南大沢の信託にかかわる総合施設等につきましても、委託化も視野に入れていきたいと考えております。 167 ◎秋山進委員 今、業務委託についての問題が出ましたけれども、例えば、財団法人をつくっていくということは、本来的に言えば、財団法人は目的としてある程度利益を得なきゃならないわけですよね。また、出向しているということは、定数の隠れみのと言われても仕方がない。こうなるわけですね。除外されるわけですから、今、25名減っているわけです。そうしますと、例えば、コミュニティ振興会なんか、全部補助金でやっているわけでしょう。いわばコミ振が受けた職員も丸抱えで運営費を全部出しているわけでしょう。そうすると、いわば業務委託じゃないんじゃないですか。丸抱えじゃないんですか、それは。これはこれで意見として言っておきますけれども、まだほかにあるんで、次に進みます。  し尿収集業務について、これは、私も以前、件数や収集が減っているのに、台数、人員が減っていない、こういうことを指摘しましたが、その後、この問題についてはどうなっていらっしゃるのか、お答えいただきたいと思います。 168 ◎鈴木清掃部長 平成2年からの4年間では、減車が9台で25名を減員しておりますし、これらの余剰人員につきましては、他の職場への配置がえを行っております。以上でございます。 169 ◎秋山進委員 そうしますと、これからもますます下水道が普及してまいりますので、当然、減車、減員という形になってくるんですけれども、今後の計画についてお示しいただきたい。 170 ◎鈴木清掃部長 平成6年度から平成10年度までの減車計画でございますけれども、減車につきましては13台、人員にしましては42名を減員する予定となっております。 171 ◎秋山進委員 そうしますと、現在、し尿は直営でやっていますけれども、将来はどういうふうにされようとされているのか、お示しいただきたい。 172 ◎鈴木清掃部長 これは、100%下水が普及の形をとるまで見守るということではございません。一定の量に達したときについては、その時点で考え方を転換していくという考え方を持っております。 173 ◎秋山進委員 考え方を変えていくということは、具体的に、組合との話し合いもあるけれども、業務委託というふうに理解していいのか。 174 ◎鈴木清掃部長 それも含めて考えさせていただきたいと思います。 175 ◎秋山進委員 それでは、予防接種についてお伺いいたします。担当部署の御努力によって、今回、集団から個別になったことに対しては、市民としては大変うれしい限りと同時に、皆さん方と医師会とも努力されてこのようになったということに対しましては敬意を表します。  それで、今回の個別接種によって、担当部課、市民に対するメリットがあれば、お聞かせいただきたいと思います。 176 ◎鈴木保健医療部長 従来から、接種会場の確保とか、あるいは駐車場の整理等で非常に苦慮していたというようなこともございますし、また、医師の都合でいろいろ調整にも非常に難しさがありました。そういう点では、今回の実施で非常にメリットがあるというふうに思っておりますし、それにも増して、市民要望が非常に強いものがございました。また、議会からも御指摘をいただいておりました。そういう点では、私どもも実施ができてよかったというふうに思っております。
    177 ◎秋山進委員 今後、集団接種から個別接種に変える、あと3つ残っているわけですけれども、昨日も質問がありましたけれども、将来的にはどういうふうに考えていらっしゃるのか。 178 ◎鈴木保健医療部長 私ども、医師会との調整等があり、また、これが一番大きなポイントになるわけでございますが、前向きに検討をしていくつもりでおります。 179 ◎秋山進委員 わかりました。  次、平成3年4月から個別通知、はがき通知になりましたけれども、これから、いわば個別の接種になるわけですから、本人に対する通知は、はがきじゃなくてほかのことを考えていらっしゃるのかどうか。 180 ◎鈴木保健医療部長 通知につきましては、いろいろ担当課の方で考えておりまして、現在、予防接種台帳が電算化されていない段階での方法をいろいろ検討中でございます。 181 ◎秋山進委員 それでは、海外姉妹都市について、予算計上されておりますが、その調査内容、研究について、具体的に説明願います。 182 ◎鈴木生活文化部長 6年度につきましては、アジア、あるいはオセアニアを中心とした複数の圏域から複数の候補都市を選んで調査・研究したいと思っております。 183 ◎秋山進委員 今後のスケジュールについてはどうなっていらっしゃるか、お答えいただきたいと思います。 184 ◎鈴木生活文化部長 この候補都市の選定調査・研究が進み次第、相手国の意向であるとか、あるいは締結後の事業の継続性、こういったものを判断しながら、締結に向けての交渉を始めていきたいというふうに思っております。 185 ◎秋山進委員 終わります。 186 ◎太田義一委員長 八王子市議会公明党の質問は終わりました。  会議時間も長くなりましたので、休憩いたします。  なお、午後1時の再開前にはこの席に御着席をお願いします。御苦労さまでした。                                    〔午前11時55分休憩〕   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                                    〔午後1時00分再開〕 187 ◎太田義一委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  1分間の黙祷を行いますので、御起立をお願いします。                     〔全員起立〕 188 ◎太田義一委員長 黙祷。                     〔全員黙祷〕 189 ◎太田義一委員長 黙祷を終わります。  それでは、引き続きまして総括質疑を行います。  日本共産党八王子市議会議員団の質疑を行います。24分でございます。  小澤委員。 190 ◎小澤徳仁郎委員 それでは、通告にほぼ従いまして順次、質問させていただきます。  まず最初に、西部地域のまちづくりについて質問いたします。まず、大きな関心を呼んでいる北西部幹線について質問いたします。この北西部幹線については、既に平成3年、都市計画道路予定線環境影響評価調査委託料として6,700万円の予算が組まれ、2,781万円が執行されました。さらに平成4年には、同様に6,500万円の予算が組まれて、5,871万円が執行される。平成5年には、(仮称)北西部幹線道路予備設計等委託料というのが4,690万円、予算が組まれております。また、この平成6年になりまして、北西部幹線環境影響評価影響調査委託料というのが1,900万円、また予算が組まれているということで、ここで4年間続けて数千万円の予算が組まれてきております。  構想線から都市計画への格上げの作業というのは既に平成3年から始まりまして、予算の中にも入っておりまして、予算委員会の中での説明もされて、住民の前にこういう構想があるということがわかって、既に足かけ4年になるわけです。一般質問などでも私がやりまして、おおよそ1日1万6,000台の交通量が予測された、そういう経過なども答弁されております。また、川口リサーチパークのアセスで構想線として明記されており、1日1万3,500台という交通量も示されております。圏央道の北インターを起点とするアクセス道路であって、周辺に、交通渋滞から環境破壊、生活環境破壊、多大な影響を及ぼすことが明らかになって、本当に大きな関心を呼んでおります。  まず、ここで質問いたしますけれども、現在の事務手続が一体どういう状況になっているのか。この予算の動きを見ていますと、非常に長い時間かかっていろいろやっているようですけれども、この事務手続の進行状況がどこまできているのかが、まず第1点。  2点目には、平成5年の4,690万円の予算の執行見込額を足しまして、平成3年、4年、5年で既にどのぐらいの財政をつぎ込んだのか。  3点目として、アセスが平成6年度にまた予算化されて、平成3年から既に足かけ4年行われているという異例の事態と思われるわけですが、その原因は一体何なのか。この点についてお答えいただきたい。  4番目として、平成3年当時は幅員22メートルという形で、また、その後の本会議での一般質問でもそのように説明されたわけですが、最近は川口リサーチパークのアセス以来、25メートルに変更されており、4車線道路ということですが、構造が変更された原因は何か。当然、交通需要の見通しということが大きな原因となっていると思うんですが、その変化はどうであったのかを含めてお答えいただきたいと思います。 191 ◎坂井都市計画管理室主幹 何点かちょうだいしておりますので、順次お答えしたいと思っております。現在の事務の手続上でございますが、いわゆる都市計画決定に向けての予備設計等の構造、あるいは線形の概略的なところまで進んでおります。  費用につきましては、質問者がおっしゃったように、3年度から4年度、5年度、3年度におきましては2,781万円、4年度におきましては5,871万円、5年度におきましては3,414万4,000円等、事業費を使用しております。  また、3番目の6年度以降のことでございますが、3年から5年にかけましてのそのような基礎調査に基づきまして、線形等の検討を進め、素案の作成に進めさせていただきたいと考えております。  4番目の構造でございますが、この構造につきましては、構想路線の中からは22メートルというふうな位置づけがございますが、当時の都市計画の一つの基準の中では、22メートルも一つの4車機能という位置づけをしております。今回も都市計画道路の構造例等からいきますと、その辺も多少変化がございまして、これは周りの環境、あるいは歩道、あるいは植樹帯等々の検討を重ねながら進めてまいりますので、一応、4車機能ということでは基本的に変わらないということで進めさせていただきたいと考えております。 192 ◎小澤徳仁郎委員 私の質問したことに十分答えていただいていないと思うんです。1つは、アセスが4年も続いているということは、普通、なかなか例がないんじゃないかと思うんです。南道路の構造の説明なんかを見てもわかるとおり、今、アセスをクリアするのが非常に大変な時期に来ている。公害の概要で見ても、大気汚染の現状というのは、現在のまちの中で既に、この数字で見ても限界ぎりぎりにきている。そこへ4車線機能のある道路が来れば、当然、かなりオーバーすることが考えられてくる。そういったところが非常に心配されているということがあります。この点について、アセスが4年も続いている理由というのは一体何なんですか。今のお答えではちょっと不十分だと思います。 193 ◎坂井都市計画管理室主幹 3年度から構想に基づきまして検討しているわけでございますが、3年度におきましては冬の期間の調査をさせていただきまして、4年度につきましては春、夏、秋の検討をさせていただいております。5年度につきましては、それをもとに概略的な構造等についての検討をさせていただいているわけでございますので、これからはそれをもとに都市計画決定へ向けての素案の作成につけて進めさせていただこうと考えておりますので、都市計画の手続に従って、今、進めさせていただいているところでございます。 194 ◎小澤徳仁郎委員 今の説明で、アセスが、平成6年で環境影響評価調査委託料というのが出てきていることの十分な説明になっていないと思うんです。それと、やはり、既に平成3年から6,700万円もの予算が組まれ、執行は2,781万円ですが、さらに川口リサーチパークのアセスでも構想路線が明らかになり、そして、非常に大きな都市計画である8.9キロですね。八王子市の実施計画を見ても、平成3年から平成22年までの事業期間で延長が8.9キロメートルと書いてあるわけです。こういう重大な都市計画が、いまだに地元に対して何の説明もない、これは一体どうしたことか。いろいろな形で地元に知れ渡っている、それにもかかわらず一切説明もしない。やはり、住民間でのコンセンサスを形成するという努力を市が一切しないということに、地元から非常に大きな危惧の声が出ております。実際問題としてこんなふざけたやり方があるか。南道路では線形を書く前、既にアセスをする前に説明しているじゃないか、4メートル道路や5メートル道路の土木で拡張をやる場合だって、やる前にまず相談に入るじゃないか、今回だけ、なぜ八王子市は入らないんだ、こういう声が地元からたくさん上がってきています。やはり、地元に対して早急に説明をするべきだと思いますけど、その点、どう考えますか。 195 ◎坂井都市計画管理室主幹 説明でございますが、質問者のおっしゃるように、非常に長い路線でございます。そういう中で、今、アセスの素案をもとに概略設計等で検討しているわけでございますから、早い時期に素案の作成を進めた中で、地域住民の方々へは説明をさせていただこうと考えております。 196 ◎小澤徳仁郎委員 素案をつくる前に、やっぱり、コンセンサスを、また相談をしてほしい、そうあるべきだというのが地元の声であり、主権者が住民であるという、そういう市の行政の進め方として当然ではないかと思います。その点、やはり、八王子市は都市計画の手続のやり方を変えるべきであろう。都市計画法16条に、ここで説明することができないということではないわけですから、変えるべきであろうと思います。  次に進みますが、西部地域の交通体系事業化調査が1,000万円挙げられております。この問題は、私も今までずっと、西部地域の交通については、やはり、ミニ地下鉄などの軌道系交通を軸として、こういうことを中心に考えていかなければ、この問題というのは根本的な解決はできないだろう。交通対策特別委員会のさきの6月議会での中間報告でも、市内北西部と中心市街地を結ぶ主要幹線における慢性的交通渋滞を抜本的に解決するための新交通システム導入など、新たな公共交通機関の整備の必要性を確認したという報告になっているわけですね。こういうことを踏まえて、西部地域交通体系事業化調査というのは、具体的にどういう調査をされようとしているのか、お答えいただきたいと思います。 197 ◎坂井都市計画管理室主幹 西部地域の交通体系については、さきの交通特別委員会の中で御報告をさせていただいたとおりでございまして、特に、西部地区の交通については抜本的に交通改善をする方策が必要であろうというふうに提言を受けております。そういう中で、軌道系の調査・研究もその中に入っているわけでございます。この提案を受けまして、道路の整備計画と軌道系の導入、ルートの設定、駅設置などの調査・研究を進めてまいりたいと考えております。 198 ◎小澤徳仁郎委員 交通対策特別委員会でも、この点については調査・研究中であるわけですけれど、ここで重大な問題は、都市計画をやる上で一番基本的になる土地利用計画の調査結果というのが一切公表されない、こういう事態の中で、交通対策特別委員会でも総合都市交通体系整備計画の骨子というのが出されたわけですが、この中では既に、圏央道を初め、主な幹線道路はこうあるべきというふうなことが絵としてかかれている。こんなことで本当にまともな都市計画というのはできるのか。川口リサーチパークが次にありますけれども、川口リサーチパークも先行する、圏央道、北西部幹線も先行する、しかし、ここでまちづくりをどうやるかという土地利用計画については一切明らかにしない。21プランの中でのハイテク産業ゾーンというのだって、ゾーンであって、核施設だけではないわけです。核施設と一部の幹線道路だけを先行させて、そして、土地利用計画については市民に一切明らかにしないで、それでまちづくりを協力しろと言うこと自体が、全くの本末転倒の都市計画ではないか。  その中で、この総合都市交通体制整備計画を見ても、軌道系の交通はかなり永遠のかなたに追いやってあるという感じですよね。調査と研究だけですよ。本当に軌道系の調査・研究というのを基本に据えた形にしなければ、やはり、アセスを幾らやってもなかなかクリアできる素案ができてこないというのと同じように、今の交通渋滞の抜本的な解決というのはできていかないのではないかと思うんです。この点、どう考えますか。 199 ◎坂井都市計画管理室主幹 土地利用計画との関係でございますが、土地利用計画そのものにつきましては、21プランの中の大綱で定めております。その中で、大きく分けまして、市街化区域につきましては開発をしていくという方針でございます。また、調整区域については、なるべく現況のままで保存していきたいというふうな方向が大綱で定められ、それに基づきまして、詳細の中では、区域ごとに一つの整備方針を定めております。  そういう中で、特にこの西部地区につきましては、交通体系等の関連もございまして、軌道系のことも将来の交通機関の手段として考えられるだろうということで、報告させていただいたところでございまして、仮に軌道系を導入する場合、将来的な周りの開発の状況、あるいは土地利用計画との整合性を図りながら、人口の動向、あるいは地形の動向、生活圏の動向等を調査しながら、そういうものを前提に、基本的な調査を進めていく必要があろうかと思っております。  また、あわせて、これは軌道系ということになりますと、そのような形の中では、当然、採算性とか、あるいは財政的な投資等も出てくるわけでございますので、そういうものを相当考えますと、自然的に長期にわたらざるを得なくなるのではなかろうかと思います。そういう観点に立って、本市では、やはり、これは長期的な観点の中でじっくり考えていきたいと思っております。 200 ◎小澤徳仁郎委員 今、言ったような人口の動向とか、将来的な採算性とか、そういったことを長期的に考えざるを得ないということを説明しているわけだけれど、これはあなた方が21プランの大綱に定めてある土地利用計画というのを、この地域でもって細かく調査・検討した結果、そのデータを持っているからそういうことを言うわけでしょう。やはり、それを議会にきちっと示さなければ、我々がチェックを入れること自体が十分にできないじゃないですか。一番基本的なところのデータを押さえておいて、それで外郭の骨組みだけを見せて、これでいいだろうというようなやり方の行政というのは納得できないということですよ。これは議会を無視しているだけじゃなくて、やはり、主権在民という、市民が主権者であるという点を完全に無視したやり方だ。  ですから、土地利用計画というのは、市の財政を使って調査・研究した結果なんですから、やはり、この問題を、調査結果をきちっと公表すべきです。その上で長期的な展望でもってやるのがいいのかどうなのかということを、議会に対して判断を仰ぐべきだと思う。この点について、やはり、本末転倒したやり方であって、土地利用計画、その他の調査計画がたくさんあるわけですから、それをきちっと公表すべきです。その点を強く申し上げておきます。  続いて、川口リサーチパークに移りますけれど、現在、オオタカの生態調査がされているわけです。実は冬季オリンピックが予定されている長野県の白馬村のクロスカントリーコースで、オオタカの営巣地が見つかりまして、白馬村では約80ヘクタールにわたって保護するという、さらに、白馬村における稀少動植物種の保護に関する条例というのを、これから議会で制定する。あした提案されるそうですけど、本会議に上程されるということで、制定されるそうです。この白馬村のオオタカの営巣地を広い範囲にわたって保護するという、そして、クロスカントリーのコースも別な場所に移したということですよね。そういう態度を見ると、この前の本会議での代表質疑に対する市長の答弁は、川口リサーチパークを、調査が終わったら早く実現したいんだ、開発したいという、そういう意欲だけを発言されて、本当に人類の将来にわたっての環境の指標となる稀少動植物の保護に対しては一切触れなかった。この姿勢の違いというのはどうなのか。それと、白馬村でのこの対応というものに対して、市がどういうふうに受けとめているのか、お答えいただきたいと思います。 201 ◎菅原都市計画管理室長 白馬村の関係につきましては、新聞報道のみ、私どもの方は承知しているわけでございますが、条例につきましても、明日、村議会の方で、提案をされて可決されるやに聞いております。条例の特徴は、9条から成っていますけれども、オオタカに限っては全国で初めてだという報道がされております。  八王子の川口のリサーチパークにつきましては、現在、御質問にもございましたように、オオタカの方の生態調査を実施中でございまして、その結論を待って、八王子市としては、事業そのものは進めるけれども、一定の手続を踏んだ中での推進を図っていく、こういう考え方でございます。 202 ◎小澤徳仁郎委員 今の室長の答弁なんですが、私が聞いたことに答えていないですね。これは、基本的な行政の姿勢として、白馬村ではこういう対応をしたということをどう受けとめているかということですから、理事者にお答えいただきたいと思います。さきの市長答弁には、オオタカの保護に関しては、その意味についても、どういうふうな対応をしようかということについても、基本的な姿勢も、答弁の中に入っていないんです。この代表質疑での答弁は、リサーチパークを早期に実現したいという、これだけだったんですよね。ですから、ここのところの基本的な姿勢を、この条例を制定するという、こういうのを見てどう受けとめたかをお答えいただきたい。 203 ◎柳瀬助役 種の保存に関する法律の趣旨につきましては、私ども、十分に理解をしておるつもりでございまして、そういった中で、リサーチパークのこのオオタカの問題も、具体的に調査に入っているということございます。  それから、今の白馬村のお話でございますが、やはり、白馬村には白馬村のそういったもろもろの条件があるやに私どもも聞いておりますけれども、その細かいことにつきましてはまだ知り得ておりません。したがいまして、今、申し上げられるのは、リサーチパークに関する法律的な見解、その点だけでございます。 204 ◎小澤徳仁郎委員 既にこの白馬村のオオタカの問題は、今回、条例案という報道になっていますけれど、コースを変更すると決めたということは、昨年のうちから報道されていたんです。これに対して詳細を知らないというのは、さきに言った、種の保存に関する法律を十分に承知しているはずだという態度とは180度違う、そういう対応じゃないかと思います。ですから、市長も、保護や、人類の生存に関する環境の保護の問題については一言も述べることができずに、リサーチパークの早期実現だけを述べたんじゃないかと思うんです。この点は、やはり、八王子市の行政の姿勢というものが、人類の存続にかかわるような問題に対しても開発が優先するという、その姿勢を改めるべきだと私は考えるわけです。  時間もありませんので次にいきますが、元八王子区画整理事業についてお答えいただきたいと思います。元八王子区画整理事業は、昨年、地域での説明会が順次行われたと思うんですが、それと、一部の地域では、まちづくり協議会とかいうものがつくられて、1年間ぐらい活動したという経過もあると聞いておりますので、そのあたりについて、どのような説明会が行われ、中でどういう意見が出たのか。また、一部で行われたまちづくり協議会というのはどういう形で組織され、どういうメンバーがなって、どんなことが話し合われてきたのか、その成果はどうなのかということを、まずお聞かせいただきたいと思います。 205 ◎平野区画整理部長 昨年行われました区画整理の内容でございますけれども、区画整理の仕組みについて、これは従来から説明してきたことでございます。元八王子地区のまちづくりの基本方針、都市計画道路案について、今後の予定について、ということで説明会を行いました。  御意見といたしましては、都市計画道路について、あるいは生活道路について、減歩等区画整理事業についての質問が出されております。  3番目といたしまして、まちづくり協議会でございますけれども、西地区につきましては先行しておりましたので、まちづくり協議会が組織をされておりました。これにつきましては、面的に区画整理事業を行うためには、地区内の方々の御協力が不可欠でございまして、市民と市が一体となって、安全で住みよいまちをつくることを目的としているわけでございまして、より深く住民の意見を事業に反映させるために組織をしたものでございます。  具体的には、事業そのものがまだ進んでおりませんので、組織をしただけにとどまっております。ただ、昨年の12月に、全地区につきましてそういう思想で協議会をつくることをお願いいたしております。 206 ◎小澤徳仁郎委員 西地区で協議会をつくられたというんですが、この協議会の人数は一体どのぐらいだったんでしょうか。それと、1年間活動したと思うんですが、それについて、中では一体どういうことを話し合われてきたのか。また、住民の間での定評もいろいろあると思うんですけれども、それについてはどうとらえているのか、お聞かせいただきたい。 207 ◎平野区画整理部長 人員でございますけれども、5町会で24人で組織をいたしております。ただ、先ほども申し上げましたように、組織をいたしまして、具体的な活動はいたしておりません。 208 ◎小澤徳仁郎委員 この西地区の協議会については、ほぼ1年間活動していたんですが、西地区の住民で、こういう協議会があるということを知っている人が非常に少なかったということも、私どもはある程度つかんでおりますし、この協議会の委員をやっている人の中にも、こういうやり方で住民の意見をちゃんと代表して吸い上げることはできない、疑問を持っているということを私に言ってくださった方もあります。そういう状況で、本当に住民を代表できないような委員会で、参加している委員すら疑問を持っているような委員会で、そこと八王子市が話し合いをしていくということになると、住民の考えていることとは重大な食い違いを起こしていくという危険性が非常に強いと思うんです。この点、今後、どういうふうにされるつもりか、お聞かせいただきたいんです。 209 ◎平野区画整理部長 私ども、協議会を組織する中では、八王子のまちづくりをどうするのか、あるいは元八王子のまちをこういうふうにしていきたいとか、そういうまちづくりに関心のある方、熱意のある方を多く選んでいただきたい、こういうことでお話を申し上げているわけでございまして、選んでいく方法としてはこの方法が、現状の中では最善ではないかというふうには考えております。 210 ◎小澤徳仁郎委員 やはり、元八王子区域内、人口1万6,000というふうに区画整理部でお伺いしたことがあるんですが、それだけの人たちのさまざまな意見とか要求とかを吸い上げるためには、やはり、相当にいろいろな形での組織の仕方というのをしないと無理であろうと思うんです。町会を主力にやったのでは、そういう全住民の意見を漏れなく受けていくということは到底できないだろう。そういうことを、町会の中だって意見が出てきているわけですから、その辺をきちっと受けとめて、やり方というのは改善するべきだろうと思います。  時間が大分迫ってきましたので若干飛ばしまして、都市農業振興についてお伺いしたいと思いますが、東京都が都市農業振興プランというのをつくりまして、たぶんこれに従って農業振興計画策定について200万円の予算が出されておると思うんですけれども、この点について、都市農業の振興プランというのはどういうふうなものであって、これに対する農業振興計画の策定というのは、基本的にどういう立場で行われるのか、お聞かせいただきたいと思います。 211 ◎菊地原経済部長 今、平成6年度に策定を考えております八王子市の振興計画につきましては、今後、東京都の指導をいただきながら、本市の農業関係機関と連絡・協議を密にしまして、今後のあるべき姿を明確にしていきたい、目的はこれでございます。 212 ◎小澤徳仁郎委員 東京農業振興プランでは、現在の野菜や農産物の東京都における自給率を11.1%と認識して、10年後でも10%を確保したい。この中で農地も8,500ヘクタール確保したい。この8,500ヘクタールの内訳を聞いてみますと、生産緑地が3,720ヘクタール、当面農地が1,480ヘクタール、調整区域が1,800ヘクタール、山間とか島嶼が1,460ヘクタールということで、おおよそ8,460ヘクタールということでありますけれど、これを振興していくためのいろいろな施策も若干出されております。この中で、優良集団農地育成事業というのがなくなって、生産緑地保全事業というのが出てくるんですが、この生産緑地保全事業というのはどういうものでしょうか。 213 ◎菊地原経済部長 その辺の振興につきましても、地元の農協、農業委員会、それから、やる気の農業者、東京都、改良事務所、経済事務所を含めまして、その辺もきちっともとから検討していきたいというふうに考えております。 214 ◎小澤徳仁郎委員 そういうことを質問したんじゃなくて、東京都が出してきている生産緑地保全事業という優良集団農地育成事業にかわる制度の中身、制度についての質問なんです。 215 ◎山崎農林課長 制度の仕組みでございますけれども、優良集団農地にかわりますものといたしましては、農業後継者育成事業ということで、新しく事業名が変更になったものでございます。 216 ◎小澤徳仁郎委員 農業後継者育成事業についても後でお伺いしようと思ったんですが、東京都で聞いた話と若干違いますのでね。生産緑地保全事業というのが今度できるということで、実際問題としてこの中にも書いてあるんです。そして、生産緑地保全事業は対象面積が2ヘクタール以上なんです。今までの優良集団農地育成事業というのは、対象農地がおおよそ1ヘクタール以上、2倍に広がっちゃうんですよ。これでもってどういう形の生産緑地の保全をしようというのか、ここが第1の疑問点です。  第2の疑問点は何かというと、農業後継者対策事業が375万円の予算が組まれています。これが、対象が1経営体となっているんです。農業後継者というのは八王子で240人ほどおると思うんですけれど、これが1経営体だけの対象というのと、生産緑地保全事業、この中には何が書いてあるかというと、農住事業を進めて、生産緑地をまとめていくという方針が書いてあるんです。この辺のところをどう受けとめて、どう解釈しているのか、お聞かせいただきたい。 217 ◎山崎農林課長 生産緑地育成事業という関係につきましては、現在、まだ東京都の方から具体的に施策として私どもの方へおりてきておりません。  それから、農業後継者対策事業でございますけれども、農業後継者対策事業といたしましては、全都的に40の経営体をとらえて、それを中核体として発展させていこうということで計画したものでございまして、本市といたしましても、当初は3経営体の育成を図っていこうというふうに考えたわけでございますけれども、諸般の情勢から、当面は1経営体ということになった次第でございます。 218 ◎小澤徳仁郎委員 ということは、私が危惧するのは、日本の都市農業が東京においても八王子においても非常に意欲を持って進められているということで、全国的にも非常に高い比率があるわけなんですが、これはやはり、農業が個人経営ということを基本にして、集約的な農業というのが進められてきた、こういう経過の中でだと思うんです。これが2ヘクタール以上で、そして、1経営体、大きな経営ということにまとめられていくということは、まさしく、現在、意欲があって進められている都市農業の経営基盤そのものが崩されてしまうんではないか、そういう危惧を非常に抱くわけです。やはり、こういう点がないような農業振興計画策定をやってもらわなければならないと思うんです。  もう一つ、有機農業推進事業がこの中に書かれておりますけれども、これについてお答えいただきたいと思います。 219 ◎菊地原経済部長 有機農業の研究会は八王子農協の中に設置をいたします。本市も当然、参加いたしまして、都の普及所、農業者、特に野菜生産農家でございますが、こういうメンバーで構成をしまして、有機農業について研究をする会でございます。 220 ◎小澤徳仁郎委員 東京都の有機農業推進事業の動向はどうでしょうか。 221 ◎菊地原経済部長 都の有機農業の状況でございますが、今、都の農業試験場でモデルプラントを建設しておりまして、これが3月末、今月末に完成する見込みだそうでございます。モデルプラントの稼働率は平成6年度中であると確認をしております。 222 ◎小澤徳仁郎委員 続いて、今、恩方や上川でかなり問題となっております猿害対策はどうなっておりますか。 223 ◎菊地原経済部長 猿の害につきましては、各地域農業者懇談会でも、その被害状況の報告を受けております。猿は広範に、しかも、人家の少ないところに出没しますので、対応に苦慮しているのが実情でございます。都の試験場の専門員に相談をして、撃退法などの具体的な方策も依頼しているところでございます。 224 ◎小澤徳仁郎委員 この点についても、前、一般質問したときとほとんど答弁が変わっていないんですが、これはやっぱり、具体的に進めるように理事者の方にやっていただかないといけないんじゃないかと思います。  最後に、総合福祉センターのプールの利用の方法について、養護学校や盲学校での学校行事として使うときに、やはり、市内の生徒も市外の生徒も同じように、無料なら無料で扱ってやっていただきたいということがありますけれども、この点について改善の方法があるかどうか、お答えいただきたいと思います。 225 ◎堀田福祉部長 現在、運用の中で無料にしております。 226 ◎小澤徳仁郎委員 運用の中での無料というのが、実際の教育の概念に合わないところがあるということが言われているわけですね。というのは、実際、制度的にお金を払わなければならない、その人が無料になってくるということは教育の概念に合わないので、合うようにしていただきたいということがあるわけですが、その点、どうでしょうか。 227 ◎堀田福祉部長 総合福祉センターは八王子市民を中心に考えておりますので、市外からおいでになる方については、この運用で今後も対処していきたいというふうに考えております。 228 ◎太田義一委員長 日本共産党八王子市議会議員団の質疑は終わりました。  続きまして、日本社会党八王子市議団の質疑に入ります。時間は36分以内でございます。  菅原委員。 229 ◎菅原健司委員 それでは、私の方から何点かについて御質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。  まず、ごみ減量、リサイクル事業についてお伺いいたします。この問題、きょうに至るまで各、別の委員から御質問もありましたので、若干重複するかもしれませんけれども、さらに進んだ御回答をよろしくお願いいたします。  まず、現在、古紙の回収に向けた準備が進められております。これが実現すれば、空き瓶や牛乳パック、あるいはアルミ缶等で市内の資源の回収は大きく前進することと思います。私もその旨、いろいろなところで活躍をしようと思いますけれども、実は、古紙の分別回収の方法論の伝え方として、いわゆる市から地域への伝え方について1つ質問をしたいんですが、各町会長、あるいは副町会長をこちらの方に呼んで一定程度の説明をし、各町会から地域に説明をするようにお願いをしたのかどうか、お伺いをします。 230 ◎鈴木清掃部長 町総連を通しまして代表の方に私どもも伺いまして、まず古紙分別収集についての説明をいたしました。それから、ブロック単位で説明会を行うということで、既にほとんどが終了しているわけですけど、個々の町会についても、都合が悪い町会、あるいは、さらにもう少し詳細に聞きたい町会ということで、申し出があった場合については、個々に対応をしているのが現状でございます。 231 ◎菅原健司委員 そういう説明会を通じて、それぞれの町会からいろいろな御意見が出たと思いますけれども、それについて御説明をお願いします。 232 ◎鈴木清掃部長 前回も申し上げましたが、古紙回収については内容に対する質問がほとんどでございますが、可燃ごみ収集が1回、回数が減る、あるいは集団回収への影響が懸念されるなどの質問が多いようでございます。中には、古紙回収については大変結構だという御意見もございますが、説明会の終わりの方になりますと、やはり、これは我々市民としても協力しなければいけないんだというような意見が出されております。 233 ◎菅原健司委員 実は、さきのほかの委員の質問の中で、周知期間が短いという御意見があった、こういうことをお聞きしたので、あえて再度聞いたんですが、そういう組織された団体の代表を集めて説明をして、周知期間が短いというような意見があったにもかかわらず、組織されていない、いわゆるマンションに入っている学生さん、あるいはワンルームマンションの住民、これらについては、今後、戸別訪問をして対応するという発言がありました。私は、組織されているそういう町会からですら周知期間が少ないというような意見があったにもかかわらず、初めて4月1日に向けて戸別訪問をしながら、恐らく相手は留守の方が多いと思うんですが、それで解決ができるのかどうかということを、ちょっとお聞きしたかったんです。その辺についてはいかがですか。 234 ◎鈴木清掃部長 御指摘のとおり、期間的には若干短いということについても、ある程度承知しておりますが、実は、自治会から町会に入っていない未加入者についてのリストをいただいております。これらのリストをもとにしまして、マンション、あるいは単身者向けのアパート、これらについては、管理人がいらっしゃるところについては管理人を通して徹底をする、あるいは不動産屋を通して徹底する方法で、今、考えておりますし、清掃部も800人の職員がいるわけですから、その残されたものについては、個々に歩いても時間的には十分対応できる、そのように考えております。
    235 ◎菅原健司委員 対応できるという自信ありげの御答弁ですので、ぜひそのようにしていただきたいと思います。問題は、これらをそれぞれ、今度は古紙回収を始めるわけですけれども、当然、焼却ごみの減量に向けての対策と、リサイクルの市民に対する啓蒙を含めた実施だと思いますが、減量目標が果たしてどのくらいになっているのかということについて、お聞きいたします。 236 ◎鈴木清掃部長 平成6年度の古紙回収目標量は、約1万1,000トンを考えてございます。このほか、集団回収によるものが1万1,800トンでございますので、可燃ごみの年間総量に対する減量割合は、全体の18.6%を目標値としております。 237 ◎菅原健司委員 既に回収をしている団体が1万1,000トン、そして、この新しい事業における減量目標が1万1,000トンということですね。私も、どの業者がどういう形で古紙を再生する、リサイクルするということについては全く申し分ないわけですが、例えば、私の地域では毎週水曜日に古紙の回収があるわけですが、市の車が行く前に、業者の車が先に集めて歩くという方法も、今後、考えられると思うんです。方法というより、そういう業者があらわれるといいますか、だから、それはそれで私はいいと思うんですが、問題は、今、焼却施設の問題を含めて、果たして八王子市の直営で集める量が1万1,000トンという目標が多いのか少ないのかについてはいかがでしょうか。 238 ◎鈴木清掃部長 可燃ごみの分析からいきますと、その約半分が紙類でございまして、なおかつ、全体の25%が再生可能というふうに分析の結果をいただいております。したがいまして、最終目標は25%ということで目標は立っております。 239 ◎菅原健司委員 それで、市民といわゆる行政がここで初めて一体になって、さらにこういうリサイクル運動を始めるわけですが、問題は事業者の対応だと思うんですが、事業者に対する今までの指導、あるいは、これから事業者がどうあるべきだということについての対応はどうなっているでしょうか。 240 ◎鈴木清掃部長 TAMAらいふ関連で、八王子駅北口、あるいはめじろ台商店会、あるいは大型店舗の協力で実際にスタートしております簡易包装協力制度によりまして、家庭からの排出が減ったというふうには考えられます。今後もこれらの拡大について努めると同時に、条例改正をしまして、3,000平米以上の事業所の再利用計画書の提出、これらを義務づけておりますので、現在、発送準備をしておるところでございます。これらを強力に進めることによって、結果として2けた以上の減量目標が達成できるだろうというふうに考えております。 241 ◎菅原健司委員 きょうの朝刊ですけれども、リサイクル推進に向けて八王子市が清掃部に、今まで係だったのが課を新設して、いわゆる10年前と比較すると、人口増が17%に対し、ごみの量は42%となっているというような記事が載っていました。これらの問題、私もまだまだ危惧するわけですけれども、ぜひ成功するように祈っていきたいと思います。  次に、初めてプラスチック容器の減容化モデル事業についてお伺いします。今度の予算でプラスチック容器も減容化に向け取り組むことになっております。減容化ですから、恐らく、私が考えるには、溶かして縮小させて容積を小さくする、こんなような目的ではないかと思いますが、その方法はどういう形で、今後、収集活動に進んでいくんでしょうか。 242 ◎鈴木清掃部長 現在、プラスチックは不燃物として回収しまして、破砕処理センターで約15分の1程度に減容して埋め立てをしております。これからは埋め立てを少しでも少なくするという意味で、現在行っている拠点回収、これらの拡大を進めると同時に、試験的にはモデル地区を設けまして、分別回収を実施し、将来的には拡大をしていきたいというふうに考えております。 243 ◎菅原健司委員 そうしますと、将来的には瓶の回収、あるいは古紙、その他の回収と同じような方向で、恐らくペットボトルが一番容積が、つぶせば小さくなるにもかかわらず、大変な量の大きさになっていくと思いますが、これらも将来は分別回収でいこうとしているのかどうかお聞きします。 244 ◎鈴木清掃部長 二通りの方法で進めたいというふうに先ほど申し上げましたので、この拠点回収の拡大は、メーカー、あるいは販売所の責任というものでやっていただきたい。それから、一般家庭のプラスチック器については、順次、拡大をして全市でやっていきたい。  プラスチック、特にペットボトル等については、減容化と申しますと、まず搬送が一番大変なわけですので、これをつぶす機械、いわゆる空気を抜く機械を設けて、搬送をしやすいようにして、あとはそれらを専門的に再生する業者の方で再生品としてつくっていただく、そういうことを考えております。 245 ◎菅原健司委員 わかりました。  次に、余熱利用と複合施設についてお伺いいたします。北野清掃工場の一部に余熱利用の施設と、まず、どのような施設を中身として考えているのか、お聞かせください。また、100トンの熱量との関係もあると思いますので、その辺を含めて現在の予定をお聞かせください。 246 ◎鈴木清掃部長 余熱利用施設ですと、現在、まずは温水プール、浴室等を考えておりますが、100トンの熱量といいますと、清掃工場からつくられるカロリーは約80万キロリッターが限界でございます。そこで、まず工場の場内利用が20万キロ、あと残りの60万キロリッターが複合施設への熱供給となりますので、プールと浴室、この2つで57万キロリッターを考えておりますので、熱供給についてはその辺が限界かなと考えております。 247 ◎菅原健司委員 今、お聞かせいただいた施設の内容、いわゆる、当時お約束をした地域の要望に、温水プール、あるいは浴室がこたえられているのかどうかもお聞かせください。 248 ◎鈴木清掃部長 この2つについては強い要望がありましたので、こたえられているというふうに判断をしております。また、現在も、これから行う実施設計に向けて、地元町会、あるいは5町会で結成をしました対策協議会で要望等を聞いておりますので、できる範囲内で反映をさせたいというふうに思います。 249 ◎菅原健司委員 あと、多目的ホール、あるいは会議室の御希望があるやに聞きましたけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 250 ◎鈴木清掃部長 大・中・小の会議室、あるいは舞台つきの広間、そういったものについても取り入れる考え方で、現在、検討を進めております。 251 ◎菅原健司委員 この施設は北野清掃工場建設関連の事業であるわけでありまして、21プランの17館構想とは全く別の建物にならなければならないと思っています。温水プールや浴室、あるいはスポーツ施設等が考えられているようですけれども、多少、プールの幅が小さくなっても、その建物の中に熱帯植物等を取り入れた特徴のある施設とし、市内の別のスポーツ施設にあるプールとははっきりとした違いを取り入れていただきたいというふうに私は思っていますが、そのような考えがあるかどうかお聞きします。また、検討する余地があるかどうかもお聞きいたします。 252 ◎鈴木清掃部長 町田市等ではそういう形で取り入れていますけれども、先ほど申し上げたように、カロリーの問題もございます。ただ、プールサイドで熱帯植物、これらをセットすることについては可能であろうというふうに思います。 253 ◎菅原健司委員 ぜひ周りに熱帯植物等も置ければ置いていただきたいというふうに要望します。  最後にリサイクルプラザについてお聞きいたします。リサイクル製品等の展示販売が行われ、広く市民に開放され、恐らくリサイクルショップの位置づけがなされると思いますが、回収された製品を市民に提供するだけでなく、その場で修理、あるいは取り組める工場、店舗が一体となった施設をつくり上げるという考えがあるのかどうか、お聞きします。 254 ◎鈴木清掃部長 再生品をつくるセンターとしますと、プラザではなく、松枝に考えておりますリサイクルセンターでつくる考え方がございます。 255 ◎菅原健司委員 ちょうどきのう、帰ったらテレビニュースをやっていましたので、参考までに申し上げますが、ヤマトホームサービス、埼玉県でリサイクルショップを手がけているそうです。そして、そこでは100万円のピアノを3万5,000円で提供したり、2万円のたんすを8,000円で提供したり、そして、仕入れが電話1本で、いわゆる引っ越しをするときに不要になったから取りに来てくださいと言いますと、それを無料で取りに行って、持ってきて使えるものと使えないもの、手を加えれば売れるものと売れないものという仕事をやっているそうです。それで、5人のスタッフで十分修理できる品物、即売れる品物等が3割近くあって、もとはただで集めてきているけれども、リサイクルには大変すばらしいということで、今、採算もとれているというんですね。  きのう、別の委員がシルバー人材センターにも手に職を持った人たちがいるから、そういう方法も考えてどうかということ、私も全く賛成の立場ですね。今、言ったように、売る場所とつくる場所というのが、もしかしたら変わってしまうのかもわかりませんけれども、ぜひそういう取り組みを行っていただき、できる限り再生をし、市民に広く提供できるような将来のプラザ計画を立てていただきたいと思いますが、その辺についてお答えをいただきます。 256 ◎鈴木清掃部長 民間の中での専門家のノウハウを十分におかりしたいというふうにも考えておりますので、できる範囲内で検討させていただきたいと思います。 257 ◎菅原健司委員 次に、(仮称)ボートピア八王子の場外舟券売り場についてお伺いいたします。昨年8月25日をもって西武デパートが八王子から撤退いたしました。古くは伊勢丹、大丸、もっと古くは岡島だとかイノウエデパート等がありましたけれども、八王子全体として何か商工対策がうまく進んでいない、進出したデパートにお任せ切りだというような懸念が、私は大変しているわけでございます。最近は南口開発もテナントが入らない、テナント募集がうまくいかないということで繰り延べにもなっておりますけれども、これらの問題については、西武デパート跡地については、推進の団体と反対、両論あると聞いています。  そこで、質問いたしますけれども、西武が閉鎖し、舟券売り場の問題が出てくるまでのこの期間、地域の商店街から企画政策室、または経済部に、活性化に向けて何らかの問い合わせがあったのかどうか、この辺についてお聞きをします。 258 ◎水越企画政策室長 地元から活性化についての相談は、企画政策室の方へはございませんでした。 259 ◎菊地原経済部長 経済部の方にも特にございません。 260 ◎菅原健司委員 それでは、今度はその空き建物、西武の跡の建物について、民間の建物ですから、そんな勝手に好きなようにはいかないと思いますけれども、八王子市としてどこかに問い合わせをしたことはありますか。 261 ◎菊地原経済部長 これも特にございません。 262 ◎菅原健司委員 以前、別の委員が、デパートが閉鎖したときに、せめて駐車場だけでも借りて開いたらどうか。90台ぐらいの駐車場になっているかと思いますけれども、もしそのときにその駐車場を市営で開設をすれば、少なくとも1日90台ぐらいの車で来るお客さんがあそこを出歩いた、通った、こういうことにはなったのかと思いますけれども、その辺については全く考えがなかったのかどうか、お聞きします。 263 ◎菊地原経済部長 その辺につきましては、商工会議所とも調整もしましたし、地元の方とも調整を一部始めたんですが、全体の中の撤退でございましたので、一部だけの開放は無理だというふうなことでございました。 264 ◎菅原健司委員 今日までの経過をお聞きしたわけですけれども、このような経過ですと、地元の人たちは、どんな施設が来ても、極端に言えば、こういうギャンブル場の舟券売り場が来ても、実は、すぐ乗ってしまうというような雰囲気が駆り立てられたのではないかと思います。ここに、ボートピア八王子対策協議会の東京商業施設株式会社の人たちと、地元の中町の商店街、あるいはパーク1番街、これらの代表の方と何かお話し合いをしたようにも思いますけれども、この人たちは、どちらかというと、条件闘争、地元の希望が受け入れられれば誘致してもいいよという考え方の人たち。しかし、よく考えてみると、実は、中町、あるいはパーク1番街でも、副町会長名の判は押してあるけれども、そういう相談が1店舗ずつに全く行っていないというようなことも聞いております。特に私は、学区の関係で、横山町一丁目と二丁目の方に、実はどうなんだという話を聞いたわけですけれども、横山町一丁目、二丁目については、この人たちからこういう相談があったけれども、一軒一軒聞いたら、やっぱり、反対の方が多いんだ、こういう結論を出して、もちろん、これには同調していません。  こういうように、現状、両論あるわけですけれども、私は、今まで、教育長、経済部長、市長のこれらの発言で、ほぼ、これはだめなんではないかという感覚を得ているわけですけれども、ぜひきょうの場で、これ以上、商店街の対立を避けるためにも、そして、今、言った、東京商業施設株式会社に対する対応についても、きちっと、八王子市は学園都市である、そして、「心ふれあう文化の香るまち」を掲げ、教育文化学園都市として、今、目指しているんである、したがって、このような施設については承諾をしかねるというような、はっきりとした態度をぜひとっていただきたいんですけれども、その辺について理事者はいかがでしょうか。 265 ◎後藤助役 これは従来から、市長からも御答弁をしてあります。ただ、今、御質問者もお話がありましたとおり、賛成する者も反対する者もあるわけですから、行政がこのことについて、より以上介入することは非常に問題があるのではないか。ただ、私どもの立場としては、きちっとした態度を示してあります。 266 ◎菅原健司委員 きちっとした態度というものが、私は、先ほど言ったように、今までの答弁で雰囲気はわかるんですけれども、どっちがきちっとした態度かというのがまだつかめ切れないんですが、どっちに対してきっちりとした態度をとっているんでしょうか。 267 ◎後藤助役 どちらということではございません。市として、まちづくりの中で、その施設が好ましい施設であるかどうかということについて、きちっとした態度を示しているということです。 268 ◎菅原健司委員 きちっとした態度というのを、どうも僕はわからないんですが、好ましくない施設だったら好ましくない、受け入れられないとなぜ言えないんですか。 269 ◎後藤助役 私どもは、そのように議会の中でも表明をいたしております。 270 ◎菅原健司委員 わかりました。もう少しはっきりとお答えをいただきたかったわけですけれども、時間もないので、次に移りたいと思います。まだわからない委員もたくさんいると思いますので、機会があったら、もっとはっきりとお答えをいただきたいと思います。  次に、河川改修の緑地の整備について御質問をいたします。きのう、別の委員も質問したけれども、都市整備部長、どうもわかっていなかったんじゃないかなということで、きょう、これを持ってきました。昨年まで右岸を工事しようということで予算を計上し、建設省に委託をしました。しかし、建設省からコンピュータをはじいて、水害があったときに、このピンクのところを先に工事するとこっちが危険だから、したがって、こっちを先に工事するべきだということで、右岸から左岸に整備計画が変わったということについてはよくわかりました。  それで、私は、建設省がそういう見解をとったのなら、当然、台風被害に備えた、ここの左岸の土手、青いところ、ここに工事を着手するべきだと思うわけです。この中の低護岸工事を幾らしても、これは防水、水害対策にはならないのではないか。実は、こういう立場で先般の委員も質問をしたわけですが、たまたま緑地整備担当ですから、土手じゃなくてこっちになっているのかなとも思いますけれども、私は、建設省からそう指摘されて、治水の問題がもし取り上げられたのだったら、当然、ここに手をつけるべく建設省に申請すべきと思いますが、いかがですか。 271 ◎澤野都市整備部長 きのうもお話ししたんですが、今回の浅川の工事につきましては、私ども、多賀公園、庁舎、それから、河川と一体に整備いたしまして、市民の憩いの場をつくろうというようなことで、建設省と相談してやってまいっているわけでございます。今のお話も理解できますが、右岸側につきましては高水護岸を先行したわけです。きのうもお話ししましたが、今回、複断面で本改修しようというのが浅川の基本的な考えでございます。したがいまして、右岸でやったのは高水敷護岸を先行いたしました。それが、高水時の水理解析によりまして、左岸側の護岸がちょっと問題があるというようなことで、今度は左岸につきましては低水護岸を先行して、きのうも御質問いただきましたが、オギとかヨシの群集も、低水護岸を先行することによって守ろう、そんなような意図も含まれております。そんなことで御理解いただきたいと思います。 272 ◎菅原健司委員 低水護岸ということになると、こういう形になりますよね、内側に。僕は、こういう工事をどんどんしていくと、浅川の容積が余計に減っていくと思うんです。当然、河川の中にこういう低護岸工事とデッキができてくるわけですから、当然、減っていくと思うんですね。僕は小さいときに、水が向こうからこっちまでいっぱいになったときを経験しているわけですけれども、こういうものをつくることによって、きのうはこの黒いところは蛇かごでやる、手前は壁、コンクリでやると言いましたよね。当然、ここに水が行った場合には、これだけ残って、左右、内側が流されるという危険もありますし、もしこれが成功したら、さらにこの真ん中だけ掘り下げるという工事をしなければならないでしょう。そうなると、八王子の浅川というのは、上流から下まで、真ん中は全部ずっと左岸に掘り下げた水の流れにしてしまうのかどうか、これについてはいかがですか。 273 ◎澤野都市整備部長 浅川の計画断面は基本的に複断面で改修しようというようなことで、建設省で考えておるようでございます。長沼橋までそのような断面で改修しているわけでございますが、ただいま、私ども建設部でかけかえをしております長沼橋の旧橋が、根入が浅いものですから本格改修ができないというようなことで、おかげさまで長沼橋も終わるようでございます。したがいまして、下流の方から逐次、複断面で改修しようということになろうかと思います。したがいまして、この裏も、将来的には低水護岸の中は河床を下げるということでございます。 274 ◎菅原健司委員 最後に、僕の要望ですけど、今、言ったように、防水、水害工事だったら、一生懸命ここをやってください。それで、左岸の中野、暁町。私は浅川というのは左岸が心配です。ここら辺はもうよく頭に入っていますから、左岸の方がきちっとした整備をしないと危険ですよということは、何十年来言われていることですから、この土手の工事だったら、建設省にお金を出してもらって、幾らでも要請をしてやってもらっていいんですけれども、中にいわゆる段差をして、容積をどんどん減らすような工事については、私自身は賛成できません。特にここの場所は、向こう側、左岸の川の中というのは、いろいろな自然環境保護ゾーンに指定をされているわけですから、その辺も十分踏まえた対応をとっていただくことをお願いをして、私の方からは終わりたいと思います。 275 ◎太田義一委員長 菅原委員の質問は終わりました。  大日向委員。 276 ◎大日向宏委員 八王子ニュータウン事業について伺います。片倉、宇津貫町を中心とした丘陵地帯を開発して、400ヘクタール、2万8,000人の住むまちのまちづくりが、今、急ピッチで進んでいるわけであります。私もその丘陵地帯を、子供たちと一緒にマラソンをしたり、あるいは全校遠足のコースに選んだりした経験を持っております。その恵まれた条件の自然が失われないように願っていた一人であります。63年10月8日にニュータウンの事業認可がなされて、それ以降、工事が始まっているわけでありますけれども、まちづくりの基本としては、恵まれた自然、緑をその中に取り入れることが極めて大事だというふうに思っているわけであります。  そこで、工事の状況について関心が強いものですから、時々、工事現場に行って様子を見させてもらっているところです。それまで谷だった場所がブルトーザーで埋められている様子、あるいは、それまで植栽されておりました樹木が倒れている様子、それらをこれまでも見てまいりました。今、造成工事はどれぐらい進んでいるかというふうな様子については、私のような素人が見てもわからないわけですが、現時点でその工事の造成が一体どれぐらい進んでいるのか、割合でお答えを願いたいと思います。あわせて、道路工事の状況についてもお願いしたいと思います。 277 ◎菅原都市計画管理室長 造成工事でございますが、一応、4年度末では62.8%でございましたが、本年度、5年度末で3月末まで言いますが、約70%までいくということでございます。  道路の関係でございますが、現在、幹線道路ということで、3・4・12号線が企業関係で進捗しているわけですし、もう一方は、3・4・14号線が、現在、進行しております。これはいずれにいたしましても、8年ないしは9年ごろまでに、一応、幹線道路として事業進捗を図っていくということを聞いております。 278 ◎大日向宏委員 まち開きについては、当初、7年度であるというふうに言われておりましたけれども、最近は8年の4月だというふうな話も聞いております。予定よりも1年おくれという状況であるわけでありますけれども、1年おくれになった主な理由は何でしょうか。 279 ◎菅原都市計画管理室長 前段申し上げましたように、造成工事等の関係もございます。これは、当然、仮換地までに一般の地権者が八百余、いらっしゃいますので、仮換地等の進捗が多少おくれているということもございます。それにあわせまして造成工事ということでございまして、まち開きの時期につきましては、現時点では、8年3月に新駅の開設とあわせたまち開きを考えているところを聞いております。 280 ◎大日向宏委員 現在、仮設の住宅が建って、それに入居なさっている方もおられるわけですけれども、入居されている方も、今まで住みなれた場所を離れて仮設の住宅に入っている。規模としてはかなりスペースの広い住宅で、快適だというふうな話も聞いておりますけれども、長い間続いた、住みなれた場所を離れて、いろいろ不便を感じているというふうな点もあるようです。  そこで、仮設の住宅の状況について伺いたいと思いますが、片倉町では100戸の予定、宇津貫町では70戸程度をつくるというふうな計画があるわけでありますけれども、その中で、現在、利用できるような状況になっている、つまり、仮設の住宅ができ上がっているのは、それぞれ何戸あるのかということを伺います。 281 ◎菅原都市計画管理室長 地元の皆さんには事業協力ということで、仮住いの関係で移転を強いられているわけでございますが、建物全体では460余がありますけれども、現在、移転関係については、84戸ほどが4年度末、5年度には76戸ぐらいございますが、片倉地区におきましては全体で96戸でございまして、宇津貫が66戸で、計162戸でございます。一応、前段申し上げましたように、4年度で、片倉が26で、宇津貫が34で、60でございますが、5年度では42戸の、宇津貫が22戸ということで、64戸。それ以後については6年度以降ということで計画をされているようでございます。 282 ◎大日向宏委員 そうすると、移転なさる方については、仮住宅を利用される方については、全く心配がないような仮設住宅が建つというふうにとらえていいわけですか。 283 ◎菅原都市計画管理室長 当然、お住まいの方々に御協力をちょうだいしながら、各地区2カ所に分けまして対応しているということを聞いているわけでございます。 284 ◎大日向宏委員 そろそろ21世紀ですから、ある意味では、まちづくりとしては、20世紀の集大成が八王子ニュータウンのまちづくりにつながるというふうに私は考えるわけですけれども、よく住宅をつくっている状況の中で、例えば、片倉台とか、あるいは西武北野台とか、そういうふうな住宅は比較的新しい住宅地であるわけですけれども、電柱がどうしても景観を損なっているというふうな状況があるわけです。それで、20世紀のいわゆる最後の住宅づくりといいますか、集大成としての住宅づくりの中に、電柱や、あるいは、あそこには高圧線も通っていますけれども、高圧線は一体どういうふうになるんだろうか。私は、当然、電柱については市民会館の周辺にあるような地中化の方向を検討して、まちづくりの中に生かす、そういう考えを持っておられるだろうと思いますけれども、その点についての確認をお願いします。 285 ◎菅原都市計画管理室長 八王子ニュータウンにつきましても、地中化という形の中で、現在、JRの送電線がございますが、仮移設をしておりますが、これを中心にいたしまして、歩道つきの幹線道路を中心に地中化をする計画で進めております。 286 ◎大日向宏委員 地中化を図るというふうなお答えがありましたけれども、それは一定の限定つきで、歩道つきの幹線道路というふうなお答えが、今、ありましたけれども、歩道つきの幹線道路というのは、全体の中で占める割合なんですけれども、それはどれぐらいの率になるんでしょうか。 287 ◎菅原都市計画管理室長 細部につきましては、現在、公団の方で詰めておりますが、当然、ニュータウンの方の幹線道路が何本もございますが、なぜ歩道設置の道路かということがあるわけですが、区画街路の生活道路になるわけですが、こういった面の関係については、道路管理上の問題もございますので、現在、全市的に進めている地中化の関係については歩道設置されている道路について地中化の事業が進められているということで、八王子ニュータウンについても、その基本に従って進めているということでございます。 288 ◎大日向宏委員 私が今、聞いたことに十分に答えていないというふうに受けとめました。というのは、幹線道路の部分に埋設をするというふうなことはよくわかりました。しかし、幹線道路は全体の面積の中で、いわゆる地中化される部分はどれぐらいの割合になるのかというふうなことを伺ったわけです。 289 ◎菅原都市計画管理室長 全体の面積はともかく、八王子ニュータウンでは、延長にいたしまして約8,600メートルということを聞いております。 290 ◎大日向宏委員 次に、雨水の問題について伺いたいと思います。雨水を地中にしみ込ませるというふうな工法も、今回の八王子ニュータウンのまちづくりの中に取り入れていくというのは、前に行いました一般質問の中でも回答が示されているわけでありますけれども、この雨水が地中に浸透するような、いわゆる浸透性のアスファルトを使った工法を進めるというふうな話し合いは、かなり進行しているのかどうか、その経過について伺います。 291 ◎菅原都市計画管理室長 建設省の兵衛川の流域の水循環の整備戻り事業が八王子ニュータウンの第1号で認定をされまして、現在、御質問にございましたように、当然、歩道ということでございませんで、宅地内から地下浸透いたしまして、大雨の際には一定の雨水が発生するわけですが、地下浸透して時間的な経過を経た中で河川の方へ行くということで、現在、公団の方でも、どの周辺ということではなくて、一応、全体的な面積の中で、公共施設等も入れた中で検討しているということを聞いております。 292 ◎大日向宏委員 公団の方でも検討されているというふうなことですが、市としても、そういうふうな方向をぜひ積極的に進められるように、公団の方にさらに要請をしていただきたいというふうに思うわけです。  次に、新駅の問題について伺いたいと思います。新駅をつくるという地元の要望は、調べてみますと、かなり早い段階からあったようです。昭和47年3月に、横浜線に宇津貫駅新設に関する請願というのが出されまして、議会として決定をしております。さらに、49年12月にも横浜線宇津貫駅新設促進に関する請願が出されて、これも可決決定をしております。さらに、54年3月に3度目の請願が出されております。これもやはり、促進に関する請願です。それを受けた形で、今までいろいろな方が御努力をされたわけでありますけれども、この横浜線の新駅の問題について、状況を伺いたいと思うわけであります。  横浜線には新駅ができるというのが、それも仮称といいますか、場所は宇津貫のニュータウンの中心になる部分であるというふうなことは、去年の9月に新聞で報道されました。そこで、この新駅をつくるとすれば、どれぐらいの費用がかかるのか、費用の総額と、その中で、八王子市はどれぐらいの負担をなさるのかというふうなことについて伺います。 293 ◎菅原都市計画管理室長 御質問にもございましたように、長年の請願等もございましたし、市独自でもJR側の方にも要望してまいりました。その中で、新駅の費用でございますが、現在、協定を新駅設置協議会の方で締結をしているわけですが、一応、総体的に30億円でございます。これは概算で、設計等ができ上がりませんと詳細の金額は言えませんが、30億円。そのうち10%以内を八王子市の方で負担をしたいという考え方でございます。 294 ◎大日向宏委員 30億円の中の10分の1ですから3億円、来年度の予算には1億2,000万円が計上されておりますから、7年度の予算にも一定の金額が計上されるというふうなことになるわけですけれども、それ以外の場所、例えば、公団がどれぐらいなのか、あるいはJRがどれぐらいの負担をするのか、そういうふうな状況がわかりましたら教えていただきたいと思います。 295 ◎菅原都市計画管理室長 30億円の内訳でございますが、公団が7割ということでございまして、27億円、都市側といいますか、八王子市を含めた駅勢圏の中の事業者負担ということで約9億円を考えているということでございます。 296 ◎大日向宏委員 そうすると、JRの負担はないというふうなことになるわけですね。そこで、横浜線には54年4月に十日市場、成瀬、63年3月には古淵という新しい駅がつくられております。行政はそれぞれ、十日市場は横浜、成瀬は町田市、古淵は相模原市というふうに分かれておりますけれども、それぞれの駅をつくる際にも、やはり、JRといいますか、当時は国鉄だったと思いますが、その負担がなくて、ほとんど地元でそのお金を出して駅をつくったというふうな状況なのかどうか、そこら辺のことがわかりましたら、お願いをしたいと思います。 297 ◎菅原都市計画管理室長 御質問にございました十日市場の関係ですが、54年の4月に開業しているんですが、横浜市が41%負担、それから、公団、県の住宅供給公社で負担をしているようでございます。古淵でございますが、63年3月に開業いたしまして、相模原市が70%、その他が30%を負担したと聞いています。 298 ◎大日向宏委員 素朴なとらえ方をしますと、新駅をつくることによって、恐らく乗降客がふえるだろう、そうすれば、国鉄なり、現在ではJRですけれども、JRが一定の利益を受けるというふうなことですから、一定の負担をしてもいいのではないかと考えるんですけれども、それは極めて甘い考えなのか、実際に交渉をやっておられて、どういうふうに考えておられるのか、その点について伺います。 299 ◎菅原都市計画管理室長 御承知のように、新幹線の場合は、全国新幹線の鉄道法というのがございまして、おのおの負担割合が決まっているようでございますが、在来線と言われます関係につきましては、請願駅の場合についてはJRの負担がないというのは、当然、JR側の方の設置基準がございまして、そういった中で、要するに、負担をしないで、請願者の方で負担を願いたいというのが実情でございます。 300 ◎大日向宏委員 状況はそうなっているというふうなことですけれども、駅をつくってくれと請願するというのは地元民の強い要請でもあったわけですから、そこのところが全部負担しなきゃいけないというのは、感情的には、わかりましたというふうに受けとめることができないような状況があるということだけ申し上げます。  最後に、駅の構造についてなんですけれども、高齢者、あるいは障害者がこれから利用なさるわけですけれども、このような社会的な弱者と言われている人々に使いやすいようなエスカレーター、あるいはエレベーター等の設置は考えておられると思いますけれども、駅の構造について、かいつまんで教えていただきたいと思います。 301 ◎菅原都市計画管理室長 駅舎の方の構造でございますが、当然、交通弱者に対応するエスカレーター、エレベーターの設置を計画しております。  それから、ホームの関係でございますが、島式ホームで1面が2線ということで、現在、考えております。 302 ◎大日向宏委員 それでは、今回のニュータウンのいわゆる目玉というものの一つに、五山五丘、三渓一流というのがあるようですけれども、これは今回のまちづくりの大きな目玉なのか、それ以外に目玉があるのかどうか、目玉について御報告を願います。 303 ◎菅原都市計画管理室長 八王子ニュータウンは、御承知のように土地区画整理事業でございます。住宅・都市整備公団等の地権者がいるわけですが、単なる住宅供給のものではございませんで、新駅設置を中心にいたしました計画的なまちづくりを進めているわけでございます。そのために、業務拠点づくりの一翼を担うために、商業、業務施設の関係、誘致施設、都市機能の誘導のための土地利用計画を立てております。  また、自然の地形の関係につきましては、御質問者がおっしゃるような一つの山なり川なりをとらえて通常言っているわけでございますが、そういった面を生かしながら、当然、公共用地でもございます、公園緑地等も20%ほどとりまして、良好な環境を有する新市街地の整備ということで、現在、事業を進めておるところでございます。 304 ◎太田義一委員長 日本社会党八王子市議団の質疑は終わりました。  続きまして、自由民主党新政会の質疑に入ります。持ち時間は60分以内となっております。  両角委員。 305 ◎両角武雄委員 初めに、基金の動向について伺います。基金運用利子の説明欄のところに、基金が9つありまして、現在高合計が平成6年5月末で約130億円になろうと思いますが、これは、今年度、平成6年当初予算で57億円を基金繰入れをするわけですが、これは繰入れをした後の現在高かどうか、まず確認をしたいと思います。 306 ◎竹村財務部長 それぞれ繰入れた後の末の残高でございます。 307 ◎両角武雄委員 財務部長、ちょっとここのところが判断に苦しむから確認をしているわけです、平成6年5月末、これは要するに会計年度締め切りから2カ月たった、会計年度が3月に終わります。それから、5月の締め切りのときの残が130億円ということになっているんですね。しかし、これは、平成6年の今回の予算で57億円という基金を繰入れを計上していますね。この57億円を本年度当初予算で繰入れた後、かつ130億円が残っているということかどうか。 308 ◎竹村財務部長 出納整理期間はあくまでも現金の動きでございまして、3月31日までに支出負担行為等が行われますので、先ほど御答弁申したとおりです。 309 ◎両角武雄委員 そうすると、この130億円から当初予算57億円は、基金繰入れをこれから執行するわけですから、6年度中には130億円マイナス57億円になるんでしょう、そういうことでしょう。 310 ◎竹村財務部長 73億円が残ると、こういうことです。先ほどの2回の答弁、5年度末と取り違えておりました。申しわけありません。 311 ◎両角武雄委員 いずれにしても、それじゃあ130億円あると。それから、ことし、予算で運用利子と公共施設整備基金の合計で約7億ばかりですね、これを積み立てます。そうすると、137億円ばかりの基金の残が一応、残りますけれど、かつ、これは平成6年度末にはこの57億円が執行されるわけですから、73億円プラス7億円ばかり、平成6年度末は80億ばかりの基金残になるわけよね。そういうことでしょう。しかも、この状況でいきますと、先ほど来、住民税等による影響額、減税補てん債が約66億円出るということでしょう。これは補てん債の方だから、ちょっと混同しました。  いずれにしても、今年度末、80億円ぐらいになっちゃうわけですね。そうしますと、この景況が続く限り、先のことを言うと鬼が笑うといいますけれど、平成7年度あたりになると、また60億円、70億円という基金の繰入れを行っていくという形を避けられませんね。積み立ての方は、先ほどから言っているように、4億円ぐらいの施設整備基金、あるいは運用利子、それだけにとどまるわけです。そうすると、今ある基金をここ二、三年のうちに食いつぶしてしまうということが、当然、考えられるわけですけれど、そういうことで間違いないかどうか。 312 ◎竹村財務部長 非常に厳しい状況で、市税の急激な増額というのは見込めない現状でございますので、そのような考えになろうと思います。 313 ◎両角武雄委員 そこで、そういった傾向をどういうふうに認識して、今後、これはこの景況が続く限り、大変厳しい財政運営を強いられることは当然なことだと思いますが、かといって、こういうことを受容していっていいかどうかということは大変問題だと思うわけです。かつて八王子は相当基金をため込んだ、ため込んだということで、悪評も高かったわけですけれど、今になってみると、本当によかったなと私は思うわけです。しかし、こういうことについて、今後、どう対処していくのか、財務当局の見解を聞かせていただきたい。
    314 ◎竹村財務部長 赤字を出さないということで、収支均衡ということで運用していかなければなりません。 315 ◎両角武雄委員 そこでちょっと聞きたいんですが、財政調整基金については、本市の財政規模から言うと、このぐらいのパーセンテージの財政調整基金は積み立てておくべきだというようなことが、地財法か何かで規定されているんですか、いないんですか。それとあわせて、本市の財政規模から言うと、どの程度が適正な財政調整基金の積立額であるというような目安があるかどうか、あわせて伺います。 316 ◎竹村財務部長 基金の積立額がどのくらいあるかということは、ただ額が多ければいいということではございませんで、やはり、各市の財政力、体質、規模、こういうものを考えて、一定の行政水準の確保、向上、こういうことに積極的に努めなければなりませんので、やはり、今回のような経済変動とか、例えば、災害に対する応急手当とか、こういうものを考慮した額で、そういうことに耐えられる程度の額、つまり、こういうものとのバランスの関係であろうと考えております。 317 ◎両角武雄委員 次に、市が出資している八王子情報センターの設立目的と趣旨については、どういうことで設立をされたか、御説明をいただきたい。 318 ◎菊地原経済部長 情報センターは通産省の肝入りでございまして、市内の中小企業の経営合理化、事務の効率化、その辺をねらってつくられたものでございます。 319 ◎両角武雄委員 今、説明があったように、大変公共性の高い性格の情報センターでありますが、前回も予算委員会で他の委員から質問があったと思うんですが、今、実情が大変四苦八苦ということで、この情報センターでは懸命なリストラをしておりますし、賃金なんかも半分ぐらいカットして、何とか運営を維持しているという状況ですから、利益配当金10万円なんていうことが書いてありますけれども、こんなものは見込めるのかどうか。 320 ◎菊地原経済部長 第25期経営再建計画によりまして、5%の配当金を見込んだものでございます。なお、平成5年度の配当金は、24期が赤字決算のため、無配となっております。 321 ◎両角武雄委員 そこで、小なりといえども、第2のテレメディアにならないように、市としてもできるだけは電算の事務の委託、切り離してできる部分があったら、ぜひ懸命に救済策を講じるべきではないかと思うわけですが、その辺の御見解を伺います。 322 ◎菊地原経済部長 市の支援策でございますが、現在、企画政策室に調整をお願いしておりまして、市の業務のうち、委託可能な業務について、関係所管に調査・照会を、受注体制を含めまして、支援発注について検討しているところです。以上です。 323 ◎両角武雄委員 次に、市債について伺います。今年は、特に教育債が66億円増加という要因は抱えておりますが、結局、市債の発行が前年対比49億円増になっております。平成6年度当初の現債額が135億円であります。そして、今年の起債が236億円。本年じゅうの償還が元金で67億円。これはプラマイしまして、しかも、先ほど混同しましたが、住民税の減税20%の減収分、これによる減税補てん債、約66億円ぐらい発行しないと追いつかないわけですね。そうしますと、本年度末の現債高は約1,370億円になるわけです。こういったことを繰り返しておりますと、年間予算に匹敵するような現債高を抱えるということは、遠くない将来、考えられるわけであります。そういう意味で、後年度の負担を考えて、適債事業等を初めとして、起債節度をどう保っていくか、その辺の基本的な考え方を聞かせてください。 324 ◎竹村財務部長 現債高の見込み額は、ただいまのお話のとおり1,303億9,000万円と非常に高額でございますけれども、この中には、いわゆる多摩ニュータウン内の小・中学校の分がございまして、これは東京都から財源補完がございますし、償還費についての関係で、公債費比率への影響も心配していない部分でございます。これが225億円ございます。これを控除しますと、約1,078億円という姿になろうと考えております。そういう中で、公債費比率等を十分勘案しながら、今後の21プランの実現に対応してまいりたいと考えております。 325 ◎両角武雄委員 とにかく節度を守って健全財政を堅持していただきたいとお願いをしておきます。  それから、姉妹都市関係費238万円、例年並みの計上ですが、ことしは特に、日光と友好都市を結んで20周年。日光の方でもいろいろ、八王子へ小学校、夏祭りを見に来させるとか、ゲートボールの大会でしょうか、よく聞いておりませんが、20周年の記念すべきことしに特殊な行事を計画しているようですが、この例年並みの予算計上でそういったことに対応できるのかどうか、その点をちょっと伺います。 326 ◎丸山総務部長 御指摘の金額につきましては、あくまでも例年の日光、あるいは苫小牧との交流にかかわる理事者、あるいはミス八王子の訪問、逆に、各姉妹都市からこちらに来たときの賄いの費用でございまして、日光市との盟約の20周年の事業につきましては、それぞれの主管課の方に予算計上しております。御指摘のように、ゲートボール、あるいはわらく踊りの招待、あるいはスケート交流事業とか、あるいは日光伝統工芸である日光彫りを招待しまして、いちょう祭りに実際の芸を見せていただくとか、こういった行事につきましては、それぞれの管轄します課の方の予算に計上してございます。 327 ◎両角武雄委員 了解いたしました。  次に、本市はハイビジョン構想指定都市としてハイビジョンの普及に努めているところですが、今度の予算を見まして、本庁の保守点検に368万円、ソフトの共同制作負担金500万円というようなものが上がっているんですが、このほかにも、こども科学館にもハイビジョンを設置しておりますし、今度オープンする芸術文化会館にも8,500万円というような予算計上があります。そうしますと、このハイビジョンに関連する総支出というのは、各科目に散っていますからわからないんですけれども、ハイビジョン関係で総支出というのは大体どのぐらいあるのか。それに対して、これは要するに郵政指導の政策でしょうから、国庫補助はどのぐらいおりているのか、あわせて伺いたい。 328 ◎小笠広報課長 ハイビジョンにかかわる経費でございますが、今、委員さんがおっしゃられるとおり、各費目で計上されております。ですから、今、すぐここで総額は幾らという答えが出なくて申しわけございませんけれども、今現在、広報費でのっておりますのが、そのシステムの点検委託料368万7,000円と、あと、当年度、ソフトを新たに制作したいということで、共同制作費500万円を計上しております。合わせて868万7,000円となっております。  それから、補助関係でございますけれども、国・都の補助については、このハイビジョンについては特にございません。たまたま平成元年度に制度が1つできまして、このハイビジョンのためにということではございませんが、東京都市町村活性化事業交付金というのが設立されました。これは、対象としては、ふるさとと呼べるまちづくり事業に対して補助しましょうということで、元年度に新たにできたものでございます。そこで、八王子市としては、ハイビジョンも一つのふるさとづくりであるという観点から持ち込みまして、この元年度と2年度の2カ年に分けまして、およそ1億500万円ほど東京都から交付金を得ております。 329 ◎両角武雄委員 実際に市民ロビーにあるハイビジョンを見ても、今、普通のテレビも相当、高画像なんですよね。鮮明な高質な画像ですから、あれが初めて、今、65万円ぐらいになったらしいけれど、ああいったところでハイビジョンというものはこれだけすばらしい、だから、できるだけそういった高質画像のハイビジョンを入れなさいという普及のあれだろうと思うんですが、実際、それほどすばらしいなと感じないんですよね。そこへ持っていって、今度は芸術文化会館へ8,500万円の設置費だ、こども科学館にも入れる、こういったことで、果たしてこんなものは効果があるのかなと思っているときに、実は、世界の流れはもうアナログ式からデジタル式だ、こんなのは放送を中止するというような放送行政局長の談話がありまして、早速、NHKが猛反発をしておさまったというような状況はありますけれども、そんな郵政省が主導していたのが放送中止で、世界の流れはデジタル式だなんて言い出しているものを、八王子がばかの一つ覚えみたいであんなことをやっていていいのかどうか、そういった意味で疑問を感じるんですけれど、いかがでしょうか。 330 ◎鈴木生活文化部長 やはり、今、お話にありましたように、ハイビジョンの画面につきましては、非常に高画質。例えば、美術品なんかも肉眼で見るのと同じぐらいの鮮明さで見られます。そういう特性がございますので、あるいは、そういう文化情報であるとか、あるいは市政情報、こういったものを高品質のハイビジョンを通して市民にお見せする、あるいは伝達をする、これは一つの文化の香るまちづくりの都市のアメニティーという面から考えて、妥当な策だろうというふうに考えております。 331 ◎両角武雄委員 次にまいります。恩方コミセンの出土品整理委託料1,381万円という項目がありますが、これは埋蔵文化財による出土なんですが、この遺物は、どんなものがどの程度、また文化的な価値があるものであるかどうか、その辺がわかったらちょっと御説明いただきたい。 332 ◎渋谷社会教育部長 まず、出土品でございますが、縄文土器を初めといたしまして、この土器の量が大型のコンテナで約550箱。そのうち復元可能な土器はおよそ220点に及んでおります。そのほか、石器は650点以上の膨大なものでございまして、現在、整理に入っておりますが、これらにつきましても、今後2年ぐらいかかろうか、延べて3年ぐらいかかろうかと思っております。  小田野遺跡にかかわる部分では、特に土器捨て場として2カ所確認しておりまして、こういったものは、当時の土器を捨てる行為というんですか、集落の土地利用、そんなこととして貴重な遺跡であろうというふうに思っております。 333 ◎両角武雄委員 次に、コミュニティ育成に関する小比企高見台地区集会所の借上料、これは八王子広しといえども一地区にこういった対応の仕方をしているというのは、全く一見奇異に感じるわけですが、月額で約20万円ぐらい出して一町会のために市が借り上げて、お使いなさい。大変変な、理解ができないあれなんですが、経過と、現在の利用状況、それと、過去にさかのぼった陳情の変遷をお知らせいただきたい。 334 ◎堀田市民部長 市が借上料を支払う経緯でございますけれども、昭和59年10月に斎場の建築計画に当たりまして、地元計画の一つである小比企一丁目町会より斎場周辺の環境整備の一つとして集会所の設置要望がありまして、高見台団地の周辺、山田駅付近に建設されましたビルの一室を借用いたしまして、集会所として提供しております。  借上料でございますが、昭和63年8月から借り上げておりまして、金額は63年度が119万7,000円、元年度が184万8,744円、2年度が184万8,744円、これは同じでございます。平成3年度に多少値上がりしまして、197万8,212円、平成4年度に208万3,444円、平成5年度が213万6,060円でございます。  現在、利用状況でございますが、平成4年度の利用状況は、年間で件数にしまして169件、人員にしまして2,370人が利用しております。以上です。 335 ◎両角武雄委員 これは大体19坪ぐらいですね。坪1万円ぐらいで借り上げているということなんですが、年間220万円くらいだと、20坪ぐらいのうちは、建築費50万円とすると、5年分ぐらいの賃料で建っちゃうんじゃないか。こういう非常に変則的なあれということは、コミュニティ育成対策として、ほかにも私は指摘があるんですが、一貫性がないんです。この問題はここでやり出すとかなり尾を引きますから、後日に保留しておきますけれども、今後の検討課題とすべきではないか。こういった特異例というものがあるということは、施設関連ではあったにしても非常に一貫性を欠くことになりますから、慎重に取り組むべきだということだけを申し上げておきます。  次は、芸術文化会館についてでありますが、これは幾人かの委員からも質問がありましたけれど、記念事業について、式典を含めて約7,000万円の予算計上をしておりますね。式典のほかにプロをお願いするのかどうか、オーケストラとか演劇とか展示というようなこと。1カ月間ですから、当然、民間の文化団体の出演等も委託をするんだろうと思うんですが、大体の構想と、そういった民間の出演を予定しているとすれば、文連あたりとの打ち合わせももう既に始まっていないと間に合わないと思うんですが、その辺の実情についてお伺いしたい。 336 ◎鈴木生活文化部長 市民団体の方から事業への参加希望もございます。ただ、これをどういうふうに組み立てていくかということは非常に難しいものですから、市民の有識者のお知恵を拝借する意味で、検討懇談会を設けまして、その御意見を聞きながら、自主参加事業についての選考方法であるとか、あるいは、どのような番組を取り上げるか、その辺のところを検討していきたいと思っております。 337 ◎両角武雄委員 次に、予算関連です。財団の設立までの管理業務委託と公共料金というので約4,500万円、挙げていますね。これは現在から7月1日に財団が設立するまでの経過措置だと思います。そして、そのほかに施設総合管理運営委託料、これは恐らく7月以降、来年3月までの総合管理運営委託料が3億円ですね。そうすると、要するに、これは変則的な予算編成だと思うんですけれども、平年度だと、この総合管理運営委託料というものは、どのぐらい予算計上するようですか。 338 ◎鈴木生活文化部長 約4億円から4億5,000万円程度になろうかと思います。 339 ◎両角武雄委員 次に伺いますが、設立運用財産補助金3,000万円、これはわけがわからないんですが、性格はどういうものでしょうか。 340 ◎鈴木生活文化部長 財団が発足しまして、当面の運転資金というふうに解釈していただきたいと思います。 341 ◎両角武雄委員 そうしますと、ことしは出資金が5億積み立てたてですから、その運用利子は出ない。それにかわるものであって、来年度からは出資金5億円に対する運用利子を充てればそれで済むという性格で、ことしは臨時的に3,000万円を計上したものであって、来年度からはこの費目は消える、こういう解釈でいいんですか。 342 ◎鈴木生活文化部長 そのとおりでございます。 343 ◎両角武雄委員 次に、運営費補助金が6,800万円、自主事業補助金6,300万円と出ておりますが、運営費補助金というのは、施設総合管理運営委託料、平年度で言うと4億円から4億5,000万円、この中でメンテとか公共料金とか、及び財団が委託をした職員というんですか、採用した職員、そういった人の運営要員の人件費も含む平年度予算4億円ないし4億5,000万円、そのほかに運営補助金というのも10月までは自主事業で予算が別に計上してあるわけですから、11月から3月までの実質5カ月分の運営費補助金並びに自主事業補助金ということになるんであって、これは平年度換算をすると、やっぱり、1億3,200万円の5分の12といきますと、3億1,600万円というような数字が出てくるんですけれど、要するに、平年度になると運営費補助金並びに自主事業補助金は計3億円ぐらいになるんですか。 344 ◎鈴木生活文化部長 財団への補助金は芸術文化会館の管理運営経費と、事業を運営していくための補助金、この2つに分かれます。今、お話のございましたのは、いわゆる事業運営に要する、組織で申しますと、財団の文化事業課というものが事業運営に当たるんですが、そういうところへの人件費、あるいは事務費相当分を補助金として出すという性格のものでございます。 345 ◎両角武雄委員 今、お答えがいただけなかったんですが、この運営費補助金並びに自主事業補助金、これは、ことしの場合はオープンが10月でしょう。それまではほかの支出費目で手当がされているわけです。そして、11月から来年3月までの期間の運営費補助金並びに自主事業補助金がそれぞれ6,800万円、6,300万円。これは平年度換算にすると3億円ぐらいになるのではないか。平年度だと運営費補助金、自主事業補助金を合わせたものが3億円になるのではないかというふうに推測されるんだけれど、そこの点はどうなんですか。 346 ◎鈴木生活文化部長 お話のとおり、大体の金額としてはそのぐらいになるのではないかと思います。 347 ◎両角武雄委員 そうしますと、この芸術文化会館のいわゆる総合管理運営、あるいは事業運営、自主事業等を含めて、別に予算をかけちゃいけないと私は言いませんけれど、8億円ぐらいかかるんだよね。そういうふうに見なきゃいけないわけです。ですから、それだけの中身の濃い市民文化を育てる殿堂であれば、もって瞑ずべしですから、特に申し上げることはないんですけれど、そこで、市民会館文化事業団というのがありますよね。それで年間1,000万円の自主事業に予算を出していますし、貸付金2,000万円の果実で事業をやりなさい。これとのかかわり合いとか分担割り、こういったものはどうなるんですか。 348 ◎鈴木生活文化部長 文化振興財団がスタートしたときに、時期はまだ不明確なんですけれども、市民会館の自主事業団はそこへ統合する考えでございます。 349 ◎太田義一委員長 両角委員の質疑中でありますが、会議時間も長くなりましたので、暫時休憩いたします。再開は3時30分からといたします。                                    〔午後3時00分休憩〕   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                                    〔午後3時30分再開〕 350 ◎菅原健司副委員長 休憩前に引き続き、自由民主党新政会の質疑に入ります。  両角武雄委員。 351 ◎両角武雄委員 続いて芸文会館についての残りですが、平年度で大体、総合管理運営委託料ということで4億円から4億5,000万円かかるわけですね。この中に、当然、メンテや公共料金のほかに人件費相当のものが含まれるということで、運営要員が財団の職員として構成される。そのほかに、当然、これは館長以下、幾人かは市からも出向することになろうと思いますけれども、その辺の予定人員というのを、市職員の出向は幾人ぐらい予定していますか。 352 ◎鈴木生活文化部長 まだその辺の数までは決まっておりません。 353 ◎両角武雄委員 館長は当然、市の職員からということになろうと思うんですが、その点と、それから、最近、新聞に出ていましたけれども、鎌倉が自主事業補助金として2億円計上して、ずっとオーケストラの定期公演をしていたのを、予算を削って回数を大変減らしたという、そういうことの中から、なかにし礼という人が総監督で任されていたんですが、立場がなくなっちゃって辞任するというような話も出ておりましたけれども、いずれにしても、有効活用する上で、運用は大変難しい面があると思うんですが、他の模範とすべきような事例、水戸芸術館とか、あるいは他のそういう文化会館の運営事例等は、今まで、相当、調査・研究をされているかどうか、最後に伺います。 354 ◎鈴木生活文化部長 今まで、視察の中で、どういう運営をやっているかというようなことについては勉強しております。 355 ◎両角武雄委員 それと、文化会館の建設費についてですが、この予算説明書と、前に配られた平成6年度予算計上の主なるものの中身を見ますと、この予算書では、工事監理等委託料としてひっくるめて3億2,470万円計上しているんです。しかし、その事前に配られたあれは工事監理委託料は300万円なんですよね。あと、ハイビジョン設置委託料というのが8,500万円、装飾品、舞台機具制作委託料2億1,800万円というふうに細分して挙げられているんですが、なぜこの本番の予算説明書にこういった工事監理等委託料で、たしか一見すると、工事監理等とは書いてありますけれども、工事監理で何で3億円かかるんだというような奇異な思いをして見たわけですが、内訳を検討するとそういうことであって、しかも、最初に計上されたものと比べると、中身も、いわゆる装飾品、舞台装置制作等で、1,800万円ばかりつじつまが合わない。これは装飾品、舞台機具制作委託料ほか、何か絵画でもこの中にほかに予算されているわけですか。その辺を納得のいく説明をしていただきたい。 356 ◎鈴木生活文化部長 ただいまの事例のほかに、電波障害調査委託料450万円であるとか、あるいは、施設紹介のVHSのビデオの作成委託料500万円であるとか、あるいは施設の案内板の設置委託料650万円、こういったものが入っております。表現の問題なんですけれども、たまたま建築工事費ということなものですから、一番それに近い工事監理料というものを委託料の先に持ってきたというだけの単純な問題でございますので、今後、この表現につきましては十分に注意をしていきたいと思っています。 357 ◎両角武雄委員 次に、北口のエスカレーターについての管理業務委託料の内訳ですが、年間3,080万円、月に換算すると250万円、なぜ1基のエスカレーターに月に250万円も管理委託料がかかるか素朴な疑問を持つわけですけれども、これは競争入札か何かをやってこういうふうな委託契約をしたんですか、どうですか。 358 ◎菅原都市計画管理室長 エスカレーターの委託料でございますが、競争入札ではございませんで、御承知のように、ビルのオーナーがターミナル会社でございます。委託の関係でございますが、運行時間につきましては、6時半から21時まででございますけれども、管理時間がメンテの関係もございまして6時から21時30分まででございます。管理時間が16時間でございますが、運行時間が14時間30分でございます。そこで、委託の250万円ということで高いではないかという御質問だと思うんですが、人件費の中には、当然、福利厚生費も入ってございます。そのほかに、人件費の中の0.15%が労務関係でございますが、保守点検が入ってございます。エスカレーターの本体と、それから、防災センターにおける安全対策のために監視盤の関係がございます。それから、本体の清掃、車いす用の階段昇降機の清掃等の関係が入っておりますが、そのほかに公共料金でございます電気料金の関係も委託料の中に含ませているということでございます。 359 ◎両角武雄委員 釈然としませんけど、これはこの辺にしておきます。  次、ごみ減量リサイクル関係ですが、けさ、この読売を見ましたけれど、これはいつ記者会見か記者発表したんですか。 360 ◎鈴木清掃部長 これは先週行いまして、このことについては議会でまだ理事者、あるいは私どもが答弁していないということで、細かいことについてはその後ということで、きのう、取材を受けたということでございます。 361 ◎両角武雄委員 実は、けさ、これを見て、うちの方の部屋でも萩生田富司君、きのうは伊藤寿昭君もこのリサイクル分別収集、大変結構なことだけれど、市民に周知徹底を図るにはどうするかということで、心配の余りのかなり熱のこもった質疑を繰り返しているわけです。そのときの答弁は、いわゆるし尿収集車の13台が余る、その39人を回してリサイクルの方へ張りつけますとか、それから、リサイクルについての知識を徹底させて、おくればせながらでもその対応をしていきたいと、その程度の漠とした説明があったにもかかわらず、方針が確立しているわけですよ、これ。一生懸命質問した人から見れば、肩透かしを食わされたか、何か出し抜かれたという感じで、どうも答弁に大変不誠実さを感じて憤っておったのが実情です。やはり、こういったことがきちっと方針が立って、リサイクル推進課というものを設立するんだ、しかも、7人を12人にふやして体制強化を図っているというような体制づくりがあるんだったら、きのうの答弁の中で当然出ていなければいけなかった。その辺が、議会筋としては一種の怒りを覚えたということがありますから、今後、そういうことは十分謹んでいただきたいと冒頭に申し上げておきます。  それから、ごみ減量も大変大切なことでありますけれども、出た焼却灰をただ安易に埋め立てていればいいということでは、今日はないと思うんです。そこで、例えば、本市における1日の焼却灰の発生量は何トンぐらい見込まれますか。 362 ◎鈴木清掃部長 これは平均で申し上げますと、ごみの排出量が1日に例えば300トン近いわけですけど、その場合については、約十二、三%ですから、1日で換算しますと三十数トンということになります。 363 ◎両角武雄委員 三十数トン、三十五、六トンの焼却残渣が出るということですが、当然、清掃部では担当ですから御承知だと思うんですけれども、最近、高温溶融炉というのが、いろいろな方式ではありますが、実用化をされている。現に、茨木市とか釜石市等は高温溶融炉というものを直接導入して、茨木の場合なんか、1日150トン、それを3炉ですね。それから、釜石市なんかでは50トンを2炉というような導入をしております。手元にあるこれが高温溶融炉から出た金属メタルです。これはスラグですけれど、両方とも再生利用ができる。これは重量骨材として完全に再生ができてしまうし、これはコンクリートブロックに入れて、相当硬度強化が図れるということで、これらは完全に高温で溶融してしまった、出てきた残渣ですけれど、これがそのまま再利用できるということで、かなり実用化を見ているようです。  いろいろ、電気方式とかコークス方式とかあるでしょうけれど、こういったものが現に実用化をされているわけですから、谷戸沢の搬入も来年3月から、しかも、それも二、三年すれば満杯になってしまって、第二処分場の方へ行くというようなことで、廃棄についても大変制約があるわけですから、ぜひこの際、こういう導入を考えるべきだと思いますけれども、本市としてはどういう方針を持っておられるかどうか伺います。 364 ◎鈴木清掃部長 新しく建てかえを予定しております戸吹新工場については、16トン規模の灰溶融炉を2炉計画しております。 365 ◎両角武雄委員 次は、多摩都市モノレールの出資金2,300万円、これは事業費増のために追加だという説明であります。これは、別にこれをけしからんとは申し上げませんが、現実には多摩センター上北台16キロだけが事業化をしておりまして、幾ら追加の費用を出資しましても、八王子路線というものはまだ見えてこない。そういう意味で、この間も日経に出ておりましたけれど、モノレールで南北をつなぐことによって、立川が断然突出して都市集積が進むであろう。各都市が大変気をもんでいる、モノレール思惑さまざまということで出ておりますが、まさに、これは人の御用だけに立っているのが能ではありません。これが路線の用地確保ですか、何かちょっと調査路線から昇格はしているようですけど、今後、これの具体化について強力に進めていただきたいと思いますが、市の見解をお伺いします。 366 ◎菅原都市計画管理室長 御質問にもございましたように、多摩都市モノレールの16キロにつきましては、一定の進捗を見ております。その中で、今回の増資につきましては、出資割合の関係で、東京都が現在23%でございますが、25%までにアップをいたしまして、それに基づいて無利子等の融資を受けるための増資ということで聞いているわけです。  八王子方面でございますが、現在、上北台から箱根ケ崎につきましては、当然、御承知のように導入すべき事業化路線ということに格上げをされましたが、八王子方面、町田方面の関係につきましては、導入空間の確保すべき路線ということで、現在、全体会議が東京都にございまして、方面別の会議が八王子、町田、それから、事業化を図る箱根ケ崎ということで、3方面の会議がございます。  その中で、昨年の11月10日でございますが、八王子方面につきましては、多摩センターからの導入路線ということで、JR八王子駅の南口まででございますが、約17キロでございますけれども、現在、全体連絡会議の中に中間報告をしてございます。それをもとにいたしまして、私の方でも南大沢から、一部ニュータウンを通りまして、幹線道路を通って八王子ニュータウンを経由して、16号横断をしながら南口までのとちの木通りというのがございますけれども、あの道路についても、現在、幅員が20メートルでございますが、22メートルにすべく、現在、路線の検討をしているところでございます。 367 ◎両角武雄委員 今、導入空間を確保すべき路線として、八王子、町田、箱根ケ崎等あるそうですが、その中でも、八王子南線について優先的に進めるように今後ともぜひ努力をしていただきたいと要望しておきます。  次は、旭町地区の中心市街地地区都市総合再開発促進計画というのは継続事業で1,575万円上がっておりますが、これは、具体的に多分、想定ですけれど、繊維試験場を含むいわゆる業務核都市としての集積を行おうとする、あの辺を中心としたものであろうと思いますけれど、どういうふうな範囲であるか、その点をお聞かせいただきたい。 368 ◎澤野都市整備部長 都市総合再開発でございますけど、今御質問にありましたように、JR八王子駅東側、京王八王子駅周辺27ヘクタールにつきまして、一体的に総合的にまちづくりを推進すべく、地区の土地利用計画や公共施設整備計画及び主要事業の事業計画等を策定し、計画的な事業を推進すべく行う事業でございます。 369 ◎両角武雄委員 それから八日町第2地区の取得した道路用地ですが、現在、駐車場のような線引きがしてありますが、あれを市は駐車場として活用しようとしているんですか、どうなんですか、利用方法。 370 ◎澤野都市整備部長 八日町再開発予定地区第2地区の中に、昨年11月に920平米ばかり用地を取得いたしました。現在、再開発事業の着工までの暫定利用といたしまして検討しているわけでございますけど、商店街の活性化のための臨時駐車場も一つの方法として考えております。 371 ◎両角武雄委員 それは、有料化を考えていますか。 372 ◎澤野都市整備部長 その辺を含めまして、現在検討中でございます。 373 ◎両角武雄委員 最後の質問になります。八王子城跡御主殿跡地の発掘調査費1,300万円が計上されておりますが、市長説明によると3年継続の計画が完了したと、こう説明されているんですけれど、なおかつ、ことしの予算に発掘調査費1,300万円と上がっておりますけれど、その辺の食い違いはどういうふうに説明していただけますか。 374 ◎渋谷社会教育部長 発掘の調査費ということでございますが、既に現場での調査は終えておりますが、出土した7万点を超える遺物につきまして、今後数年をかけて整理をしていかなきゃならぬ。そのためには3年から4年かかるであろうというふうな中でもって、最終的には報告書の方でまとめなきゃならぬ、こういった費用でございます。 375 ◎両角武雄委員 それと、跡地の保存整備の実施設計に500万円が出ていますが、この実施設計に基づいて、あの御主殿の跡地をどのように整備していく方向であるか。それから、出土品の文化的価値というものについて、わかったらお知らせいただきたい。 376 ◎渋谷社会教育部長 まず、1点目は、実施設計の委託料の内容でございますが、これは、発掘調査は終えております。そこで、今後、この6、7の2カ年をかけまして実施設計を委託するものでございますが、これは出土されましたもの、それから検出された建物跡、こういったものの調査研究と、その成果をもとに、今後の整備内容、手法等を検討して実施設計案をまとめていくものでございます。なお、どういうふうにということでございますけれども、これには、建物跡の礎石の状況、レプリカですか、こういったものが考えられるところでございます。 377 ◎菅原健司副委員長 両角委員の質疑は終わりました。  続きまして、萩生田委員の質疑に移ります。  萩生田委員。 378 ◎萩生田光一委員 それでは、都市計画の関連費について、まずお伺いしたいと思います。駅前の地下駐車場計画並びに駅広の整備計画でありますが、駐車場につきましては、単独事業になりまして設計変更を行うということでございます。当初予定をしていた駐車場と、収容台数ですとか、あるいは地下駐車場の延長ですとか、内容的にどういう変更になったのか。また、それに伴ってかつて計画していた二層式の駐車場と、事業費としてはどういう差が出てきたのか、お伺いしたいと思います。 379 ◎澤野都市整備部長 北口の公共地下駐車場でございますけど、平成5年度と6年度で現在基本設計を開始しておるところでございます。設計変更というようなお話がございましたですけど、現在基本設計、それから平成6年、7年で詳細実施設計をやってまいりたいと思っております。台数等につきましては、当時から400台規模程度を予定しております。 380 ◎萩生田光一委員 私ども、特に特別委員会などで説明を受けていた時代は、地下二層式で、商店街の併設をするかしないかと、こんなようなお話もあったというふうに覚えているんですが、その辺はいかがですか。 381 ◎澤野都市整備部長 確かに今お話のありましたように、地下街を併設で公共駐車場をつくろうと検討した時期もございました。その後いろいろ調整してまいりまして、今回、有料道路整備融資事業として国に認められたわけでございますけど、テナントの状況、あるいは現在の経済情勢、先ほど言いました有料道路整備は、道路管理者に与える事業というような制約もございます。そんな総合的な判断をいたしまして、昨年8月に政策的に地下街併設でなく、単独の駐車場でやっていこうという決定をしたわけでございます。 382 ◎萩生田光一委員 5年、6年で基本設計ということで、いよいよ事業が始まるとちょっと早い話なんですが、縦割りで駅広から甲州街道までずっと掘って、覆工板等で修復をしていくというような工法がとられると思うのですけれども、あの64系統のバス路線のある駅広は工事期間中はどうなさる予定なのか。 383 ◎澤野都市整備部長 地下駐車場は、基本的にオープンカットで掘削いたしまして、そこで工事を進めるわけでございます。地下で覆工板をかけまして仕事をするのが基本になろうかと思います。したがいまして、工事期間中は、たくさんございますバスのストップ、バス便につきましては、移動しながらやってまいりたいと思っております。 384 ◎萩生田光一委員 ちょっと気の早い話なんですけど、完成後の出入り口はどこに何カ所予定をしておりますか。 385 ◎澤野都市整備部長 公共駐車場のポイントは、出入り口が非常に重要だと私どもも判断しているわけでございます。そんな中で、現在、基本計画の中で、換気口あるいは出入り口、その方につきまして検討しているところでございます。 386 ◎萩生田光一委員 そうしますと、駅前の都道を覆工板で修復をしながら工事をする間、あそこにあるパーキングチケット、両側で甲州街道まで計算しますと、数えたことはないんですけど、多分50台近いパーキングチケットがあるんじゃないかと思うのですが、これは工事期間中はどういう扱いになりますか。 387 ◎澤野都市整備部長 今後、パーキングにつきましては、交通管理者、警察でございますけど、協議してまいるわけでございますけど、覆工板等を行いますと、当然、パーキングとして利用していただくのは非常に難しいかと考えております。 388 ◎萩生田光一委員 北口の再開発事業も、つち音高く工事が始まります。そして、地下駐の工事ということになりますと、当然かいわいは大変工事車両等が入り込んでにぎやかになるわけでして、単純に考えて、覆工板の上にパーキングチケットをいま一度設置をし直すというのはちょっと不可能じゃないかと、こう推測されるんですね。先ほど、菅原副委員長からも御指摘がありましたように、私、9月の時点で、西武百貨店の閉店後、パーキングだけでもぜひ市営駐車場として暫定的に借り上げができないかと、こういう提案をしたんですが、先ほど、経済部長のお答えですと、商工会議所等とお話をして、一括で利用方法を考えた方がいいということで、現在取りやめになっている、こういうことなんですが、あのときにも私は指摘したんですが、西武の東側のパーキングは、現在の西武百貨店のもとの建物の地主さんとは地権者も地上権者も違うんですね。それから、西武百貨店の東の空き地、あれはもともと西洋開発という会社が西武百貨店のフロアの拡張のために取得をした土地でありますから、これも、現在の西武百貨店の建物そのものとは地権者が違うわけです。こういう地権者が違うものは、先ほどの御質問にもありましたけれども、一体として使われるというような保証が何かあるんでしょうか。 389 ◎菊地原経済部長 そこまで細かくは承知しておりません。 390 ◎萩生田光一委員 一口に西武百貨店跡地といいましても、地権者が4名といいますか、4事業体に分かれているという指摘を、私は9月の一般質問でしたんです。ですから、特に西武百貨店の東側のパーキングタワーにつきましては、あれは今の西武百貨店そのものの建物であります株式会社ツカモトさんとは持ち主が違うわけですね。違うわけですから、やはり、工事期間中もパーキングチケットが廃止される、駅周辺の駐車場が少ないから、駐車場の工事をする間にまた駐車場が減ってしまうというのは、まちの活性化にとっても望ましくないというふうに思いますので、ぜひ暫定的に工事期間中も含めて、一日も早くこの借り上げを検討していただきたい、強く要望したいと思います。また、ボートピアですか、いろいろお話があるようですけれども、それはまた、何か新たな利用方法が目に見える形で出てきた段階で契約の変更をしてもいいんじゃないですか。まず駐車場が足りないんですから、まず借り上げをする努力をしていただきたいというふうに、私からは強く要望させていただきたいと思います。  同時に、先ほど代表質疑の中でも、市長が駅広は人と車を分離した、そんなイメージの広場に変えていきたいんだと、こういうような御答弁がございました。そんなときに、工事期間中には当然なくなってしまうと思うんですが、織物のまち八王子というあの噴水は、工事が終わった後はどうなさるつもりなんでしょうか。 391 ◎澤野都市整備部長 工事期間中は当然撤去することになろうかと思います。後のことでございますが、現在でも1万平米強の駅前広場については決して広くはございません。そんなことで、今後、道路管理者あるいは警視庁とも協議を重ねるわけでございますが、広場の機能、景観の面から、関係者とも協議しながら今後の取り扱いについて検討してまいりたいと思っております。 392 ◎萩生田光一委員 これは言いにくい人もいるので私が代表して要望しますけれども、ぜひ時代に合った駅広につくり変えていただきたいということで、八王子が織物のまちとして繁栄したのは歴史的な事実でありますから、何か織物をイメージするようなモニュメントですとか、そういうようなものに変えていくような努力をしていただきたいと思います。また、駅広の中に国旗掲揚の会のつくりました国旗掲揚のポールがありますので、こういうものはぜひ残していただきたい。こんなことを要望させていただきたいと同時に、イメージとしましては、車と人が分離されるといいますと、立体利用するのかなというふうに思われるんですが、かつてのペディストリアンデッキの構想もありました。その辺は今どんなお考えを持っているんでしょうか。 393 ◎澤野都市整備部長 まず、現在、駐車場の基本設計で基本的なことを詰めているわけでございます。前々から地下駐車場と一体として広場も整備をするということで、これも御答弁申し上げているわけでございますが、御承知のように駅前通りは都道でございます。東京都の中でも、東京都のシンボルロードとして位置づけられておりまして、私ども八王子の玄関口でもございますし、この駅前広場の整備については、歩行者の安全あるいは使う方の利便、この辺を十分配慮いたしまして、今後、立体利用等を含めまして関係者と詰めてまいりたいと思っております。
    394 ◎萩生田光一委員 続きまして、元八王子インターチェンジについてお伺いをいたします。昭和46年の国幹審で設置の許可を既に取っている元八王子インターチェンジでございますが、いまだに事業着手ができない状況にあります。今日までの経緯の中でお聞きしますと、当初はフルインターチェンジを予定していたようでありますが、ハーフインターに設計変更せざるを得ないような状況になった、こんなことでありますけれども、その経緯について御説明いただきたいと思います。 395 ◎坂井都市計画管理室主幹 46年に位置づけをされてから今日まで、国等に要望、要請等を図ってきておりまして、計画の中では現在でもフルインターという位置づけがございます。周りの開発の状況あるいは道路づけ等の考えの中からは、ハーフでもという一つの考え方が出てきております。 396 ◎萩生田光一委員 46年の国幹審の許可は、請願インターという形で許可になっていると思うのですが、現在でもその扱いに変わりはございませんか。 397 ◎坂井都市計画管理室主幹 当時の国幹審での位置づけの中では、すべて政策インターとしての位置づけでございました。その後、道路交通法等の高速道路法、国幹審の位置づけの中で、昭和62年ごろからいわゆるNTTの融資制度が新しく出された中で、政策的なインターというのは今後の取り扱いの中では国として進めていかないというふうにお聞きしております。 398 ◎萩生田光一委員 今後というのは、いつから今後になるんですか。請願インターとして許可になったものがそういう性質じゃなくなっちゃったと、こういう認識でよろしいんでしょうか。 399 ◎坂井都市計画管理室主幹 NTTの融資制度が出されてから、いわゆる請願インターというのはなくなっていると聞き及んでおります。 400 ◎萩生田光一委員 それでは、NTTの融資が開始される以前に国幹審で許可を取った請願インターでいまだ工事に着工していないインターは、全国でどことどこにあるんでしょうか。 401 ◎坂井都市計画管理室主幹 八王子の中央高速道路沿いにつきましては、八王子の元八インター1つでございます。 402 ◎萩生田光一委員 あそこに公営霊園がございますね。都営霊園の開発の段階では、この元八王子インターチェンジというのは、その計画の中に含まれていなかったのかどうか、お伺いしたいと思います。 403 ◎坂井都市計画管理室主幹 霊園の開設の年度はちょっと手元に資料がないのではっきりわかりませんが、元八インターにつきましては、都道上川口・宮の前線へ連結をする位置づけでございます。その当時につきましては、上川・宮の前線がまだ周りの状況の中から道路整備がおくれておりました。そういう中でございますので、霊園との関係は秘事でちょっとわかりませんが、そういう関係で今日までおくれているというふうな形でございます。 404 ◎萩生田光一委員 私どもの市長が、当時の山崎建設大臣のもとに再三陳情を行っていただいて、その後、国と東京都と八王子市と道路公団の四者で検討会議のようなものが継続して行われているというようなことなんですが、その継続内容の中に、府中の第二インターもその議題に常々上がって対比をされているというふうに漏れ聞いておりますが、この府中の第二インターと八王子の元八王子インターの優先度というのは、現在の検討委員会の中ではどのような扱いになっていますか。 405 ◎坂井都市計画管理室主幹 元八インターにつきましては、国幹審の中で既に位置づけがしてあるわけでございます。本市といたしましては、国幹審の位置づけにあります請願インターを優先していただきたいということで、強く検討委員会の中でもお願いしているわけでございますが、周りのいわゆる道路整備状況の中から今日までおくれたということでございますので、その後、強く働きかけていきたいとは考えております。 406 ◎萩生田光一委員 現段階で事業費を算出してくださいよと、こう言ってもちょっと無理なんですけれども、今議論をしている中で、元八王子インターチェンジ、まだフルインターの計画も残っているやに聞いていますが、事業費を換算した場合、私どもの地元の負担分というのは、何分の幾つぐらいになるんでしょうか。 407 ◎坂井都市計画管理室主幹 全く大づかみで、その辺の金額的なことはちょっと今のところは把握しておりませんが、一般的にハーフインターでも100億円はかかると言われております。 408 ◎萩生田光一委員 100億円と計算をして、地元負担といいますか、私どもの自治体はどのくらいを負担をしなくてはいけない性質のインターなんでしょうか。 409 ◎坂井都市計画管理室主幹 これは、先ほど申しましたように、NTTの融資制度がなくなった時点からは、いわゆる開発者が負担ということになりますので、全額開発者負担ということが原則でございます。一部、連結者は知事でございますので、上川線への取りつけの部分につきましては、知事という段階だから東京都が負担することになっていると考えております。 410 ◎萩生田光一委員 ちょっとよくわからないんですけど、例えば、インターチェンジができますよね。その都道上川線におりますよね。おりるまではうちの市が負担をしなきゃいけないんですか。東京都はどこまでの責任があるんですか。 411 ◎坂井都市計画管理室主幹 一般的に高速道路は有料道路でございますので、有料道路にはブースがございまして料金所がございます。都道から料金所までは都道の負担、料金所からのものにつきましては開発者負担ということになるわけでございます。 412 ◎萩生田光一委員 ちょっとよくわからないんですけど、基本的には東京都が建設費は出すというような考えじゃなくて、市が出すんですか。料金所の場所によるわけですね。 413 ◎坂井都市計画管理室主幹 図面があるとわかりやすくなるんですが、高速道路から料金所までは結局開発者負担ということになります。高速道路の管理者、いわゆる道路公団は一切負担をいたしません。その残りのブースのいわゆる料金所を出ましてからは、これは都道の取り扱いになるわけですから、その都道の取り扱いの分につきましては、都道管理者である東京都が負担するということになっています。 414 ◎萩生田光一委員 仮定の質問で申しわけないんですが、料金所がずうっと上の方にあれば、東京都がそこまでは工事をすると、こういうことになりますか。 415 ◎坂井都市計画管理室主幹 そのとおりでございます。 416 ◎萩生田光一委員 けさほど、町田貞之委員からも、八王子まつりに陛下がお見えいただけるようなお話もありました。あそこの元八王子インターチェンジは申し上げるまでもなく、武蔵野陵に大変近いインターでありまして、警備等も当然元八インターができれば、おまつりがつぶれないように警備費がかからないんじゃないかというふうに私は思っておりまして、こんなところも、私どもの自治体は武蔵野陵をお守りをしている自治体だと、こういう自負を持って今後も検討会議で元八インターの設置に強く臨んでいただきたいということを要望しておきます。  続きまして、中野地区の土地区画整理事業について、お伺いをしたいと思います。中野中央地区、西地区というふうに事業進捗が見られているわけでございますが、既に中野東地区は区画整理の計画がまだ進んでないにもかかわらず、下水でいきますとちょうど下流部に当たりますので、敷設がほぼ99%終わっております。16号をまたいで中野中央地区へと入っていくわけですが、中央地区は区画整理とあわせて下水の敷設ができるというふうに私も素人ながらに考えられるんですが、西地区については、下水等の整合はどうなるのか、お伺いしたいと思います。 417 ◎平野区画整理部長 区画整理事業と下水道事業につきましては、まちの根幹をなす事業と考えております。基本的には、区画整理事業と同時施行ということを考えておりまして、中野西地区についてもそのような形を考えております。 418 ◎萩生田光一委員 その場合、中野地区には大変赤道が多く残っているんですが、この処理については区画整理事業計画区域内に入ってしまって都市計画決定すれば、民地の査定をしながら赤道がおのずと出てくると、こういう説明だったんですが、それ以外の地域の中野地域の赤道というのは、今後どういう扱いになるんでしょうか。 419 ◎戸谷建設部長 この中野地区は旧小宮地区に入るわけでございまして、この地区内には国有公共用地、いわゆる赤道が約1,280本ばかり、中野地区はこの中の一部でございますが、その資料が戦災等の影響で、大正9年に施行されました旧道路法による議会の議決書あるいは認定調書、台帳、告示書等が散失いたしておりますので、市が無償譲与を受けるために必要な書類が不備のため、通常の払い下げの手続が取れないのが現状でございます。そこで、現在、廃道敷が市に無償譲与できますように、建設省所管の国有財産部局長であります東京都知事、これの担当部局の都財務局と協議を重ねているところでございます。 420 ◎萩生田光一委員 私の下手な質問にもかかわらず、次の質問の答えまで言っていただきまして……。旧小宮町につきましては、赤道の査定ができないという不合理が生じております。これはだれの責任でもないわけですから、何とか一括認定、一括払い下げができるように今後努力をぜひお願いしたいというふうに思います。  続きまして、都計道の3・4・47号線について、お伺いをいたします。具体的な調査費などが見られませんが、現在のところ進捗状況はどうなっているのか、お尋ねします。 421 ◎坂井都市計画管理室主幹 八王子駅前から都道を通りまして中央インターへつながる道路でございますが、現在、東京都へ早期事業化へ向けて強く要請して、東京都と細部にわたっての協議をしているところでございます。 422 ◎萩生田光一委員 この道路につきましては、我が党の小林多門都議会議員が都議会本会議で再三にわたり鈴木都知事に要請をして、都議会の答弁等を見ますと、どうも道路公社への委託を考えている、このようなことを聞いているんですが、実態はどういう形で東京都と話が進んでいるんでしょうか。 423 ◎坂井都市計画管理室主幹 そのような形も含めまして、東京都の担当部局と協議をしているところでございます。 424 ◎萩生田光一委員 道路公社に委託をしない場合のこの道路の整備の進捗というのは、公社に委託した場合と比較してどういう支障がございますか。 425 ◎坂井都市計画管理室主幹 この3・4・47号線は都市計画道路としての本市での位置づけでございます。本市が事業をやるというような位置づけでございまして、本市がやる場合にはいわゆる都市計画事業として行うわけでございますが、本市としては、八王子インターから中心市街地へ向けての都市計画道路として残っている線の一つでございますので、早期事業化へという手法を考えております。そういう中では、一つの方法としては、ただいま申しました有料化ということも含めて検討していくのが一つの方法ではないかと考えているところです。 426 ◎萩生田光一委員 僕は有料化じゃなくて公社に委託と言ったんですよ。公社に委託しますと、当然、道路公社で償還をして有料化という道路の性質になるかというふうに思うんですね。ですけれども、そういう手法をとらないとすれば、市独自で整備をしていかなくてはいけない。年月もお金もかかるというような、こういう認識でよろしいですか。 427 ◎坂井都市計画管理室主幹 早期事業化ということになりますと、年月と事業費も非常にかかるということでございます。そういう中から、いわゆる有料化ということを先ほど申しましたのは、有料化はいわゆる公社施行しかございません。そういう形の中で東京都の公社施行ということも一つの方法として検討をしておりますということでございます。 428 ◎萩生田光一委員 そうしますと、都道3・4・46の延長線上に47号線があるわけですから、公社で道路を建設した場合、この道路は管理者はどこになるんでしょうか。 429 ◎坂井都市計画管理室主幹 その辺も踏まえまして、東京都と協議して将来管理については検討していきたいと考えております。 430 ◎萩生田光一委員 都議会の答弁の方がわりとわかりやすいような気がするんですけど、公社に委託するのは手法としてはいいと思いますので、早期実現のために公社の手法がいいということであれば、ぜひ進めてもらいたい。そうしますと、当然のことながら、これは都道になります。そこで私が大変危惧しているのは、暁橋の通りが現在、東京都道なわけですね。そうしますと、都道が2本同じ方向に向かってあるというのは、ちょっと実態としてそぐわないのではないか。仮定の質問で大変恐縮なんですが、道路公社に委託をして都道に移管をした場合、暁橋の通りというのは、市道に変換される、移管をされる、こういう心配があるんですが、その辺についてはどうお考えを持っていらっしゃいますか。 431 ◎坂井都市計画管理室主幹 その辺も踏まえまして、東京都の道路管理者等と細かく協議をしているところでございます。 432 ◎萩生田光一委員 長い間、都道として未整備のままで、すれ違うのに大変狭い道路でございます。市会議員が長い間いなかったんです。今、私もおりますし、元横に菅原副委員長もいますので、市道に移管をするに当たっても、ぜひ同時に整備ができるように、3・4・47号線と今のあの都道は同じ扱いでぜひ進めてもらいたい。こんなことをお願いしておきたいというふうに思います。  続きまして、不況対策とホームレスについて、お伺いいたします。不況対策の手法につきましては、それぞれ代表質疑等でもお話がありましたので、その結果、社会現象として今生じておりますホームレスの皆さん、八王子市内にも私が見受ける限りたくさんのホームレスの皆さんがいらっしゃるんですが、実態として市内に何人ぐらいの方がいらっしゃるか、当局は把握していらっしゃいますか。 433 ◎堀田福祉部長 ホームレスに対応する担当部課はございません。私どもで把握している中では、何人ということまでは把握できませんので、御理解いただきたいと思います。 434 ◎萩生田光一委員 八王子は都内に比べて1度か2度、毎朝気温が低いんですよね。この寒い八王子にホームレスの方が、私が知る限りでも、それぞれの橋の下、あるいは公園等にいらっしゃるわけなんですけれども、どうして八王子にそういう人たちが集まってきたと思われるか、お考えをお聞かせいただきたい。 435 ◎後藤助役 特に八王子がホームレスの人たちが住みいいという条件はないと思うんですが、状況的に見まして、そういうような場所があるということではないかなというふうに私ども推察しております。 436 ◎萩生田光一委員 23区の方でも大変な社会問題になっています。また、ある面では当然人権的な問題もあるわけですから、私、気の毒で、なぜホームレスになってしまったかという、その過程が大切なんじゃないかと思っているんですが、かといって、実態としてはそれぞれ行政側としても把握をしていない。こういう中で非常に誤解をされたくない質問なんですけれども、実際に、例えば昨年は暁橋の周辺で暖をとりたかったんだと思うんですが、火が枯れ木に移ってしまって消防車が出動する、あるいは警察が出動する、こういう事態が幾つかありました。このような実例は市当局はどう把握をされていますか。 437 ◎堀田福祉部長 その件につきましては、市民の方々、あるいは議員の方から御連絡いただきまして、私の方の保護課が一応担当いたしまして調査には参りましたけれども、調査ができる状況ではございませんので、実態を見てきたということで、それ以上の権限がございませんので、何も手がつけられなかったという状況でございます。 438 ◎萩生田光一委員 テレビで御存じだと思うんですが、新宿区などでは地下通路の段ボールの撤去、月に2度ほどですか、やっている。あるいは台東区の隅田川沿いなんかでもテントを撤去するということです。そういう面から考えると、私は八王子は非常に優しいまちだなというふうに思うんですが、実際にホームレスの皆さんが病気にかかったりとか、そういうようなことで市の保護課に相談があったり、あるいは第三者を通じて保護課に連絡が来て、何らかの対応をした実例はございますか。 439 ◎堀田福祉部長 現在までのところございません。 440 ◎萩生田光一委員 ないですか。 441 ◎船引保護課長 現実に要保護性があれば保護はかけております。ですから、お医者さんに運び込まれた、そうしますと、お医者さんの方から本人の意向を受けて、生活保護の申請はございます。生活保護をしているということもございます。要保護性があれば、かけております。 442 ◎萩生田光一委員 そういう実態があるというふうに私も聞いておりますのでね。ところがそれは、せっぱ詰まって、例えば救急車を呼んで、市の保護課の方に連絡があった場合には、生活保護の適用が医療費や何かでできるんですけれども、実際に窓口へ相談に来てくれないと手の施しようがないというようなのが、今の実態ではないかなと思っているんです。しかしながら、他の自治体では、いわゆる河川管理者ですとか、あるいは道路管理者が、かなり強制撤去に近いような形で段ボールハウスを撤去したりと、こういうようなことで、自治体の対応がまちまちですと、これは心情的にうるさくないところに集まりたい、優しいところへ集まりたい、こういう傾向になってしまうんじゃないかなと思うんですが、その医療費の生活保護以外で、例えば金銭を渡すような実例というのはないんでしょうか。 443 ◎堀田福祉部長 消防署等から緊急連絡があった場合には対応しておりますけれども、その他、窓口に来た場合については、ケースはいろいろございますけれども、電車賃が欲しい、バス代が欲しいという程度でございますので、500円から1,000円の間で支給はしております。 444 ◎萩生田光一委員 その対応は、それぞれ各自治体非常に似ているんです。私は、冒頭お話ししたように、なぜ八王子にホームレスの方が集まってしまったのか、その大きな原因の一つに、その500円というのがあるんじゃないかと。都内で交通費の一部だと言って500円渡されて行ける距離というと、八王子が限界なんですよ。京王線あるいは中央線によって新宿や都心とつながっているというような中で、これ以上自治体ごとのばらばらな対応では解決ができない問題じゃないか。ただ、どきなさいよ、ただ、いけませんよと言うのでは、やはり人道的に考えてもよくないんじゃないかというふうに思いまして、実はことしの1月に日本経済新聞に東京都は23区とホームレスの連絡協議会の設置をするというような記事がございました。また、朝日新聞などには、年末に東京都が、大田区の東京都の公安局の倉庫用地に仮設住宅3棟を建てて、台東区のホームレスの皆さんを一時収容したという実例があるんですが、八王子にいらっしゃるホームレスの方々に、23区でやっているような対応がとれないんでしょうか。 445 ◎堀田福祉部長 23区の場合は、新宿の地下道の問題だと思いますが、約300人程度いました。これを大田区の土地をお借りしまして、私どもが多摩事務所でお聞きしたところによりますと、新宿区、大田区、台東区、それに都がかかわりまして、あの一面につきまして植栽をする等、道路工事をするためにフェンスを張った。したがいまして、あの段ボール等が置けなくなったので、300人程度収容できる簡易住宅、これは越年用としてどこかに保管してあるそうですが、そこに収容したと。ただし、300人程度いた者が、二百数十人のみであったと聞いております。したがいまして、八王子市として、この対策について現段階ではそこまで考えられませんので、御理解いただきたいと思います。 446 ◎萩生田光一委員 部長のおっしゃるとおりで、八王子だけで対応しろと言ってもこれは無理な話なんで、23区だけの問題でもなくて、23区のホームレスの人が三多摩へ流れてきたという仮定はちょっと23区に対して失礼かもしれないんですが、そういうような実例をかんがみて、やはり東京都全体で対策会議というのをぜひやっていただきたい。全然ホームレスがいらっしゃらない自治体もあるんですけれども、中央線、京王線の沿線についてはそれぞれ似たような状況にあると思いますので、これは東京都の所管とぜひ一つの形で対応していただきたい、こんなことを強く要望しておきたいと思います。  次に外国人の不法就労ということについてお伺いしたいんですが、不法就労の種類にはいろいろなものがあるんですけれども、特に私が気になっておりますのは、例えば市内の公共事業、新都市建設公社ですとか、あるいは八王子市が発注した工事に現場で外国人の方が労働に従事されているという場合があるんです。もちろん、ワーキングビザや何かを持って会社で雇用されて働いているとすれば全く問題はないんですが、その辺の外国人の採用について、市当局としてはどういう認識を持っていらっしゃるか。 447 ◎戸谷建設部長 市が発注しております工事におきましての外国人就労でございますが、以前は見受けられたということなんですが、現在、バブル崩壊後はほとんどいなくなったという現場からの報告を受けております。 448 ◎萩生田光一委員 まだ実際にいらっしゃいますよ。場合によっては、まあ、見受けた感じですけど、例えばイラン人の方がユンボなんかを運転しているんですね。あれは、一般道で作業するということになると、国際免許が必要なんじゃないですかね。そうすると、何かあってからでは遅いと思いますので、ぜひその実態把握はしていただきたいというふうに思いますし、公共事業で外国人の方が事故に遭われた、ところがその人はビザを持っていなかったということになりますと、やはり管理者である市の責任にもなるんじゃないか。そんなことはぜひ注意をしていただきたいというふうにお願いをしておきます。  続きまして、設計の委託料について、お伺いします。設計でございますが、土木も一様に同じような対応なんですが、特に建築に関してお伺いしたいんですが、現在の八王子のもろもろの建物、建築の設計委託につきましては、どういう基準で発注をしているか、お伺いをいたします。 449 ◎竹村財務部長 それぞれの所管から私ども財務部に回ってくる中で発注しているところでございますけれど、おおむね規模とか技術的な要素、こういうものを加味して業者を指名しているところでございます。 450 ◎萩生田光一委員 建築あるいは土木の工事そのものについては、地元業者の育成という観点からJVを盛んに設置していただいているんですが、この設計については、地元業者と大手の設計事務所とのJVという形はとれないのか、そういうお考えはないか、お伺いしたいと思います。 451 ◎竹村財務部長 確かに工事等行う場合にはそういうJVというのは考えられるんですが、現時点のところでは、まだ実績がございません。この辺は市外と市内の能力の差といいますか、いわゆる技術者数とか能力等の関係から非常に難しいことから、これまでもとられてなかったのではないかと思っております。工事の場合とは異なる要素が多分にあるのではないかと考えております。 452 ◎萩生田光一委員 きょう、私、資料をちょっと持ってきてないんですが、質問するに当たって、全国の自治体の例を調べてみました。かなりの件数が大手設計事務所と地元の設計事務所のJVという形で発注をしている実例がございますので、これはぜひ勉強していただきたいというふうに思います。会派で沖縄に視察に行ったんですね。沖縄の場合は、建物の地域性というのに非常にこだわっておりまして、郷土の歴史とか、あるいは風習ですとか、そんなものの精神を建物にあらわしたいということで、私どもに名が知れたような大手の設計事務所の下に、地元の本当に小さな技術者が何人もいないような事務所が、それぞれ必ずJVで組まれているんです。ですから、私はやってできないことはないというふうに思いますし、例えば地元で設計事務所を開設されている方の中には、大手の設計事務所の第一線で活躍をされていて独立をした、言うなら自治体の大きなプロジェクトに携わった経験のある人がたくさんいるわけですから、そういう意欲がもしあるとすれば、ぜひ地元育成という観点から、設計事務所の事業参加を検討していただきたい、お願いをしておきたいと思います。  続きまして、医療対策について、時間がなくなっちゃったので駆け足で聞きたいと思います。大学病院につきましては、土地買収をできるだけ早い時期に行いたいということなんですが、本市の医療対策の中で、新しく老健施設というのが各所で建設されております。昨日、萩生田富司委員からも指摘がありましたように、老健施設を建設する、その許認可に当たっては本市が意見書を東京都に添付をする、こういうようなお話がありました。その意見書の中身というのはどんなものなのか、御説明いただきたいと思います。 453 ◎鈴木保健医療部長 老健の事業を運営していく場合に、市側から市の福祉計画等に基づいて、現在あるいは将来にわたって、かような事業に施設として協力をしてほしいというような具体的な事業等の協議をいたして、その内容を意見書として私の方で同意の際に提出をしております。 454 ◎萩生田光一委員 既に本市で事業認可をしたそのベッド数と、今後の動向はいかがですか。 455 ◎鈴木保健医療部長 現在、既に1カ所開設をしております。それから6年度中に3カ所開設する予定でございます。7年度に2カ所開設予定で、計6施設の開設が具体的に見込まれておりますが、そのうち文書で同意をしたものについては2件でございます。 456 ◎菅原健司副委員長 ベッド数はいかがですか。 457 ◎鈴木保健医療部長 ベッド数につきましては、合計で、入所が635、通所が122名ということになります。 458 ◎萩生田光一委員 近隣の他市では、この老健施設の建設というのは、どんな状況なんでしょうか。当市みたいにもう既に600のベッドを有するような自治体があるんでしょうか。 459 ◎鈴木保健医療部長 近隣と申しますと、町田、大宮あたりでその情報が入っておりますが、本市のような数字に上っているところはないというふうに考えております。 460 ◎萩生田光一委員 例えば、最長で90日ですか、3カ月ですか、中間施設としてお年寄りが収容されて、100ベッドに対して医師が1名というような説明をされたんですが、3カ月を過ぎて容体が入所より悪化をしてしまって、転院先の病院がない場合などは、事務的に3カ月で切って退院をさせるということができるんでしょうか。 461 ◎鈴木保健医療部長 その施設内の医療スタッフ等によりまして、その入所の必要性について協議をするように老健法の施設の運用基準が定められております。そういう中で、入所が引き続いて必要か、あるいは入所が必要でないかというような判定が下されると、こういうふうになっています。 462 ◎萩生田光一委員 そうじゃなくて、一定の期日を決めて入所するわけですね。その期日になって、例えば容体が入所時より悪化してしまった場合に、まさか人道的に期限が来たから退院ですよというわけにいかないじゃないですか。そうしますと延長もあり得るというふうに私は思えるんですね。既に、例えば社会福祉の施設の中に、ショートステイ、あるいはミドルステイがございますね、これとの性格の違いというのは、主にどんな点なんでしょうか。 463 ◎鈴木保健医療部長 この施設は、御承知のように、いわゆる中間施設ということで、医療ケアと福祉的な生活上の介護をする、というような施設でございます。その両方のケアにもなおかつ耐えられないような状態であれば、それは病院へ再度入院をさせるとか、あるいは今御発言にありましたような施設に紹介をするとか、というようなことになると私は思います。 464 ◎萩生田光一委員 今、部長から御答弁がありました635のベッドなんですが、これは、厚生省の地域医療計画のベッド数にはカウントされないんでしょうか。 465 ◎鈴木保健医療部長 原則として、2分の1カウントされるということになっておりますが、施行規則の附則によりまして、当面、算入しないというふうな取り扱いがされております。 466 ◎萩生田光一委員 当面というのは、具体的にどのぐらいですか。 467 ◎鈴木保健医療部長 特定されておりませんが、一、二年の間にこれが算入されるというような情報は受けておりません。 468 ◎萩生田光一委員 そうしますと、本市が、東北部に大学病院を誘致して総合病院を建設したいというようなことがあっても、既にこの特養施設で635のベッドを許可してしまって、それが2分の1ですから約320ですよ、320が一般病床にカウントされるとすれば、医療計画内で本市が500ベッドの大学病院の誘致なんていうのはできなくなっちゃうんじゃないですか。 469 ◎鈴木保健医療部長 その辺が八王子の特性でございまして、そういった特性につきましては、私ども八王子市の大学病院等の誘致構想、あるいは市民が要望いたします病床の確保、こういうことにつきましては、特段の要請を東京都にする必要があるというふうに認識をしております。 470 ◎萩生田光一委員 その言葉を信じて、市内に特養がふえていくのと同じような状況にこの老健施設があるとすれば、私は、確かに移動的な期間もあって、中間施設という性質があって、福祉施設とは中身が違いますよと言いながらも、結局また建物や運営をする団体の性質上、調整区域を多く持つ本市に、またこういう施設が集中をしてしまうのじゃないか。そうしますと、言葉は悪いんですが、例えば特養待ちの一時ベッドのような扱いになってしまうんじゃないかということを、私は大変心配をしております。また、部長が御答弁なさったように特異性がありますから、これにつきましては、医療計画にはカウントしないような方向で強くお願いをしていかないと、本市の今後考えているような医療計画に大きく支障を来すのではないか、私はそのことを大変心配をしておりますので、ぜひ早い時期にその点についての対応をお願いしたいというふうに思います。  そして、特養老人ホームについてお聞きしたいんですが、入所と同時に八王子市民になられます、住民票の異動がございますね。その場合の、言うなら、例えば老人見舞金等々の諸手当についてはどういう扱いで支給をされるんでしょうか。 471 ◎秋間高齢者福祉課長 老人ホームに入っている場合におきましては、入院見舞金等は出しません。さらに、老人福祉手当等も施設入所は適用外ということでございます。 472 ◎萩生田光一委員 昨日もどなたかの質問で、この特養の充実を図れというような御指摘がありましたけど、現在、幾らつくっても、他市町村からの攻勢を受けてベッド確保をされてしまっているような実態があるんですよね。ですから、これらについても老健施設と性質は当然違うんですが、八王子の特異性というのをかんがみた対応というのを、ぜひ東京都にお願いをしていただきたい。これもちょっと時間がないので、要望だけをさせていただきます。  続きまして、高尾ユースホステルについて二、三お伺いをいたします。東京都のリストラを受けまして、市内にある高尾のユースホステルが近年閉鎖をされるんではないかというような新聞報道がされておりますが、当局としましては、東京都から正式にこの高尾ユースホステルの運営あるいは閉鎖について何か御相談を受けているかどうか、お伺いいたします。 473 ◎菊地原経済部長 直接、東京都からの相談、連絡はいただいておりません。新聞報道で承知している程度です。 474 ◎萩生田光一委員 昭和39年にできて、30年間ということで、多分、建物も大分老朽化をしているということなんですけれども、利用度が非常に悪いということで、ここに読売新聞があるんですけど、東京都は平成7年度以降に閉鎖の対象にしたというような新聞報道がございます。実際のところその利用度というのは低いんですが、収容人数が非常に多いものですから、利用者は増加をしているというふうにお聞きしているんですけれども、その辺の動向についてお答えいただきたいと思います。 475 ◎菊地原経済部長 ユースの利用状況でございますが、平成2年には8,985人、平成3年8,851人、平成4年1万384人、こんなふうな状況のようです。 476 ◎萩生田光一委員 利用者がふえているわけですよね。私、ユースホステルそのものが今の時代に合うかどうかというのは問題としまして、あの自然豊かな高尾の地に簡易な宿泊施設があるということは、今後も八王子にとって大切なことだというふうに思います。そこで、もし、東京都が閉鎖をするということになりますと、あの土地は八王子市の土地でありますから、お返しをいただくということになれば、当然、解体をして更地にして返していただくということになります。その場合に、明治の森国定公園の区域内にあって、更地で返してもらった後に、例えば本市が新たな社会教育施設として再生をして利用するようなことができるんでしょうか。 477 ◎渋谷社会教育部長 私の方も、新聞報道で知り得ている範囲でございますものですから、今後の扱いにつきましてもちょっと答えるすべがございません。 478 ◎萩生田光一委員 さっき都会議員ともちょっと打ち合わせをしたんですけど、八王子の観光協会がぜひあれを運営したいというような意欲があるようにも聞いていますし、確かに新聞報道といいますけど、新聞でこれだけ写真入りで出ているんですから、真偽ぐらいは確かめて委員会に臨んでくださいよ。終わります。 479 ◎菅原健司副委員長 自由民主党新政会の質疑は終わりました。  続いて自由民主党八王子市議団の質疑に移ります。  伊藤委員。 480 ◎伊藤寿昭委員 昨日に引き続き、皆さん方の御声援に見守られながら、2日目の質問をしたいというふうに考えております。  きのう、ごみとリサイクルの問題について質問を終わったつもりでおりましたけども、けさほど、日本の五大新聞の読売新聞に、リサイクル推進へ八王子市が清掃部に課を新設するというものが出ました。このことについて、担当から御説明をまずいただきましょう。 481 ◎鈴木清掃部長 御指摘をいただきまして、これからは十分な配慮が必要だということで反省をしております。新聞社の方にも、私どもから議会報告が終了後でなければ話せないということで、ずっと断り続けてきた状況がございます。ただ、私の方から、管理職に対する指導、伝達が部長としての配慮に欠けていたという問題もありますので、今後十分に注意をしたいと思いますが、今の質問については、今現在は係があるわけでございます。係をリサイクル課に昇格をさせて5名の増員をしたいと、こういう構想がありますということでございます。 482 ◎伊藤寿昭委員 読売新聞といえば、日本の五大新聞ですよ。この中に課というものがちゃんと載っている。まして、私がきのう、今度のごみの回収日の変更に伴って、余剰人員の問題を取り上げましたよね。この新聞でいきますと、これは完全に清掃部リサイクル課何々係までできるようになっているんですよ。きのう何でそれを言わないんですか。
    483 ◎鈴木清掃部長 昨日の答弁は、私どもからは、新条例施行に伴う新規事業、例えば清掃指導員、マニフェストの取り扱い、あるいはパトロール・リサイクル担当者の増員、それらについて対応していきたいという答弁をしました。そこで、一部組織の変更に伴うものということで、私の方では一応ちゅうちょしたということもございます。 484 ◎伊藤寿昭委員 じゃ、きのう夕方、予算委員会が終わってから、だれが読売新聞社にこのことを話したんですか。 485 ◎鈴木清掃部長 清掃部の管理職の一人でございます。 486 ◎伊藤寿昭委員 きのう、私もこの予算委員会を始める前に、今度の平成6年度予算については、いろいろな審議を経た中で市長がみずから、皆さん方の意見を取り入れながら議員がいろいろなところで審議をし発言をしたことを取り入れて、そのことが成果となってあらわれている予算であるから敬意を表したはずですよ。ところが、この問題については、今度の平成6年度予算なんか、こんないいかげんなことを、あなた方が我々に言いもしないでいきなりとうとうと新聞に発表するようなことがあったら、幾ら私は波多野市長を担いできた人間といったって、予算なんか賛成できないね、こんなことだったら。それについて、理事者はどう思いますか。 487 ◎後藤助役 執行部側と議会側とのかかわりにつきましては、私どもはいろいろな意味で慎重に取り扱うべきものについてはそのような指導をしておりまして、今回、あるいは前にもありましたけれども、そのことが軽率な発言として出されたことにつきましては、私も指導の十分でなかったことを感じておりまして、その新聞を見て、私どもといたしましても、決してそのことを隠していたわけではなくて、課のあり方、それから課の係の人間の数、そういうものがまだ検討の過程にあった。そういう中で課をつくるということについては、我々サイドは認識をしておりますけれども、その中身については十分に検討しなきゃならないということで、当然、課をつくる以上、係がどういう係になるのか、その人数がどういうふうになるのか、そのことをきちっと発表するのが筋でございますから、そういう意味で清掃部長も課の問題に触れられなかったというふうに私は思っております。ただ、当初からお話し申しましたとおり、私どもは決してそのような隠しているということではなくて、その課をつくらなければこの推進ができないわけですから、それはちゃんとした委員会の中で私どもでは発表する予定にしていたわけです。 488 ◎伊藤寿昭委員 全員が集まって審議をするというのは、予算と決算と本会議しかないですよ。本来、今回の予算というものがスタートするときに、ここで審議するのが当然でしょう。まして、じゃ、質問しますよ。今、八王子市の定数が4,019人、その中で出向していたり、減職を入れると4,003人。ところがけさの新聞でいくと、リサイクル課の人間が人員まで書いてあるじゃないですか。それを今度の常任委員会にかけようということですか。 489 ◎後藤助役 それは、やはり、今の段階では、まだ、試案の段階であって、内容的にそれが確たるものとして決めたわけでもございませんし、我々がそのことを決定したというふうには考えておりません。ただ各所管においては、それぞれ考え方を示して、あるいはそれぞれ検討がされているということは間違いございません。 490 ◎伊藤寿昭委員 きのうも、余剰人員が出た方々にいろいろ周知徹底を図って、リサイクルの問題についたりいろいろな骨子の問題についたりして、教えてあげなさいよ、教育をしなさいよと、そうしたら、4月になってからとか、3月の終わりごろとか、いいかげんな数字を並べていたけども、ちょっと話がそれるけど、きょう、東京都平和の日ですよ。その中で、私も、ここに1時に用があって来れなかったけども、たまたま入り口のところに来ましたよ。ちょうど1時でした。私も、この大戦で亡くなった方々、東京空襲を受けた方々に心から冥福を祈るために黙祷をささげました。この中の人だけですよ。市役所の職員は何人、きょう黙祷をやったと思う。だれもやっちゃいないよ。議会事務局と秘書課だけ。みんなぼけっとしてるじゃないか。だから、きのうの問題にしても、幾らリサイクル課をつくったとしても、決して周知徹底なんか図れないですよ。私は、この新聞に載せた人を、本来ならここに連れてきてはっきり言ってやりたいよ、議員をなめるんじゃないって。  これは、私なんかも、きのう、本来はここに質問を9項目出しているんですよ。きのうは、このリサイクルと斎場の2つで30分終わっちゃったんです。それだけ真剣に余剰人員のことを考えてやっていたんです。私は国鉄にいて、国鉄があれほど中曽根行革路線で崩壊した。それは余剰人員で大変だったんだよ。だから、今回の質問については、この斎場にしても、この清掃部の問題にしても、行政改革の問題を一生懸命言いたかったんだ。そうでしょう。時間中にふろへ入ったりいろいろなことをしているから、管理職だってこんなところへ出しているんじゃないか。もっと議会にちゃんと理解を得て、皆さんで審議をして、市民に親しまれる市役所をつくりましょうと、きのう言ったじゃないですか。あとの内容については私どもの代表が一生懸命やるそうですから、ここら辺にしますけども。  観光費について御質問いたしますけども、八王子市がこの日本国内もしくは世界に誇れるものは何か教えていただきたいと思います。 491 ◎菊地原経済部長 内外に誇れるものでございますが、まず緑です。市内の森林面積は約8,000ヘクタールございまして、これは市の面積の43%が緑ということです。それと首都圏の中での緑の多さ、また、この緑を中心に国定公園や4つの都立自然公園があること、高尾山があること、学園都市の21大学があること、皇室の武蔵陵があること、日本全国の桜があります多摩森林科学園があること、甲州街道のイチョウ並木、民間施設ですが富士、村内の美術館、また最近人気のあります都立大、四谷見附橋に代表されますニュータウンの風景、その他、八王子のシイタケ、マスは都内一でございますし、ネクタイは全国の60%、こういう状況です。以上です。 492 ◎伊藤寿昭委員 最近年をとったせいか、ちょっと聞き漏らしちゃったところがあったね。緑、自然公園、学園都市、その後に部長、今何と、もうちょっと大きな声で言ってくれますかね。 493 ◎菊地原経済部長 武蔵陵です。 494 ◎伊藤寿昭委員 よくしっかりと聞き取れました。ということは、武蔵野陵並びに多摩御陵、この2つが八王子市が一番誇れるものだと。本来は一番目に、緑の前に持ってきたいということは恐らく部長さんの気持ちでしょうけども、そうしますと、これは、八王子市が皇室に対して崇敬の念を抱いているということにとっていいわけですか。 495 ◎菊地原経済部長 やはり、天皇は国のシンボルでございますので、大切にしなければいけないと思います。 496 ◎伊藤寿昭委員 わからない。 497 ◎菅原健司副委員長 よく聞こえませんでしたので、もう一度お願いしますということです。 498 ◎後藤助役 天皇は日本国憲法において国民の象徴でございますから、私どもはそのように尊敬をいたしております。 499 ◎伊藤寿昭委員 やはり、理事者からこういうふうな御答弁を聞くと、また予算も承認をしようと、こういう心強い気持ちになりますよ。私どもが出した市長ですから。やはり、その周りについている皆さん方が崇敬の念を抱いているということは、きょうの町田委員のお話もそうでしたけども、八王子まつりに皇室の皆さんも呼ぼうよ、こういう開かれた皇室にして、八王子市が一番誇れるものは何かと言ったら、天皇のお墓をお守りしているんですよ、我々がみんなで、市民こぞって。これから、もっと八王子市も武蔵野陵と多摩御陵に力を入れてやってくださいよ。  それでは、次の質問、氏名札についてお尋ねいいたします。名札、正式名称は氏名札です。これが今使われている名札です。これが過去の名札です。小さいやつね。今現実に皆さん方の中にもつけていらっしゃいますけども、ばらばらにつけている。この現状について御答弁いただきたい。 500 ◎丸山総務部長 氏名票につきましては、御指摘のように確かに2種類ございます。大き目の方につきましては、昨年度、従来つけておりますのはピンだけでございますので、こういった事務服に一回つけますと、脱いだときにこれが一々取らなきゃいけないということで、それでピンと挟むものと両方使える併用のものにつくりかえております。ただし、両方併用のこういったものをつけますと、従来の大きさでははまらないものですから、若干大きくなったと、こういったことでございます。 501 ◎伊藤寿昭委員 名札とは、自己の氏名を明らかにし、より旺盛なサービス精神があらわれ、市民により一層の好感が持たれる、これが氏名札の意味なんです。私も昨年、この氏名札を一般質問させていただきましたら、これ、すぐ皆さんに配っていただきました。本当にありがとうございました。ところで、今、どのくらいの職員がこれをつけているんですか。 502 ◎丸山総務部長 御指摘のように、私どもとしては、この併用につきましては、絶えず所属長を通じて話はしておりますけれども、まだ完全な徹底ということはできていないと思っております。 503 ◎伊藤寿昭委員 なぜ全員がこれをつけられないんですか。 504 ◎丸山総務部長 やはり、上着につけていた場合に、実際執務をするときに上着を脱いでいるのがほとんどでございますので、一々取りかえてないという、そういったことが一番多いんじゃないかと思っております。 505 ◎伊藤寿昭委員 非現業とか現業に区別をして、はっきり言って見ていて非現業の人はほとんどつけていますよ。現業、現場の方々がつけていない実情は何なんですか。 506 ◎丸山総務部長 確かに、作業着につけて午前中出ていった場合に、お昼に帰ってきた段階でまた着がえる、そういったときに一々つけかえるのがつい面倒でつけていないんじゃないかと思っております。 507 ◎伊藤寿昭委員 朝、つけて出ていないんですよ。朝、もう、市役所を出るときからジャンパーにつけてない。そういう事実はどうですか。 508 ◎丸山総務部長 私どもは、貸与規程等もございますので、所属長を通じた中で徹底するように話はしているつもりでございますので、現にそういった御指摘があるようでしたら、さらにこれは徹底していきたいと、このように思っております。 509 ◎伊藤寿昭委員 昨年の一般質問でも指摘をしましたよ。それでもつけていない。そうしたら、昨年の答弁の中ではこうでした。現場の作業をする人たちは邪魔になると。今、八王子市内でジャンパーを着て一生懸命同じような仕事をしている人も、みんなつけていますよ。京王帝都電鉄の保線区の職員だってここにつけていますよ。JRの職員だってつけていますよ。なぜ八王子市だけつけられないんですか。 510 ◎後藤助役 確かに御指摘のようにつけていない者、つけている者、それぞれいるんですが、私ども別に理由があってつけてないというふうには考えておりませんので、それについては御指摘の点について十分これからの指導をしていきたい、そういうふうに考えております。 511 ◎伊藤寿昭委員 それでは、ことし、平成6年もまだ先がありますから、年度内に昇給昇格もあるでしょうから、名札をつけてなければ罰則規程をつくったっていいんですよ。そのくらい自分に誇りを持って仕事をする、そのために自分の氏名を一般市民の皆さん方に明らかにするということをしても、私は決しておかしくないと思いますよ。それで、ほかの一般企業を見ますと、みんな所属が書いてある。何々部何々課伊藤とか、後藤とか、波多野とか、みんな名前が書いてある。なぜ八王子市は書かない、ここへ。 512 ◎丸山総務部長 御指摘は十分わかりました。しかしながら、異動等によって、一々差しかえるのが非常に大変なものですから、最終的には氏名だけにしています。 513 ◎伊藤寿昭委員 どこの会社だって異動がありますよ。どこの会社でも2年に1回ずつ大体異動はある。一番下の方の人はずっといるけども、だけども、みんな、そのたびに名札という意義を、先ほど私がその名札の意義を言ったでしょう、その意義をずっと維持するために何々部何々課というのをみんな書いているんですよ。それは、沖電気さんだって恐らくそうですよ。八王子市だけですよ。八王子市のマークを入れて。こんなの昭和の前ごろからあるマークだもん。こんなの名札の初歩ですよ。今はみんなここに何々部何々課、名前が書いてある。やる気がありますか。 514 ◎丸山総務部長 確かに現状の中では所属ははっきりしませんけれども、そういう意味では私どもは市のマークを入れて、市の職員であると、こういった一つの自覚を持たせるためにマークを入れております。所属につきましては、今後検討させていただきたいと思います。 515 ◎伊藤寿昭委員 先ほども言いましたように、私から期限を切るわけにはいかないですけども、本来でしたら、市の方から、それでは何年何月何日から全員がつけられるように努力をしますよとか、組合ともしっかり話し合いをして、こういう時代ですよ、不況の時代だもの、一番模範を示さなきゃならないのが市の職員であり、我々なんです。よく要望しておきますから、年内に一生懸命努力をしてください。  それでは、消防費についてお尋ねいたします。まず、ことしの東京消防庁の出初式がございました。そのときに、私も初めてビデオを見たんですけども、婦人消防団というものが都内23区の中では、今、3カ所ぐらい発足しているそうですけども、これについて八王子市の消防団担当の方はどのようにお考えでございますか。 516 ◎丸山総務部長 現在、私どもの消防団の中には、音楽隊員として女性の16名は団員として入っておりますが、一般的な団員としては女性は加入させておりませんので、確かに御指摘のように東京都の中においては、区部の方において女性消防団がいるということは、私どもは承知いたしております。 517 ◎伊藤寿昭委員 八王子市の消防団というものは、約1,500名、現在、いまや名実ともに日本一の消防団ですよ。そこで、今、自治省も東京消防庁もそれぞれ婦人消防団をつくってくださいと。ところが、八王子市消防団何々分団何々部、何々部で全部つくったんじゃ大変でしょうけども、分団に1つぐらい婦人消防団をつくった方がいいんじゃないか。夕べも私が遅くまで勉強しておりましたら、消防団のある分団長が私の家に来ましたよ。そこで、現場の声としてお伝えしますから、よく聞いてくださいよ。今の消防団は男だけでちっとも色気がない。その中で婦人消防団ができれば、もっとみんな一生懸命出てくると、そういう消防団の分団長さんもおられました。そういう中で、これから先の八王子市にもし消防団をつくってくれということがあったら、どうですか。 518 ◎波多野市長 これは、私が市長になった当初からお願いをしてある問題であります。それで、正式には北九州市に婦人消防団員128名、これが全国一だと思いますが、そういったことで、徐々に今のような音楽隊をまずつくっていこうということで、消防団の方から、とりあえずそういった後方部隊の中でやっていこうということでやったわけですから、八王子の婦人消防団の編成はまず音楽隊からということで、消防団の方にも私はずっと10年間言い続けてきた問題で、待ってくれ待ってくれという話で今日まで来たわけです。消防団長の方も積極的にそれらは今考えているようでありますので、御心配の向きはほとんどなくなるだろうというふうに考えております。 519 ◎菅原健司副委員長 伊藤委員の質疑は終了いたしました。  続いて、皆川委員の質疑に移ります。  皆川委員。 520 ◎皆川清和委員 予算委員会の総括も終わりの方になりますと、ほとんど皆さんが先取りをしまして、しゃべることがなくなってしまうような状況になりますけれども、なるたけ重複しないように質問したいと思います。そこで、通告順位ですとコミュニティから入るわけですけれども、伊藤委員がごみ清掃関係について関連して質問するということで通告されましたので、引き続いて関連で質問させていただきたいと思います。  6年度から収集体系が変わるということで、私は非常にいいことだなと思います。それと、清掃部、あるいは職員組合ともいろいろなお話をして、前向きに話が進んできた、こういうことについては、清掃部長、職員組合も含めて敬意を表するところですが、一部、きのうか、おとといか、代表質疑あたりで、サービスの低下につながるのではないかと、こんなことを言った方もいらっしゃいますけれども、私はそうは思っておりません。当然、こういうごみの問題、あるいはリサイルを含めて、行政と市民との意識がお互いに向上して相まって初めてでき上がってくることですから、この収集体系を含めて変更することについては賛成であります。  そこで、うちの会派の伊藤委員が、余剰人員ということで質問されましたけれども、これは13台減車になって、39人というような話をされましたけれども、その辺の数字をいま一度言っていただきたい。それから、これだけ大幅に変わるわけですから、交渉の経過の中で、職員組合あるいは団体等を含めた中で、どのような問題点があったのか。ここまで来た中では、団体といろいろな問題点があったかと思いますけれども、その辺のところを明らかにしていただきたい。  それから、収集体系が変わる前は、昨年の決算のときに私が稼働時間を質問したときには、全体で4時間30分ぐらいというような答弁をいただいたと思うんです。今度は変わりますと6時間半、2時間ぐらい稼働時間が上がる、これもかなり評価をするところですけれども、その辺のところは、それで間違いないのかどうか。実際に、定時が5時15分、繰り上げて5時だなんていう話もありますけれども、入浴時間、そんなことは別として、実際に稼働するのが6時間半になるのかならないのか。それから、5年度までは4時間半ぐらいだったというところもあわせて答弁をいただきたいと思います。  それから、し尿の関係ですけれども、やはり、し尿の収集を含めた地域の減少によって、減車によった人数が何人か余ってくると、このような話もされましたけれども、それは何人ぐらいか、正確にお示しをいただきたいと思います。 521 ◎鈴木清掃部長 昨日、私が申し上げた13台は、し尿が3台、ごみが10台ということで現時点で報告させていただきましたが、この数字については、現在もなお協議中でございまして、この部門を除く、例えばし尿の自然減によるこの3台の見直しのほかに、し尿も抜本的な見直しをするということで、現在、協議を続けております。あるいは、北野のし尿処理場、北野清掃事業所の内容についても、現在、見直しをしておりまして、それらについてはまだ解決をしてない部分がございます。これについても近い将来、見直しという形の中では結果を出したいということで、鋭意努力をしております。  先ほどから申し上げていますが、まだ全体の見直しの中の一つの過程であるということでお聞き願いたいというふうに思いますが、その結果としては、3を掛けますので39名、それから、廃止あるいは汚泥焼却の変更等によるものが4名、現時点では43名、今後、なお見直しをして、委託に切りかえるものも含めますと、これが60とか70とかいう数字を見込んで、現在、鋭意協議中だということでございます。  交渉の経過につきましては、これも半年ぐらい前から、総務企画も入りまして清掃行政検討委員会を10回開催し、その後、50回程度にわたる早朝からの職員組合との交渉の経過があるわけでございますが、まず、一番大きな内容を申しますと、清掃行政は、これからは地球環境の保護、いわゆる資源回収、リサイクルに転換すべきだという一つの大きな考え方が両者で一致をしたということです。それから、先ほどから再三言われておりますが、清掃部の職員の意識改革をする、これが一つの大きなポイントになっております。そこで、私どもも、昼夜いとわず、事業所に出歩きまして、これからはこういう体制づくりをしていこうということで説得を続けたということになります。その結果、職員団体を初め大方の職員が、そういった私どもの考え方に理解を示している、その結果として、こういう改革ができたというふうに私は判断をしております。  稼働時間についてでございますが、現行では、月・水・金、火・木・土という2つのコースがございます。これは平均値を申し上げたつもりでございますが、月・水・金は5時間、6時間という稼働をしているわけですけど、火・木・土につきましては、土曜日の半日を一つの基準にして、火曜日、木曜日を設定します。したがって、そこに非常なむだが出てくるということがおわかりだと思います。数字で言えば65対35という、かなりのアンバランスが出ます。それを今回は、月・木、火・金ということで50対50に持っていこう。そういうことで効率のいい収集体制を組みたい。したがって、水曜日については大変厳しい内容になりますが、全市域を現在の車で通るということですから、距離的には今までの倍を走るということになります。したがって、むだのない効率のいい収集体制を組むことによって、6時間三十数分というのが実際の稼働時間になるだろうと、そういうことで、現在、最終的な詰めを行っているところでございます。 522 ◎皆川清和委員 改正前が4時間半、改正後は6時間30分、かなり民間並みに近づいてきたこの努力は非常に認めます。これは人が足りなくなると、当然、団体とも交渉が決裂して、収集週2回体制が3回になって、車はふやすけれども人はふやさないといったときには大変な抵抗があったよね。よく考えてみると、この場合は人が余るわけだから、あんまり反対する要素もないかなとは思うけれども、どう考えても、両方、し尿を含めた中で六、七十人というような人数がいずれ余ってくる。こういうことになってくると、きのう、伊藤委員がその方々についてはどうするんだという心配をされたわけだよね。そこで、この新聞の話になるわけだけれども、やはり、どうしても議会軽視は否めないよな。やはり、これだけ指導して、本当は3月末だとか4月から研修じゃなくて、計画的なものを持って、そういう体制になったときに、すぐ配置を変わるとか何とかいうような形をとるというようなことが必要だと思うんだけど、その辺のところが全くされていなくて、私は個人的にこのリサイクルの課というのは基本的に反対です。  というのは、リサイクルについて推進することは非常にいいんです。今、リサイクル係というのがあるわけだから、それを補充して補強していけばいいことで、課がふえるとなると、やはり、大きな組織、組織機構自体がふえていくわけだから、そうすると、それなりの人がどうしても張りついていかなきゃならない。だから、そういう意味では、課じゃなくて、今の係を充当しながら補充して整備をしていくというのが一番いいんじゃないかなと思うんだけれども、特に、それも含めて、私どもに全く話がなくて、こうやっていきなり新聞に抜かれたとなると、やはり、我々が何のために心配してきたのかなということを言われるのはしようがないよね。助役、その辺のところはどうですか。 523 ◎後藤助役 内容的には、私どもも、当然、現況から考えまして、リサイクルを推進していくためには、現在の一係の体制ではなかなかできない。ニューフェース等の問題もありますし、新しい収集体制、あるいはリサイクルの対応をしなければならないということになりますので、そういう意味では、課にしなきゃならないということは、当然、我々のサイドでは検討をしていたところです。  ただ、今、御指摘のように、そのことがきちっとした手続で、私どもから議会に御説明申し上げ、あるいは御批判を受けて、そういう中で検討していくということはなければならないことですし、その手続がされないうちに新聞紙上に書かれたということは、私ども、先ほども申し上げましたとおり、監督不行き届きであったということを、本当に衷心から申し上げなければならないというふうに思っております。 524 ◎皆川清和委員 それはいつまで言ってもしようがないことだから、今後、そういうことのないように、ぜひひとつ、よく行政と議会は車の両輪だなんて言いますから、お互いに意思が欠けていると、ろくなことはありゃしないから、その辺のところは頼みますよ。  そこで、人数が現段階では余ってくるということになったときに、将来、八王子ニュータウンを含めて、館町の国際興業、第一生命、それから殖産、そんなようなのがオープンしてくる、そういうときのごみの収集だとかについては、どのようなことを考えているのかな。民間委託って騒がれて久しいわけだけれども、その辺のところをどうするのか。  それともう1点、今、規制緩和なんていう話がされているけれども、これは規制緩和になるかどうかわかりませんけれども、現場から事務系に移るのには任用試験というものがあるのかな。そういうあれはあるのかな。私ども市民から見ると、私どもというより一般市民から見ると、職員の組合は、あるいは市役所の職員は、組合も団体も含めて全部一つの職員であるというふうな判断をするんだね。だから、例えば60人も70人も人数的に余裕が出てくれば、何らかの形で足りないところに補てんする。それには例えば任用試験みたいなのが必要ならば、それを行っているでしょうけれども、それは難しいんじゃないの。もう少し緩和して、もっとなだらかにできるような方法というのは考えられないのかな。その2点はどうでしょうか。 525 ◎鈴木清掃部長 基本的には、先ほどから申し上げていますが、不燃についても一定の協議が調いまして、すべて委託に切りかえるという合意を取ったわけでございますので、今後は、不燃については一切委託でやっていく、可燃については直営と、この原則を守っていきたいというふうに考えます。 526 ◎丸山総務部長 任用がえ試験の問題でございますけれども、まず一番の問題は、最初に入ったときのそれぞれの職種の試験の程度の問題がございます。したがいまして、一般技能労務作業員として入る場合には、学歴を問わないので、それなりの試験、一般事務になってまいりますと、それぞれ高卒程度、あるいは短大卒程度、大学卒程度という程度という範囲内での試験問題をやっております。したがって、任用がえ試験につきましても、5年間を経過した職員につきまして希望があれば、それぞれの相当する試験を受ける資格を持っておりますので、その中で試験をやって、一般の応募者と同等な扱いで合否を決定していく、こういうことでございます。 527 ◎皆川清和委員 試験制度というのがあるから確かにそのとおりだと思うけれど、きのうもうちの伊藤委員が、800人以上いる清掃の職員の中には、立派な人もいるし、あるいは不肖の息子みたいな方もいらっしゃるだろうというような話をされましたよね。やはり、5年間なら5年間の中で、勤務評定その他をしっかり見ていただいて、入るときには、それは試験制度で一定の基準を設けなけりゃ、ささらほうさらになってしまうから、それはだめだろうけれども、入ってみると、じゃあ、学歴がどこまで必要なのかなということもあるわけだよ。だから、そういうところを全部そっくり入れかえちゃえという話じゃなくて、やはり、多少の緩和をしながら、やりやすいような方向をしてやらないと、例えば、これはさっき、あんたたちは余っちゃったんだよ、なんていうことを通告しなさいなんていう話もあったけれども、余ったんではないわけでしょう。一つの機構を改革した中で、あるいは体制を整えた中で、そういうような形に現在はなっているということだから、その人たちを余剰人員だなんて、たまたま担当した方がコースを外れたから、そういう立場にあるだけの話だから。そういう方たちに意欲をなくすようなことではなくて、やっぱり、おおらかな形を、リストラを含めて、規制緩和を含めて考えていった方がいいんじゃないのかなと、こんなふうな気持ちがしますから、その辺のところはひとつ御検討いただきたいと思います。  そこで、収集車等については、かなりの台数があるわけですけれども、今は主力はロータリー車のようですね。重さは4トン車だけれども、ロータリーだとか、パッカーだとか、ああいう施設を載せると、その重量がかかってしまうから、車重から引くと、積載重量が2トンなら2トンと、こんなふうになるようなことを聞いています。そこで、今まで主力がロータリー、ここで4台、パッカー車というのが入ったようですけれども、その辺のところの効率はどうなんでしょうか、実際のトン数ね。ですから、2トンだけれども、ロータリーは1.6トンぐらいしか、今は積んでないような話を聞いています。ロータリーは、実際にはそれ以上は積めないんでしょう。パッカーだとすると、2トンでも2トン何百でも積めるということを聞いていますけど、そうすると、車両の重量が、積載オーバーをしろとは言わないけれども、そのトン数によって実際の稼働率が変わってくるのではないか。だから、3回行くところが2回で済むようなことも考えられるんだけれども、その辺の車種の考え方はどうでしょうか。 528 ◎鈴木清掃部長 2トンの場合ですが、生ごみを主体に積んだ場合には、これは2トンを超える積載が可能でございます。ただし、これは車検上の問題等がありますので、一応、2トンということで制限しておりますが、紙類が多い、あるいは段ボール、箱類が多い場合については、1トン程度きり入らないという問題もございます。平均しまして1.6トンという数字を使っているわけでございますが、パッカー車の場合については、これは例えば、段ボール、紙類が多くても、2トンに近い量は確かに入ります。ただ、資源回収には最適な車だというふうに私どもは考えておりますが、生ごみ等の収集のテストをやってみた結果としますと、汚水がまだ相当はねるという問題がございます。したがいまして、この辺の改良点が見つかりまして改善されれば、量的には、御指摘のとおり、パッカー車の方が積み込みができる、そういうことでございます。 529 ◎皆川清和委員 よくわかりました。量的にはパッカー車の方が有効だということなんだけど、車種を変えるということによって、組合との問題点はあるのかな。 530 ◎鈴木清掃部長 それは協議は必要ですけど、特に組合がどうのこうのという問題じゃなくて、安全衛生委員会でこの問題については問われるわけでございます。したがいまして、安全衛生で作業標準をつくる場合に問題があるかどうか、この辺の論議が一番問題ではないかというふうに思います。 531 ◎皆川清和委員 確かに、分別をしますと、発泡スチロールだとか、ビニールだとか、そんなものを分けると、生ごみとものすごい差になってくるのね。私なんかも一生懸命、うちで台所を手伝ったりなんかするときにはそういうのをやるんですけど、市民からそういう声が上がってくるようになれば、やはり、ごみ減量は役立つなと思いますので、今まで一生懸命やってこられた清掃部に対しては評価をさせていただきたいと思います。  次は、一般競争入札制度についてでございますけれども、昨年の一般質問でも、八王子も試行的に制度を導入するのかという話があったわけですけれども、恩方地域コミュニティセンターに制限つき一般競争入札制度が用いられたわけですけれども、それを終わってみて、どんな御感想でしょうか。 532 ◎竹村財務部長 初めての試みでございますので、担当者として、それぞれ非常に戸惑ったところがございました。1回の試みでは、まだ十分なる考え方の整理というのはできておりませんが、とりあえず今回の分について考えてみれば、18社の業者の方が参加してくれたということで、いわゆる競争性の確保があったであろう。それから私どもの方にしてみると、例えば、JVは行わないで単体で行ったとか、現場説明を行わなかったとか、こういうようなことで、業者同士の顔合わせをさせなかったとか、もしくは工事完成保証人制度、こういうものも取り入れなかったことによって、公正性の確保ができたのかなと、こんなふうに思っています。ただ、事務量としては、建築課にしても、契約課にしても、それぞれ日数的に、通常の指名でいけば2週間ぐらいで終わるところを、土・日、年末年始も含めて50日かかった。こういう期間、それぞれ職員がいろいろと拘束されたりしましたし、若干ですが経費等もふえていた部分もございます。今後、いろいろと試行をさせていただく中で方向性を見ていきたいし、各地方公共団体での情報等、こういうものとの検討の中で、一つの考え方を整理していきたいと思っております。 533 ◎皆川清和委員 事務量その他、非常に多忙になるようなことのようでございますけれども、実際に、この程度の規模の入札価格の規模について、八王子では何社ぐらいの業者が対象になるんですか。 534 ◎竹村財務部長 今回は、対象としたランクの方が全員応募してくれたと、このように考えております。 535 ◎皆川清和委員 ということは、18社ですから、4億6,000万円ぐらい、そうすると、予定価格というと、これはちまたで聞くのには18%ぐらい落っこちているようなことも言うから、5億円以上の工事については、18社しか八王子には対象業者がないと、こういうことでいいのかな。 536 ◎竹村財務部長 おおむね、そのような状況でございます。 537 ◎皆川清和委員 現説も行わない、それから保証人制度、これは保険等もあって、東京都と同じような形をとってくれたようですが、そういうことで業者同士が顔が合わないようにする、情報交換できないようにする、非常にいいことなんだけれども、終わった後、ちょっとつまんない話が出ましたよね。それで、総務企画委員会でも秘密会になっていますから、余り深くは触れませんけれども、そのような関連の中で、きょう私に入ったニュースでは、役所関係、あるいは業者関係が、警察の方に参考人として呼ばれたような話も聞いていますけれども、その辺のところは聞いていますか。 538 ◎竹村財務部長 私は承知しておりません。 539 ◎皆川清和委員 まあ、こういうものは手間暇かけて予算もかかってしまうけれども、予定価格という、八王子で算定して積算するのがあるわけでしょう。それよりも下回る傾向がかなりあるようですけれども、八王子は20%を切ると失格になってしまうんでしょう。そうすると、やはり適正価格で適正な利潤をあげてもらうような意味合いからいくと、逆に、安く取るがためにたたいてくる、ぎりぎり落としてくるみたいな形になると、工事自体が、きちっとした工期の中で、きちっとした状況をつくり出した完成ができるかできないかみたいなことも危ぶまれてしまうんです。そこで、その辺の考え方はどうなんでしょうか。ただ予定価格が落ちればいいからということで、その許容範囲だから指名せざるを得ないだろうけれども、そういう予定価格等の問題を含めて、今後、このままでいいのかどうか、その辺のところはどうでしょうか。 540 ◎竹村財務部長 現時点では、現在の制度での予定価格と最低制限価格、これは一応、それなりの妥当性があるのではないかと考えております。 541 ◎皆川清和委員 そうすると、指名入札にすると、それなりの談合だとか調整が行われて、それなりの価格で落ちてしまう。しかし、逆に言うと、一般制限競争入札にすると、手間暇はかかるけれども、価格については、まず、予定価格より上回る、あるいは予定価格に近いということは余りないと思う。かなり下がってしまうということが実態として考えられるけれども、そうすると、その分だけかかったものが全部、予算として余るわけだから、結果的には、手間暇かけてもその方がいいのかどうか。工事として、やはり、地元の育成を含めて、適正価格でやらせてあげたいと私どもは考えるんだけれども、その辺の最低価格と、その適正な価格でお互いに利益を出してもらうというような考え方の中では、どうなんでしょうか。 542 ◎竹村財務部長 一つには、公共工事というのは市民の税金で賄われておるわけですから、そういう公共的な利益を考えれば、安く上がるということはいいことだと考えておるわけですが、そういう中で、やはり、品質の良性も確保していかなければならないし、また、地元業者の意欲も十分配慮していかなければならないであろうと、このように考えております。 543 ◎皆川清和委員 終わります。 544 ◎菅原健司副委員長 以上で質疑を終了いたしました。本日の委員会はこれで散会いたします。  なお、次回の委員会は明11日午前10時に開催いたしますので、あらかじめ御了承をお願いいたします。  長時間、御苦労さまでした。                                    〔午後5時30分散会〕 © Hachioji City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...